HIRO T'S DIARY
● 11月の日記 ●

11月1日(木曜日)

tt通信

ボクがリビングで過ごす時間、誰も遊んでくれないときttは遊ぶのを諦めてボクの座るソファの横にやって来ます。ちょこんといつも同じ場所に座ってじっと時間を過ごします。でも他の家族が帰ってきたり、遊んでくれそうな気配を誰かが見せるとソファからピョンと飛び降りてまたお遊びに夢中になります。

夜明けにボクが起き出す時間にもノソノソとベッドルームからついてきてこのポジションをとって、そしてすぐにスヤスヤと寝てしまいます。そろそろ早朝は家の中も寒くなってきているので寄り添ってくれるttが懐炉のように暖かくてボクもシャ〜セ気分になっています。ただそれが毎朝でないのが謎です。そのあたりの判断基準はどうなってんでしょう?ttに「だから、ど〜なの、そこんとこ!」って直接聞いてみたいものです。

雑感雑記 #669 (11/01/07記)

「基本姿勢」

自由主義経済社会、また民主主義社会において社会人として生活するということは自分に関わる森羅万象と随時、契約を結びそれを履行して生きることを言う。

そして契約を交わした以上それをおざなりにして生きることは社会人として許されるものではない。
この原則は「公私」共に全く同等に適用されるものであり、「私」の部分であっても契約履行がルーズな輩は必ず「公」の部分でもその姿勢が災いし早晩手痛い報いを受けることになる。

つまり冒した不始末が例え「私」であったとしても、契約不履行などということをしでかすような輩が「公」の部分で大きく成長出来ることなど絶対にないということだ。

そろそろ「学園祭」から卒業を。
そして自分を律することを鍛錬しなさい。

何百編も繰り返したが、再度言う。
「信賞必罰」 これは間違いなく絶対の真理である。

この経験からまた何かを学びなさい。
「愚直」に生きる姿勢が如何に大切なものかということを学びなさい。

「ま、なんとかなるわ。」と適当に契約と履行を誤魔化し続けると必ず手痛いしっぺ返しを喰らう。
そしてそれは多くの場合、「あとの祭り」になってしまう可能性が高いということも付け加えておく。

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今回の雑記は「アマチュア」で許されていた学生時代から徹頭徹尾「プロ」であることを強いられる社会人への切り替えがあまりうまく行っているとは思えない愚息に向けて書いた私信を一部修正してまとめてみた。

雑感雑記 #670 (11/02/07記)

「食欲の秋」

大阪のたこ焼きは間違いなく絶品だ。

出来立てたこ焼きを買って食べるときその熱さのせいでちょっと上を向いてハフハフするのがうまい。
あまりの熱さに上あごの皮がズルリとむけてしまいそれを舌先でヒリヒリ舐めながら「またやっちゃったよ。」とつぶやくのがまたうまい。

左手に舟をしっかり持ち、右手の爪楊枝でたこ焼きを口に運んで食べるというのが最もスタンダードな食べ方。
この時どちらかの手が自由になることは、舟をどこかに置かない限り金輪際ない。両手は常にふさがったまま。

事務所からの帰り道、信号待ちをしていたら目の前をマウンテンバイクに乗ったサラリーマンが「両手離し」で駆け抜けて行った。
彼の左手にはたこ焼きの舟がしっかりと握られ、右手はちょうど今突き刺したばかりのたこ焼きを口に運びちょっと上を向いてハフハフしていた。

それでも足はしっかりとペダルを漕ぐという驚愕の姿勢で彼は爆走していった。

一瞬の出来事だったが、ボクは本当にビックリした。
シルク・ドゥ・ソレイユの人でも、あれ見ると相当ビックリするだろう、多分。

11月2日(金曜日)

ミナミホイール出演を終えて今ホームタウン大阪でちょっとゆっくりの時間を過ごしているLOVEが突然やって来た。福砂屋のカステラを1本持って突然やって来た。12月5日にはソロアルバム第一弾"Embryo Love Songs"をリリースするのでぜひオンエアでお話ししたいとやって来た。

ボクにも様々な予定があるんだけど、福砂屋のカステラにもの凄く惹かれてしまい承諾してしまった。

あ〜たらこ〜たらしゃべりながらアルバムの曲をオンエアしてみたら音が分厚くてガッツリ揺れているロックアルバムに仕上がっていた。みなさんもぜひ12月5日には入手して聴いてみてくだされ。

雑感雑記 #671 (11/05/07記)

