HIRO T'S DIARY
● 8月の日記 ●

8月1日(水曜日)

tt 通信

ttはとっても抱っこが好きになりました。

抱っこしているといつまでも安心してじっとしています。

人間の赤ちゃんは将来を考えた場合、抱き癖なんてつけちゃダメですが、ま、ttの場合はつまり運命共同体なので抱きまくって問題ないのです。

ギュッとして、チュッとしてが日課になってしまいましたが、何か?

今月もたっぷり一緒にお散歩することにします。

 

雑感雑記 #603 (8/01/07記)

「どう考えても・・・」

むき出しの腕に微細だが水滴を数滴確かに感じた。
例えて言えばミストサウナ粒子のようなか弱さの数滴。
見上げても爽やかな快晴の青空が頭上いっぱいに広がっているだけ。

夕刻のいつものttとの散歩でのハプニング。
セミの鳴き声がうるさく池の周囲に満ちている。

「ん?ひょっとして?」
3度目の水滴を感じた時にそれがセミのオシッコだと思い当たった。

失礼なやつらだが水滴の儚さにセミの短い一生が重なり事を荒立てることはなかった。

晩夏の風物詩にセミのオシッコも加わったので一句。
「小水と、共に降りくる蝉の声」 場所鵜

今年も八月八日には秋が立つ。 

雑感雑記 #604 (8/02/07記)

「挫折」

毎朝午前3時5分に起きていると、休日の土日もやはり家族より早く目覚める。
朝日が降り注ぐリビングでくつろぐひとときに至福を感じるボクは私服というよりまだパジャマだ。

ところがぼんやりするばかりでなく、週末の朝ボクは必ず漢字能力検定試験を受ける。
立派な心がけだと人はボクに賛辞を贈るだろうが、残念ながらそれは3時ではなく決まって午前8時頃だ。

正に順風満帆、十級から始まったそれにポンポン「合格之印」が押印されていき向かうところ敵無しのボクは鼻タッカダカ〜だった。

ところが2級Bから2級への昇級試験の朝、それは起こった。
苦心惨憺の結果、押印されたのは「不合格之印」だったのだ。
世の中ちょろいもんだと舐めていたのかもしれない、ちょうど朝青龍のように・・・

諸兄は四字熟語「春日遅遅」をご存知か? 

惨敗だった。正に「少年老い易く、学成り難し。」"Rome was not built in a day."
たかがDSされどDS、顔を洗って出直そうと思ったら、起き抜けでまだ顔すら洗っていなかった。

8月2日(木曜日)

2001年にデビューしてから今年4月リリースのアルバム"Vida"が既に10枚目とハイペースでジャズベースでありながらいろんな顔つきのアルバムをリリースしているakikoが初登場してくれた。

朝は覚醒していないと語っていた彼女、それでも打てば響くのインタビューを楽しませてくれた。

まだ一度も彼女のライブを見たことのないおいらは失礼なヤツである。近い内、どこかで金曜に彼女のライブがあれば必ず行くことにしよう。akiko、お願いです、金曜ライブをよろしくね。

雑感雑記 #605 (8/03/07記)

「duplication」

ttとの夕方散歩のとき、民家勝手口から自転車を押しながら、おばさんが出てきた。
ふと目が合って軽く会釈したとき「あっ、大谷くん。」と思わず言いそうになった。
大谷くんはボクの小学校同級生で「くん」ということは当然男子だったはずである。
最後に彼に会ってからもう数十年経っているが、この変化だけは看過してはだめだ。
「転換はあかんやろ、大谷くんっ!」と意見をしようとして、おばさんを再度凝視。
それはやっぱりどう見てもおばさんで、大谷くんのようだが大谷くんではなかった。
それでもおばさんはやはり他人の空似を通り越して最早大谷くんの完全複製だった。
怪訝な表情のおばさんの横を通り過ぎるボクの肩は、可笑しさにヒクヒク痙攣した。