「文化三昧」

文化の日絡みの週末、たっぷりの文化にまみれた。

先ず文化の日イブの夕方、建築資材メーカーに招かれて行き講演をした。
定期的に異業種に触れることで社員に自身の幅を広げてもらおうと行なわれている講演会。
ここで1時間ほど「あ〜たら、こ〜たら」しゃべり、文化にまみれるどころか文化を発信しちまった。

おいらが先生って!ちょっとビックリした。

そして文化の日イブの夜はスーパーエキセントリックシアターのお芝居「昭和クエスト」を見た。
劇団員さんたちの一糸乱れぬ群舞や当意即妙の演技に感嘆したのは勿論であるが、やはり座長三宅裕司さんと小倉久寛さんの絶品の絡みには「歴史の重み」すら感じた。

お芝居にも「優等」があれば「凡作」もある。
が、少なくとも今回のSETのミュージカル芝居は間違いなく「超はまり」の傑作であった。

そんな秀作が大阪でたった4回しか演じられないことをボクは本当に残念に思い、そして次回作は最低40回公演してもらえるように大阪の広報担当になろうと決意した。

そして文化の日当日、ロードショーが始まったばかりの「ALWAYSー続・3丁目の夕日ー」を見た。
これから見られる方もたくさんおられるだろうからここでは筋書きを云々することはやめて、映画館でのこんな一コマを描写しておくことにしよう。

満席の映画館でボクの隣に座ったのは初老の恰幅のいいおじさまであった。

いやこれでは駄目だ!ボクの言いたいことが全く伝わらない。
だから失礼を承知でこの際、あからさまに書くことにする。

彼はでっぷりと太り、岩のような顔をしたおっちゃんであった。
その岩の顔のおっちゃんですら映画の後半でそっと目尻を拭い続けていた。

岩なのに泣いていた。岩を涙ぐませる映画、これはやっぱすごい映画っつうことだ。

彼を始めとしてこの映画を見る人は皆感動に泣くというよりも「人間関係の柔らかさ」や「あの頃の時間の温かさ」に泣くのだと思う。

単純なノスタルジーではなく、ボクたちが20世紀に忘れてきてしまった「人間の体温」を気づかせてくれる映画だから泣いてしまうのだ。

21世紀を生きて行く人にこそ、ぜひ見てもらいたいと強く思った。

エンドロールで流れるバンプオブチキン「花の名」も見事に映画と絡み合っていた。

しかし、「岩」は最後までそれを聞くことなくそそくさと席を立ってしまった。
「岩」なのに動きは早かった。さすがの「岩」だった。

雑感雑記 #672 (11/06/07記)

「体験的学習」

正直に告白しよう。
大学時代、「生そば」を「なまそば」と読んだ。
周りにいた友人たちに大笑いされ恥ずかしさに身がよじれた。

数日前、美味しい讃岐うどん店で今月のサービス「ちく天釜玉うどん・かやくご飯つき」780円をうまいうまいと喰っていたときのこと。

隣のテーブルにお父ちゃんとお母ちゃんと20才くらいの娘の3人家族が座った。
メニューを3人で覗き込みながら娘が「あっし、なま醤油うどんにするわ。」と言った。
確かに言った。耳がピクッとなり、お父ちゃんかお母ちゃんからの訂正の一言を待った。
するとどうだ、お母ちゃんも言った、「わたしもなま醤油にするわ。」と。確かに言った。
お父ちゃんは発言に対し全く無反応に一言「ほんだら、わしは釜揚げかなあ。」と言った。

これはとんでもないことになりそうだ。
発注の時に家族3人が揃って身をよじることになるのだ。
釜玉うどんを機械的に食べながらボクの耳はダンボになった。

「なま醤油うどん2つと釜揚げうどん1つ。」
「・・・・」と一瞬の空白の後「はい、生(き)醤油2つと釜揚げ1つですね。」と讃岐うどんのお姉さんはさりげなく訂正を入れてテーブルを去った。

平然と知らん顔をし、何事もなかったかのように黙り込んでいる隣の3人を盗み見ながら、結局身をよじっていたのはボクだった。

11月6日(火曜日)

今日メジャー流通ファーストミニアルバム「光差す明日を目指して」をリリースしたルース・フォンチがゲストに来てくれた。カバー、スタンダードも含めて収録されている全7曲は今の彼を見事に投影したいい仕上がりになっている。みなさんもぜひ彼の歌声に触れてくださいませ。

因みに勤労感謝の日11月23日には梅田シャングリラでのライブもあります。これもアコースティックを主体にした極上ライブになりそう。ぜひ。今前売り3,000円で発売中っす。

何はともあれ、一つ二つよろしくお願いします。

雑感雑記 #673 (11/07/07記)

「24」

まだ見たことない人でもこの大ヒットアクションドラマの名前くらいはご存知では?
あの山崎まさよしくんもついつい3話まで見ちゃったと語る「24」。(ラッキーラクーンVol.24より)

ボクは人によっては「まだ見てるのか!」と呆れられそうではあるが最新の第6シーズンを見終えたばかり、つまり時代の最先端を突っ走っているわけで・・・

遠い過去の雑記にも書いたかもしれないが「24」を見るときボクが必ずする儀式がある。

テレビドラマである以上本国では必ずCMが入るわけでその手前でその瞬間の時刻がピコンピコンの音と共に秒まで明記され 06:34:45 などのように画面に出てくる。CMは当然カットされていて、ほんの数秒画面が黒くなってまた 06:39:05 のように時刻が出てからストーリーが継続していく。

そしてボクのように全シーズン踏破しているベテランになるとぼんやりと見ているようでもアメリカのCMタイムは一回4分20秒であると見破ってしまうのだ。

毎回ピコンピコンという効果音が出ると大急ぎで暗算を始め、そして答えをはじき出して正解が画面に登場してくるまでの一瞬を固唾を呑んで待つ。

するといつも数秒の誤差があって、ドンズバリは1話の中に一度あるかないか。

この悔しさ、君に伝わるであろうか?
全く伝わらずに「バカじゃねえの?」なんてチラッとでも思った24未経験者に告ぐ。
シリーズでも最高傑作であるシーズン1をすぐ見ることを勧める。そしてボクと同じ悔しさを味わい切歯扼腕して歯がボロボロになればいいのだ。

そうしなさい、すぐ、今、すぐ!

・・・見た?

雑感雑記 #674 (11/08/07記)

「絶景」

未明、FM802に徒歩で向かいながら紫紺の墨汁を流し込んだような早暁の空を見上げた。

一片の雲もない東寄りの空高く、どんなブリリアントカットのダイヤよりも美しく「明けの明星」が輝いていた。そのすぐ下を音もさせず東の空に向かう大型ジェット旅客機の飛行機雲は明星にまとわりつく「ほうき星」だった。

また下界では昇ろうとする朝日の勢いが東の地平線あたりをぼんやりと白ませていた。

贅を尽くした一幅の絵、ベッドから気合いで起き上がる毎朝の努力を消失させてくれた。
冬が立つ朝、自然がボクにくれたプレゼントを有難く頂戴し「悪くないな。」と感謝した。

雑感雑記 #675 (11/09/07記)

「言葉遊び」

FM802のスタジオがアナログからデジタル仕様に改装された。
当初の技術面でのとまどいも消え、今は毎日快適なスタジオでオンエアしている。
ミキサー卓の高さがやや「高い」という枝葉末節の難点があったがボクは大人なので黙っていた。

全面改装だったので電話リクエストオペギャルの椅子まで新しくなった。
この椅子、座面高低調整がたっぷり出来て、まるでハイストゥールくらい高くなる。
ミキサー卓前の椅子より相当廉価にも見えるが、とっても大人なボクは「価格」より「高さ」を取った。
スタジオに持ち込んで座ってみるとグーンと座面が高くなってボクとミキサー卓との位置関係は完璧になった。

スタッフに「おいは、こいからこれでいくかんね!」と声高らかに宣言。
嬉しそうなボクを見てスタッフも「そんだけ高くなったら視界もだいぶ変わるでしょう。」と言った。

「ん?視界?確かに変わるけど、でもボクは司会もたま〜にするしなあ。」と思った。
その瞬間、10年ほど前にいつも世話になっている歯医者の先生のパーティの司会をしたことを想いだし、そんとき「歯科医のパーティで司会をするボクは本当の司会者(歯科医者)なんつって!」と言ってドン引きされたことも想いだし、そのときの経験からチープな言葉遊びはもう止めようと決心してから既に10年、未だ変わらぬ言葉遊びのボクは視界の広くなった廉価の椅子でカンラカンラと高笑い。

11月10日(土曜日)

「臓器移植についてもっと知ろう・意識を深めよう」をテーマに毎年行っているライブイベント Live Jam も4回目を迎え、今回はちょっぴりジャズのテイストを盛り込んで新神戸オリエンタル劇場で行われた。

女の子11人の元気一杯のグループ、東京ブラススタイルがステージ所狭しと暴れ回り、ショーはスタート。ゴンザレス鈴木さんがプロデュースをするジャズユニットKids meet Jazzにポップスフィールドから矢野真紀とSoweluの2人も加わりそれぞれのソロとデュオのパートを聴かせてくれたり、まだ若干21歳のジャズサックス界の新星、矢野沙織がものすごいパワーとテクニックのサックスを聴かせてくれたりしつつショーは進行した。