雑感雑記 #606 (8/06/07記)

「熟熟」

青森産メロンの箱にTsugarian Melonとあった。
とてつもなく由緒正しき名前に思えたので箱の前で正座して考えた。

三日三晩沈思黙考して見えてきた。
イタリアのものがイタリアン、ヨーロッパのものがヨーロピアン。
だから青森津軽地方で収穫したメロンは、ツガリアンだったのだ。

これで一安心、メロンを食べようとしたら三日三晩も放置したせいで「熟熟」だった。

「アラヤダ!」と言えばいいところを「アライアン!」と口走ってしまった。
ツガリアン、恐るべし!

雑感雑記 #607 (8/07/07記)

「水切りの少年」

毎日散歩している池で柵を越え水辺から水面に向かって1人小石を投げ続ける中学生ぐらいの少年を見かけた。その様子から彼はどうやら「水切り」の練習をせっせとしているようだ。

寺平名物妄想劇場がその瞬間、スタート。

今度の週末、生まれて初めて出来た彼女と初デートでハイキング。
そんとき、彼女の前で颯爽と何度も水を切って飛ぶ石を見せてみたい。
その様子を惚れ惚れと見つめる彼女と目が合い、そして静かにガシッと抱擁。ムファファ!

または・・・・

先週末野郎ばかりで出かけたキャンプ。
いきなり始まった水切り合戦で自分だけが取り残されヤンヤヤンヤと囃したてられた。
「二度とあんな思いだけはしたくない、みんなギャフンと言わせたる。」と特訓を始めた。

または・・・・

などなど考えながら、見つめる彼の力量は見ていて情けないほどヘタクソだった。
とにかく小石が相当の角度を持ってプスプスッと水面に突き刺さるだけで一度として跳ねない。
「あのなあ、そうとちゃうねん、あのな、ほら水面に向かって出来るだけ平行に、こうやって・・・」と思わず柵を越えてレクチャーしそうになったが辛うじてそれだけは控えた。

でも家でテレビゲームばかりに興じているよりははるかに彼は健康的なわけで思わず「へたくそでもいい、丈夫に育ってくれれば!」と彼の背をパタパタ叩きたくなりふと下を見ると tt が不思議そうな顔をしてボクを見上げていた。

雑感雑記 #608 (8/08/07記)

「立秋」

立っちまったぜ、秋が! 今年ゃ、今日がその日。
とりあえず朝の空と夕暮れの空を秋モードにセットしといたんでそこんとこよろしく。

んで、今日から残暑。
「暑さの真っ最中!」を意味する「暑中」から「暑さ残っちゃったよ!」の「残暑」だかんね。
ここんとこもよろしく。

ま、状況そゆことなんだけんど、おまいさんたちゃ、あれだね、きっと・・・
「いつまでもこの暑さ、なんざんしょ!」なんて責めんだよね、きっと。

立秋なのに、んなことゆってるとおいらも返しちゃうよ、「なんて人たちなんざんしょっ!」ってさ。

あはは。

雑感雑記 #609 (8/09/07記)

「believe it or not」

以前の雑記にも書いたが蚊柱にもならぬ雲霞のようなもの。
目に飛び込んだ実感もないままttとの散歩から帰宅すると、ここんとこ毎日目がゴロゴロする。

初夏から晩夏、初秋の現在に至るまでボクを悩ませ続けている羽虫とも呼べぬこの得体の知れぬ空中浮遊物、ひょっとして今が一番ひどいかもしれぬ。

しかし人間は必ず経験と共に成長するもので最近はいくら目がゴロゴロしてもボカァ慌てふためくことはない。なぜなら「アイボン・クール」という強い味方を常備したからである。

カップにヒタヒタに満たしたアイボン・クールの中で目を開けるのは最初はちょっと怖く、小学生の頃初めてプールの中で目を開けたときを思い出したが、今じゃもう手馴れた、いや目馴れたものでカップの中でパシャパシャ遊んでいる。

ゴロゴロが取れるばかりか、1日の目の疲れも一気に吹き飛ぶ感じで今や「アイボン・クール」なしでは生きていけないからだになってしまった。信じられないならあなたもやればよろしい。きっと「超きもちいぃ〜。」なんて北島くん叫びをしてしまうことであろう。

「んな、大仰なことを書いてアイボン・クールが送られてくるのを待ってんじゃないの?」と心ない人はボクを糾弾するかもしれぬがそんな姑息な考えは微塵もない。

んが、もし送られてきたとしたら、それはそれでやぶさかではない。

雑感雑記 #610 (8/10/07記)

「私的結論」

遂に解明できたかもしれない。
昨日の雑記をアップした夕刻、いつものようにttといつものお散歩へ。
池を1周し終えようとしたとき逆光の強烈な西日の中に積年の謎の答えが見えた。

突風の中、岸辺の大木から大量の花粉のようなものが金色に輝いて飛散していたのだ。

それを見た瞬間、「これやったんや!」と閃いた。
毎日感じる目のゴロゴロはどうやら池の周囲に群生する木からの花粉状のものだったようだ。
羽虫のようなものなら感じるはずの「蠢き感」のようなものが全く感じられなかったのも、花粉なら合点がいく。

「これで安心!」と胸を張って帰宅。

んじゃ、アイボン・クールは使わなくなったのかと言えばそんなことは全くなく、原因が分かったので、よりむしろ積極的にパシャパシャするようになったと言えるだろう。

と、こんなことを書いたからといって何かを狙ってるってことは金輪際ないっ!
ないと言えばないので、そのような薄ら笑いを浮かべるのだけは即刻止めていただきたい。

んが、もし「こんないっぱい書いてくれてありがとう。」としかるべきところからアイボン・クールが大量に送られてきたとしても、それはそれで甘受出来る態勢だけは整えてあるので心配しないでいただきたい。

8月10日(金曜日)

8日に久しぶりのシングル「テキレイ」をリリース、また来月5日にはニューアルバム「naked girls」をリリースするアナム&マキがやって来てくれた。

いつものようにスタジオライブも披露してくれたが、まっ、ほんまに彼女たちの演奏はすごいものがある。多分聞いていた人たちにはそのすごさがビンビン伝わったことだと思う。ライブももちろんいろいろ予定している彼女たちだけど、とにかく新譜関係音楽好きならひとつ!

仮スタジオのデジタル卓に変わって今日で2週間。やっと彼女たちのライブのミキシングもなんとかこなせた感じ。でもそのぎこちなさに「ウヒャヒャ!」と笑われちゃったよ。

雑感雑記 #611 (8/13/07記)

「P-5」

皮膚細胞組織を破壊してしまう程の紫外線に晒されたものの、
また会場から会場への導線が、無駄に迂回続きだったものの、
会場を南港から舞州に移したサマーソニック07は、正にRock the summer真骨頂で「音の週末」を楽しませてもらった。

今年は事前に購入したパーキングチケットがあったので車での参戦。
P-1からP-5まである駐車エリア、数字の多い方が会場から遠くなる仕組み。
直前に駐車券を購入したボクは当然P-5で、会場まで歩くうちに頭から湯気がでた。

いつものボクなら愚痴の百連発でも出そうなものだが、今回は全く違った。
理由は至極簡単。海のど真ん中に埋め立てられた人造島の端っこの駐車場からの海景が絶景だったから。

さえぎるものは何もなく視界は遠く明石海峡大橋にまで及んだ。
神戸沖では多分大きなヨットレースが行われているのであろう、大きく膨らんだカラフルなジブセイルが手に取るほど近くに見えた。

夕刻まで楽しんだサマソニ、帰りはP-5までを一直線に歩かず海沿いをたっぷり散策。
そして駐車場の端っこにしばらく佇んで「夏の海の風景」を思いっきり網膜に焼き付けた。

雑感雑記 #612 (8/14/07記)

「favorite expression」

言葉が大好きだ。 だからこの生業を始めたと言っても過言ではないだろう。
大好きな英語の表現にこんなのがある。 "There's no place like home."