Kids meet JazzではいつもメインヴォーカルのCHAKA姉さんと、フライド・プライドからSHIHOも加わってのパートでもジャズをたっぷりと堪能させてもらった。

最後にはボクも含めて出演者全員で圧巻のフィナーレを飾った。

今回はお子さまもどうぞという招待ライブでそんな子供たちも含めて会場を埋め尽くした600人のお客さまはきっと満足してくださったのではと自負している。

Closing Talkで脳死児を持ったパパからボクへのメールをじっくりと紹介しイベントを終えた。コツコツと、でも確実に臓器移植への理解が少しでも深まることを願う。

雑感雑記 #676 (11/12/07記)

「Kobe」

週末、金曜土曜を神戸で過ごした。
土曜日の朝スケジュールがスタートするまでのひと時、辺りを散策した。
ホテルが北野坂のすぐ側だったので早朝の異人館巡りと洒落込んでみた。

散歩を始めてすぐ、あまりの坂の勾配にヒーヒーゼーゼーとなり「しまった、洒落すぎた!」と後悔したが、それでもなんとか北野町広場にたどり着きすぐ目の前の風見鶏の館をしばしぼんやりと眺めた。

辺りから耳に突き刺さるような外国語が飛び込んできたので見回すと広場には中国からやってきたおじさんとおばさんっきゃいなく、彼らは記念撮影に喧しく余念がなかった。

特に人民服とさほど変わらぬ見栄えのスーツを着ているおじさんたちはみんな見事に同じような顔つきをしていた。「えらいこっちゃで、温家宝さんとと江沢民さんと毛沢東さんと胡錦涛さんが団体で来てはるわ。」と思わず気をつけをしそうになり苦笑した。

らくらくの下り勾配をホテルに戻りながらデップリドップリと観光化している異人館エリアの風情にチョッピリの寂しさを感じた。

雑感雑記 #677 (11/13/07記)

「判官贔屓」

弱者や薄幸の者に同情し味方することや、その気持ちを指して使われる言葉がこれ。
由来は、源義経が兄頼朝に滅ぼされたのに人々が同情したことからきているそうな。

確かに弱者が孤軍奮闘がんばっている姿を見ると心からの声援を送りたくなる。
が、しかし、これは絶対に個人個人の「主観」がそうさせるものでなくてはならない。

過度の演出と共にこれみよがしの大音声で「判官贔屓」を強いられると鼻白む思いを強く感じて当然であろう。

過日のボクシング騒動もひと段落し「やれやれ気分」に浸っていたら、今度はバレーボール・ワールドカップ女子大会の応援アジテーションがほぼ連日垂れ流され、数字至上主義って名前の「大人の事情」も十分理解しているつもりだが、それでも辟易と業腹な毎日を過ごしている。

げに不可解なる物、それは数字。なんだろうなあ、やっぱり。。。

雑感雑記 #678 (11/14/07記)

「清水の舞台」

欧州セレブ御用達のトイレットペーパーが今とても熱いという情報が飛び込んできた。
政治経済から社会ネタにいたるまで諸事全般ことごとく興味津々のボクは飛びついた。

調べてみるとどうやらこのトイレットペーパーは Renova というブランドでポルトガル原産だそうな。
そこまではサクサク調査が進んだが、3ロール2,625円ってのを知った瞬間、いつもラッキーだったらトイレットペーパー12ロールを398円で入手する小市民のおじさんは絶句した。敵は「3枚重ね」だそうだが、それでもやっぱり絶句した。

八方調査を重ねてCostcoではまだ比較的廉価にこれを入手できることを知り、それでもボクは購入するにあたり清水の舞台から飛び降りた。清水寺に一度も行ったことのないボクがトイレットペーパーのためにその舞台から飛び降りることになろうとは夢にも思わなかった。

とにもかくにも1ロールだけ入手して今使い出したところである。
あまりの緊張感からどこが絶品なのかまだ実感はできないでいる。

しかし、少なくともこれで大阪オヤジも欧州セレブの仲間入りしたのは間違いない!
・・・・はずだ。

11月14日(水曜日)

先月彼女にとっては4枚目のアルバム「私は私をあとにして」をリリース、そして今夜BIG CATでライブがあるという熊木杏里ちゃんが初めてボクの番組にやって来てくれた。

清々しく爽やかな彼女のボーカルと同じようにとにかくサッパリとした性格の杏里ちゃんとの時間はアッと言う間に過ぎ去り、お別れの時間がすぐにやって来たが大人なので「アンリ〜」とは言わなかった。