日本語で言うと「やっぱり、家が一番やわ。」となる言葉。
単純な単語の連なった表現だが、情感が溢れていてとても好きだ。

お盆真っ盛りの今なら「家」home を「ふるさと」と訳してもいいかもしれない。
渋滞、大混雑を乗り越えて故郷にやっと到着、内風呂にどっぷりと浸かったときに思わず口をついて出る言葉もこれかもしれない。

お盆の稼ぎどき、法衣をまとったお坊さんが原チャにまたがり閑散とした街中をけたたましく右往左往している。

三泊四日の旅でやって来てお坊さんの読経に癒されたご先祖様たちも天界に戻って雲のじゅうたんの上で大の字になり伸びをしながらきっとこう言ってるはずだ。

"There's no place like home." って。

雑感雑記 #613 (8/15/07記)

「sacred day's scenery」

銀行に行った。客はボクひとり。がらんどうだった。

フロア担当さんやテラーさんたちを始めとして支店全行員さんの満面の「いらっしゃいませ。」の笑顔を一身に受け、ビックカメラを借り切ってお買い物をするマイケル・ジャクソンの気持ちがよくわかった。

いつもなら排気ガスをまき散らす直列猿人、ディーゼル猿人、V8猿人等の魑魅魍魎たちに占拠され車で40分近くかかる帰り道。
ヤツラが雲散霧消してしまったメインストリートをスイスイと、昨日はたった18分で帰宅。

あまりの早さに「オウ、ナンテコッタイッ!」と呟いたボクの声はポパイだった。
お盆真っ只中の1日、これが一番たまげた。

雑感雑記 #614 (8/16/07記)

「favorite cm」

洟垂れ小僧が出てきて「お母さんの料理の中で一番おいしいのはウインナーだと思います。」とキッパリ告げるTV-CMが今ボクの中で密かなブームになっている。

公言されて身もだえしているママの姿が脳裏に強烈に浮かんできて、苦笑。

また「んなこと、人前で言うて、ほんまあんたっちゅ子はっ!」と頭ひっぱたいているおかんの姿も見えてきて、いとおかし。

子供1人だけのCMだけど見るものの想像力を刺激するこんなCM、大好きだ。
因みに偶然の符合でしかないと思うが我が家もウインナー料理が一番うまい。
(お〜、こわっ!)

雑感雑記 #615 (8/17/07記)

「38.1℃」

74年ぶりに国内最高気温が更新された昨日、大阪も38.1℃と高い気温が観測された。

えげつない温気にさらされながらの夕方の散歩。
体温より高い気温が傍若無人に体内に押し入ろうとしてきて熱中症を予感した。

打ち水をしたばかりの近所のレストランの駐車場、チンチンに焼けているアスファルトから湯気が舞い上がり、放射冷却どころかその蒸気のあまりの熱さに驚愕した。

また遠く海を隔てたペルーでは大地震が発生。
灼熱の狂気のみならず場所を選ばぬ大型天災の数々。
地球が軋み始めているのは、もはや疑う余地もない。

早朝ふと見上げた空は一面びっしりとうろこ雲に覆われていた。
Bird's eye Mapleの木目紋様の空はあまりに美しく、畏怖をすら覚えた。
母なる大地の怒りがこれ以上激しさを増さぬことを祈るばかり。

雑感雑記 #616 (8/20/07記)