でもスタジオを去る前に彼女に「おいしいからって、カレー、カツ丼、オムライスとかばっかじゃなくって、お野菜もたっぷり取りましょうね。」と優しく諭された。

雑感雑記 #679 (11/15/07記)

「透明度」

晩酌は缶ビール1本とお気に入りの芋焼酎を水割りで1−2杯。(ま、大体2杯。ハハ。)

いつもは冷蔵庫の氷なのに昨日は「かち割り氷」が用意されていた。
訝しく思ったが、ま、ボクは Renovaロールで欧州セレブになっちゃってるので当然っちゃ当然で、かち割り氷くらいでおろおろしてはいけないと毅然とした態度を崩さなかった。

ぐい飲みにカラカラとかち割りを入れて焼酎をなみなみと注ぐ。
顔を近づけてみて、いつもの冷蔵庫の氷とは全く違うその透明度に驚いてしまった。

思わず「バイカル湖かっ!」と突っ込んだくらいだ。

恐るべし、かち割り氷。
えも言われぬ円やかさを味わいたくて、そしてセレブのみに与えられた特権とも言えるバイカル湖をずっと見ていたくて昨夜は3杯目に手が伸びた。

おかげで今朝はしんどかった。
意外にセレブ生活もしんどいものだ。

雑感雑記 #680 (11/16/07記)

「増長」

法規制がまだまだ甘い中、毎日山のような迷惑メールと格闘している。
やつらも規制が始まると大変なので稼ぐのは今しかないと必死のパッチだ。
やつらのメール、タイトルが一般のメールを巧妙に装うところがなんとも許しがたい。

「こんにちわ。」
「寒くなりましたね。」
「先日はありがとうございました。」
などなど、こう来られたらいちいち立ち止まらなくてはならずその増長ぶりに業腹千万。

「全削除」で対抗できれば最高なのだが、ホームページのメールはリスナーさんもメールがボクに直接送られるようになっていて、そんなメールがたまに混ざっていたりするので痛し痒しのやすしきよし。

しかし、今朝のメールチェックの勝負は比較的早かった。
タイトルが「何で携帯つながらないの?」だったので、「持ってませんから!」と大声で退治してやった。

本当に久しぶりに「カ・イ・カ・ン!」の早朝だった。

雑感雑記 #681 (11/19/07記)

「冬到来」

木枯らし1号が近畿にも吹いたそうな。
去年より11日遅いけど、とにかく吹いたそうな。

中途半端な黄色と緑の虎刈り状態だった御堂筋、なにわ筋の公孫樹もこれで即刻深黄色に変身し、街もようやっと晩秋の風情を見せることであろう。

少しくらい寒くとも、やはり冬は冬らしくあらねば・・・

木枯らしも吹いたのでそろそろ紋次郎になろうと楊枝をくわえてウロウロしてみたが、誰も何も言ってくれないのでくわえすぎて先っぽがシュナシュナになってしまった楊枝をそっと捨てた。

哀愁の背中に木枯らしの音だけが聞こえた。(ような気がした。)

11月19日(月曜日)

週末からあちらこちらでライブをして大阪に残っていた広沢タダシくんがやって来てくれた。スタジオライブで「サフランの花火」をやってくれた。朝なのにとっても爽やかな歌声だった。

年末にもライブが控えていて充実の広沢くんだが、自分のブログでタダシと表記せずにタダ氏などとしているようなので、これからはタダ広沢と呼んであげることにした。さてどうなっていくやら??

おみやげに持ってきてくれた阪神タイガースのメモパッドを持って記念撮影したら「タダ広沢ゆうたらアカンッ!」の目でボクをギロリと睨んでいた。やられてもうた。

雑感雑記 #682 (11/20/07記)

「産直甘露」

ボクの番組をガッチリと支えてくれている会社がある。
社長さんと1-2度会った程度で普段は没交渉なのだが、それでも1年を通してサポートしてくれていてたまに番組に差し入れなども頂戴したりする。

頂くばかりでは失礼なので何かお礼をせねばと思った。激しくおもた。
だから「さて、何がよかろう?」とあごをスリスリ撫でながら考えた。

男ばかりの会社なので、ハーレーダビッドソンなどどうだろう?とおもたが会社に何人在籍しているか不明だし、もし分かったとしても予算を少しオーバーしそうなので断念した。

だから「みかん」にしようとおもた。ドンと贈ろうとおもた。
これなら会社に何人いても男女問わずに楽しんでもらえるではないか!
あごをスリスリ撫でながら「時節的にもピッタリの名案じゃ!」とほくそえんだ。