「あのころ」

「今」と「あのころ」は変わっていて当然と言えば当然なのだが。
その変化が「激変」と呼べるものに、「紫外線」があるだろう。

学生時代、水泳のコーチを4年間務めた。
プールでの競泳訓練以外に1週間の臨海学舎にもつきそった。
ひと夏の間、コーチ君たちは日焼けを防ぐためのオイルの使用は一切許されなかった。

決して野蛮とかバンカラとかではなく、これには相応の理由があった。

遠泳のとき力尽きる児童は例外なく大きくもがくこともなく「ポコン」と沈む。
発見したコーチは冷静に水中に潜り水中でもがく児童の背後から近づきアゴを持ち上げるように抱えて救助する。この方法が一番彼らの「もがき」を沈静化させる効果があるのだ。

それでももがく彼らがすがりついてきた時に絶対に滑らないようにオイルはご法度だったのだ。
素焼きで過ごした4年間、ボクの両肩一面に今もびっしりとあるシミはボクの「勲章」でもある。

ただ、今、もしこんなことをしたら?
立秋を過ぎても一向に減衰しない灼熱の中、服を通り越して背中に突き刺さってくる紫外線を感じながら怖じ気づいた。

8月20日(月曜日)

昨日の夜イベントライブ「Troubador Night」で大阪にいた馬場俊英くん、今朝東京に帰る前に来月19日にリリースのニューアルバム「青春映画が好きだった」を届けに来てくれた。せっかくなのでオンエアにも登場してもらいニューアルバムのことを含め、またいつものように近況をたっぷりと語ってもらった。

ま、ペナントレースも盛り上がり現在阪神には2.5ゲーム差を付けている馬場くん率いる巨人軍、笑みのそこかしこに余裕の風情が見てとれる。それが悔しい。で、デジタル卓であたふたしているボクの表情には一転して焦りの色すら見てとれる。それもとっても悔しい。

写真はいつも正直だ。

雑感雑記 #617 (8/21/07記)

「ヒロシマナガサキ」

今さまざまなメディアで話題になっているこの映画を見に行った。
しかし話題のわりには単館系でひっそりと上映されているのはなぜだろう?

スティーヴン・オカザキという日系監督の描くこの映画は強烈に「重い映画」である。
太平洋戦争を終結させるべく動き出したアメリカ側のドキュメントを織り交ぜながら広島・長崎の被爆者たちが貴重な語り部として数多く登場、ピカドンの実体験を訥々と語リ継いでいく形式のドキュメント。

ほぼ同じテンポで語りは続くのだが、原爆投下直後から後遺症に関して述べていくあたりの語りでは悲惨さの上に凄惨さが幾重にも重なり、見ているだけで持って行き場のない「やるせなさ」に凍り付いてしまった。

避けようのなかった現実として確実に存在する過去。
その過去を回避することは絶対に不可能なことだが、でもそれを風化させないことはたゆまぬ努力の継続で可能なはず。

ボクを含め映画を見た人々の心には改めて「不戦の誓い」がそれぞれに刻まれたと確信する。

ただ気になったのは映画を見に来ている人々の層。
平日なので満員になっていないのは当然だとは思うがその年齢がボクの年代よりまだ上と思しき中高年層の人たちだけであったことである。

8月いっぱいまでは上映されているこのドキュメンタリー、夏休みが終わるまでに是非学生諸君を始めとする若い人たちに見に行ってもらいたいと痛切に思った。

大阪ではテアトル梅田、第七藝術劇場、京都は京都シネマと福知山シネマ、そして神戸はアートビレッジセンターでそれぞれ上映されているので、ぜひ、ぜひ、ぜひ!

映画を見終え雲ひとつないまばゆい陽射しの中でボクはふと思った、今までよりもう少しは人にやさしくなれるかもしれないと。

8月21日(火曜日)

東京60WATTSボーカル大川たけしくんが来月リリースのミニアルバム「夏は終わりぬ」のプロモーションでやって来た。これで4度目、相当お互いに馴染んできていい感触のインタビューになった。ま、捉えようによってはおいらがたけしをいじめたと聞こえたかもではあるが・・・

ま、しかし、いつもそうなんだけど彼らの曲は「人肌」の温かさがたっぷりと注ぎ込まれている。そのあたりみなさんもぜひ体感してけれ。

デジタル卓を四苦八苦で操作するボクを見ていたたけし、帰り際に「こんなのちょろいもんっすよ!」と触りそうになったので「やめてけれ!」と叫んだボクの顔は意外にMっぽく嬉しそうなのが不思議だ。

雑感雑記 #618 (8/22/07記)

「つるべおとし」

帰りがいつもより少し遅くなった。
さっきまであんなに明るかったのに、あっという間にどっぷりと暮れた。
運転しながらふと「秋の日は釣瓶落とし」という例えが口をついて出た。

釣瓶とは縄または竿の先につけて井戸水をくみ上げるのに使う桶のことでこの釣瓶を井戸の中に落とすときのように急速に落ちることを形容し、特に、秋の夕暮れに太陽が沈みはじめてから日没までの間が極めて短いことを例える表現なのだが・・・

これから冬に向かってもっともっと陽が落ちる時間が早まっていくのになぜ「秋」でこの例えを使うのだろうとしばし考察。

正誤はさておき狂おしいばかりの勢いの夏の太陽が、秋にはまだその余韻を残しつつそれでも確実に地平線に姿を消す時間だけが急速に早まる様を先達が表現したのだと私的に解釈しこの言葉の風情を改めて味わった。

そしてまだ勢いを残す太陽が水平線にぽちゃんと落ちて蒸気がモワッとあがる瞬間が無性に見たくなった。

雑感雑記 #619 (8/23/07記)

「解説」

サッカー国際親善試合、日本対カメルーンをガッツリとテレビ観戦。
FIFAランキングも日本が41位なのに対しカメルーンは16位で日本より遥かに上。
アフリカ最強国との対戦は相当な苦戦が予想されたが見事2対0で日本が勝利!

溜飲の下がる見事な試合だったが松木さんだか杉林さんだか、その解説が五月蝿かった。

なんだかうるさかった。
とにかくうるさかった。
お願いだからうるさかった。

8月23日(木曜日)

9月にはレーベル移籍第一弾シングル「オアシス」をリリースするBahashishiのVocal ゆらりが久しぶりにゲストに来てくれた。

基本大阪の子なので、はんなりのマイペースなんだけどぽわんぽわんとインタビューを楽しんだ。とにかく今とっても充実してるらしくキラキラと明るいゆらりだった。今後の活躍に期待。

で、お客さまに来たのでゆらりが、えらそばってるところの写真を撮った。お返しにゆらりのブログに載せる写真も撮ってあげたのだが、そちらでは逆にボクがえらそばっておいた。(興味お有りならぜひゆらりのブログもチェキってくだされ。)

雑感雑記 #620 (8/24/07記)

「ビックリ!」

神宮での阪神・ヤクルト3連戦3戦目をTV観戦していた。
早い回から先取点を持っていかれ敗色濃厚の中、阪神ベンチが映し出された。

タモリさんがいた。「え?なんで?」とビックリした。
タモさんが阪神関係者なんて知らなかったからビックリした。

ダーウィン投手が打球を足に受けたとき、このタモさん血相変えてベンチから飛び出そうとしたのを見て、「あ、な〜んや、トレーナーさんなんや。他人の空似やったんや。」と安心した。

ま、それにしてもクリソツ過ぎ!