果物屋さんにその足で向かおうとして「あ、そや、ネット通販があるじゃないか!」と思いついたボクは相当の文明人だ。ググッてみるとあるわ、あるわ、うじゃうじゃとある。高いのか安いのか判然としないが5kgs段ボール入り2,500円(送料込み)の静岡産地直送「三ケ日みかん」のBUYボタンをポチッと押した。

ただ、直送だとどんな代物が送られるかしれたもんじゃないので、直送初体験おじさんは疑心暗鬼になり、品質チェックをするために自分宛にももう一箱BUYボタンをポチッと押した。

これで一安心。「変なの送ったら承知しないかんね、ボク怒っちゃうけんね。」とカンネ・ケンネ態勢を保ちながらこの小粒みかんの到着を待った。ほぼ一月待って待望のみかんが昨日到着した。早速頬張ってみた。旨かった。「これできっとあの会社のみんなもニコニコとみかんを楽しんでくれるだろう。」とうれしかった。

インターネット。
様々な功罪が取り沙汰されているが、このように無駄な流通時間を省いて完熟みかんが即日配送されたりするあたり、インターネットも人間様の「道具」として使いこなす限り、これはなかなか秀逸なツールであることを実感した。

今朝も起きぬけにムシャムシャと4つ食べながら、「どえりゃ〜うみゃ〜でいかんわ。」と一人っきりのリビングで呟いた。

雑感雑記 #683 (11/21/07記)

「遭遇」

テキパキと運転しないヤツは大ッキライだ。
スルスル行けば行けたはずの信号、前2台のモタモタ運転のせいで引っかかってしまった。

「テメッ、コノッ!グズグズしゃ〜がって!」とハンドルを引っ叩いて悔しがった。
「っとに、ったく」とブツブツ言いながら信号1回待つ決心をし、ふと横を見ると人待ち顔のブラックマヨネーズ・吉田くんがタバコを吸いながらボクをジッと見ていた。

周りに人は全くおらず、ボクら2人だけ。
「アイタ〜ッ、見られても〜た!」と思いつつも意を決して助手席の窓を開け「いつも見てるよ、がんばってね。」と声をかけた。

「いやあ、僕もテレビ見てましたよ、がんばってください。」と思いがけない返事が返ってきて、ビックリしてひっくり返りそうになった。

そして畳み掛けるように「それにしても怒ったはるとこもカッコよろしいなあ。」とやられて、今度はほんまにひっくり返った。

ロケのスタッフ待ちだという吉田くんとしばらく言葉を交わし「ほな、また!」と別れたという話を「漫才ネタ」にされる前に雑記にしてみた。

セマイニッポン、ソンナニイソイデドコヘイク。
ボクノタメニアルヒョウゴダトアラタメテオモタガ、イラチハツヅクドコマデモ。

雑感雑記 #684 (11/22/07記)

「あわあわ」

人それぞれ仕事は忙しいものだ。
いつも一定のペースで仕事がやってくるものではない。

「最近ものすごく忙しくて自分の時間すらとれません。ヒロさんもきっとお忙しいんでしょうが、どのようにしてこなしておられるのですか?」なんて質問をボクが仕事の鬼またはエキスパートだと錯覚されている人から受けたりもする。

「楽勝やん!」とか思った瞬間、地響きを立てて次から次へとやってきたりするもんなんだよね、仕事ってやつは。

そして、今のボクが正にその状態。
計算物、筆記物、企画物、とにかくいろんな種類の仕事が複合的に重なってやってきて、どこまでいっても終わりそうにない。

「焦るのではない、とにかくひとつずつ丁寧に。」と心がけてセッセとやっているつもりでも、やっぱり精神的にはアワアワで仕事部屋で一人変な汗をかいている。

ただやるだけやっても終わらないときは「うっし、今日はここまで!」とスッパリ仕事を終えている。これは多分早朝に起床して番組を進行せねばならないという必然がそうさせているのだと思うが、精神衛生上とても「有効」だ。

この切り替え一生懸命やっているのにさっぱり仕事エンドが見えてこないみなさんにお奨めする。
ボクに襲い掛かってきた怒涛の仕事の嵐もやっと静まりかけてきたところ。(と、思うことにする。)

11月22日(木曜日)

森大輔enjoy with冨田ラボ名義のシングル「雨雲」をリリースしたばかりの森大輔くんが今日のゲスト。CD曲全3曲をかけながら冨田ラボとのコラボのいきさつなどなどをインタビューした。

まっ、ボクのことだから当然あっちへふわふわ、こっちへふわふわと話しあっちゃこっちゃに揺れまくったがガッチリ付いてくる森くんにはシャープさを感じた。

インタビューの間中気になっていた革ジャンを巻き上げようとしたら断固の抵抗にあってしまい、革ジャンが裂けてしまった。さて、○か、×か?

雑感雑記 #685 (11/23/07記)

「One Point English」

風邪の季節がやってきた。
規則正しい生活に加えて手洗い、うがいは風邪予防の鉄則である。

「うがい」を英語では gargle (ガーグル)という。
ガラガラといううがいの音が擬音化して完成した単語であろう。

うがいの達人、ヒロ寺平は当然自宅にうがい薬を欠かしたことはない。
昨夜常備分が底をついたので「また新しいの出しておいてね。」と家人に声をかけた。

「はい、ゴーグルね。」と明るい声が返ってきた。
「ま、確かにゴーグルも風を防ぐけど〜〜〜。」と身悶えした。

11月26日(月曜日)

河口恭吾くんが1年ぶりにやって来てくれた。今回は先週リリースした「君を好きだったあの頃」というカバーアルバムのプロモーション。爽やかに語り、爽やかにスタジオ・ライブもやってくれた。

ところどころ大人の男トークに傾いていきそうになったが、お互い朝ということにハッと気づき軌道修正したあたりは大人と言えば大人であろう。

だから帰り際の記念撮影は「いい男バトル」をかましてみた。(と、こゆので喜んでるようじゃ、まだお子ちゃまなのかもしれない。。。とほっ。)

雑感雑記 #686 (11/26/07記)

「Renewal」

FM802のホームページ機能がリニューアルした。
昨日ではなく機能が今朝リニューアルしたのである。

今回はBBSにも絵文字投稿ができるとあって大盛り上がり。
みなさんからいつもよりたくさんの投稿があって大成功。

それをニコニコと眺めながらいつものようにこの雑記を4時間かかって書き上げた。
関西学生アメフト全勝対決の模様をおもしろおかしく書いて番組終了と同時に投稿した。

その瞬間、何が気に入らなかったのかログアウト状態に陥り全文吹っ飛んでしまった。

こういうもののリニューアルには良くあることなのかもしれないが、胃が痛くなった。

言いたくはないが、胃痛くなったと言いたい。
いいたくはないが、いいたくなったといいたい。
(と、韻を踏んで喜んでるボクは、まだまだオッパッピーなのかもしれない。)


関西学院大学ファイターズ、関西制覇おめでとう!そして甲子園ボウルでは目指せ、日本一!

雑感雑記 #687 (11/27/07記)

「Just another day, but....」

早朝いつものように目覚める。
昨日の焼酎のせいでいつもよりどんよりしている感じ。
今年の誕生日の朝も、いつもと変わらぬ眠い朝だった。

そしていつものようにFM802にやってきた。
みなさんからの熱いBDメッセージがたんと届いていた。

いつもとはここが大きく違った。とってもうれしく幸せだった。
そしてこんなにたくさんの人に祝われてボクは果報者だと思った。
「ボカァ、果報者です。」と温家宝さんに報告しようかと思ったがそれはやめた。

いくつか頂いたプレゼントの中に tt 宛のジャーキーなどのプレゼントもあった。
tt 宛のメモも添えられていて「困ったパパだけどこれからも付き合ってあげてね。」とあった。
いつの間にかボクは困ったパパになってしまっていたようでちょっとビックリしたけど「まっ、誕生日だし、いいかっ。」と思った。

ものすごくたくさんの方に祝っていただいた御礼にボクの座右の銘、アメリカの詩人サミュエル・ウルマンの言葉をみなさんに贈らせていただこう。

一度でも「俺、もう年やしなあ。」「あっしもええ年になってしまったわ、あ〜あ。」なんて呟いたことのある人にはぜひじっくりと味わってもらいたい言葉だ。

「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方をいう。
    年を重ねただけでは人は老けない。理想を失う時、はじめて人は老いる。」

雑感雑記 #688 (11/28/07記)

「Doggie, Doggie」

犬が一匹いた。 ボクの事務所前にいた。

おとなしくしているのでジッと見てみると、ローカルだが深夜のテレビにもちょくちょく出ている犬だった。

「オー、ジョンやんけ、ジョン!」と呼んだらうれしそうに尻尾を振って近づいてきたので顔をじっくり見たら、むか〜しむか〜し仕事を一緒にしたことのある男に激似の犬だった。

なんとなく懐かしかったが、優しくして居つかれると困るので、即効「シッシ、シッシ!」と追い払った。

雑感雑記 #689 (11/29/07記)

「誤用」

「朝のフルーツは金」。
だからボクはそれを欠かさない。
今の旬はやはり柿。毎朝パリッシャリッと楽しんでいる。

んが、しかし、最近みかんにも目がない。
今年完熟早生蜜柑のうまさにパンチを喰らってから目覚めてしまったのである。
しかもビタミン豊富なこのみかんってヤツ、風邪の予防にも有効なのだそうな。

今朝も柿を食べ終えた後、食卓の上でスタンバッている優れものの蜜柑たちに目がいった。

たくさんの蜜柑が待機していた。
「君たち、ホントに未完の大器だね。」と言いながら3つムシャムシャ食べた。

11月29日(木曜日)

昨日デビュー20周年も記念したベストアルバム「IDEAS」をリリースしたKANちゃんが1年数カ月ぶりに戻ってきてくれた。今年購入したところだというスッテンカラー・コートで来てくれた。(ん?)「おはようござい茄子。」と言いながら来てくれた。北海道からなので「開拓おかき」をおみやげに持って来てくれた。やさしい人である。

アルバムの話し、ライブの話しなどをスッテンカラー・コートを脱いだKANちゃんと交わしていたらアッという間にお別れの時間が来てしまった。

別れるのは寂しかったが、きちんとおかきのお礼は伝えた、「ありがとうご財閥。」と。

11月29日(木曜日)夜の部

午後6時半から今年も大阪城ホールでAct Against Aids 2007 がこれから見ていただくラインアップで開催された。6,000人近いリスナーのみなさんが見守る中、今年もそれぞれのアーティストが自分たち目線でのメッセージを伝えながら今夜しか経験出来ないライブをスタートした。

以下、今回のステージ登場順に紹介しておこう。

トップバッターはベテラン2人、バイトの石田長生くんとパートのCharくんである。この2人とボクとの会話はとどまるところを知らない。でも絶対に書けない内容なので困ってしまう。ホント困ったおじさんたちだ。ワハハ。


原田知世さんと、ちょいと照れながら。
キセル兄弟は原田知世さんとステージに。
斉藤和義とウィ〜〜ッス。
熱いステージを魅せたハマザキコミネと。
with mihimaru GT (心なしか左寄りに。。)
with SOUL'd OUT (ちょいビビリ気味に)
BEGINとドゥ〜、ワァ〜〜〜ッ♪
ハラフウミ(原由子+風味堂)とニッ!
Kくんとは男前合戦を。(負けん気強すぎ!)
楽屋でジッと待機していた佐藤竹善と。

と、全部で22人の出演者全員を呼び込んでファイナルセッションが行われ、今年のAAAも無事終了。

締めのご挨拶ではやっぱり基本は「知ること」であることをちょこっとお話しさせてもらった。ステージを降りると既に午後10時半過ぎ。「ハラホロヒレハレ」と大慌てでボクも会場を後にした。

雑感雑記 #690 (11/30/07記)

「しっちゃかめっちゃか」

お気づきだろうか?街の路面に変化が起きているのを。

今年は暑い夏がず〜〜っと居座り続け、秋らしい秋もなく一瞬で冬の気候が押し寄せてきた。
その後やや「秋」に戻った感もあるが、あの急激な冷え込みで割りを喰ったのは街路樹たちだった。

「ま、この分ならゆっくり色づくとすっぺ。」なんて話し合っている矢先にやってきた寒気で大慌てで色づいた。

急激な色づきのせいなのだろうか、自ら短命になり急激に散り始め、いや、その速さは半端なくマッハだ。
街路清掃が追いつかない勢いで散る木の葉たちは tt のティッシュ遊びより、しっちゃかめっちゃかに路上に散乱している。

季節の移ろいの歯車の狂いが街路樹の営みにも牙をむきその残滓・残骸の上をサクサク歩きながらここんとこ毎朝空を見上げ、ため息をつく。

11月30日(金曜日)

12月5日にニューシングル「真っ白な雪、真っ白な未来」をリリースする竹仲絵里ちゃんがゲストに来てくれた。2000年からスタートしたボクたちの交友歴ももう7年になるわけだわさ。まあ、ほんとに月日の経つのは早いものだとこんな時改めて実感したりして。

朝なのに眠そうにもせずもの凄く快活な絵里ちゃんとの会話はまたいろんなところを右往左往して楽しかった。12月16日には午後3時からタワーレコード梅田NU茶屋町店でインストアライブもするとのこと。ぜひぜひ元気一杯の彼女を見に行ってあげてください。

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