と、安心モードになってぼんやりゲームを眺めていたら、突然我が悪友且つ筋金入りの阪神ファンで知られるCharと石田長生がスタジアムで仲良く観戦しているのが映った。

これにはほんまにビックリこいた。
あんましビックリこいたので屁もこいたかもしれない。

雑感雑記 #621 (8/27/07記)

「大歩危小歩危」

タイムズのコインパーキングを利用した。
用事を済ませて清算しようと説明書きにある通りに操作を開始。

先ず「駐車番号を押しなさい。」とあるので指示通りに押す。
変化なし。「ん?」と再度、再々度トライするが全く変化なし。

「またかよ〜、この機械野郎が!」と毒づこうとして、説明書きの中に図解されている方の清算ボタンを押し続けていたことに気づいた。

つまり鉄板に描かれたペンキを押し続けていたわけで、道理で硬かった。
おばかさんもいいとこだったので、先に車に乗りかけている家人を呼び寄せて再度「実演」してわろた。ケラケラわろた。

めちゃめちゃ暑い午後だった。

雑感雑記 #622 (8/28/07記)

「続・大歩危小歩危」

晴天の昼間、街を歩くとき裸眼に紫外線が大量に注ぎ込まぬようUV対策としてサングラスをかける。

昨日の午後もギラギラの太陽が中天に輝いていた。
だから早速、目に有害な負担をかけぬようサングラスを取り出してかけた。
だがあまりの快晴のせいか、いつもより太陽が激しくボクの目を責め立てた。

「もう、秋だというのになんてこったい!」とつぶやいたときに気づいた、かけていたのはサングラスではなく読書用のメガネだったことに。

だいぶ呆れ返った。

雑感雑記 #623 (8/29/07記)

「アングリ !」

日本語で口をぽっか〜んとあけることを「アングリ」と言う。
英語で「アングリ」というと「なめちゃいけんよ!ボク怒っちゃうかんね。」ってことになる。

発足した安部改造内閣は重厚な布陣ってことで一定の評価を得た。(ような気がする)
んが、各大臣にはその職務をサポートする副大臣が必要で今朝その陣容が発表された。

文部科学副大臣には松浪健四郎氏、そして経済産業政務官には荻原健司氏が任命される。

萩原さんと言えば確かに冬季オリンピック金メダリストではあるが、政治的手腕が知名度を凌駕するかどうかは全く未知数のお方。松浪さんに至っては国会答弁中に野党議員にコップの水を撒き散らした実績他、多数の武勇伝をお持ちの方。

この発表を見てボクの方こそ、口に含んでいたコップの水を噴き出して日本語でも英語でもアングリーしてしまった。

8月30日(木曜日)

盲目の天才ギターソウルシンガー、Raul Midon が来てくれた。2度目になるんだけど、前回からはもう1年10ヶ月も経っている。昨日リリースになったアルバム A world within a world はこれまたほんまにええ出来です。良質の音楽が好きな人なら必ず押さえておきましょう。

秋には本当のライブで帰ってくるそうな。これもぜひ追っかけてください。ボクはそれが金曜であることをひたすら願っています。

スタジオライブも披露してくれた帰り際、右手がしんどそうだったのでおいらが二人羽織よろしく二人ギターをしたげました。

ちょっと迷惑そうでした・・・・

雑感雑記 #624 (8/30/07記)

「無題」

名古屋の路上拉致殺害事件。
感受性の鋭い人もそうでない人も想像してみるがよい。

突如闇から現れた見知らぬ野卑な鬼畜に無差別に選ばれ拉致される自分を。
最初から殺すつもりで自分の横に座り、逃げ道を塞ぐ蛆虫から発せられるオーラを。
悲痛な命乞いも聞き入れられず鼻の骨が折れるほど粘着テープをぐるぐる巻きにされる自分を。

薄れ行く意識の中で永遠と思っていた未来を諦めざるを得なくなった自分を想像してみるがよい。

「何の落ち度も関係もない娘に対し、あれほどの異常な行為を行った人間の存在を認めることは出来ません。」と発表された母の手記に深い慟哭を禁じえなかった。

これから下される審判、今回も「法の壁」の厚さに被害者の無念は弾き飛ばされてしまうのであろうか?

無垢の命を摘み取った挙句、極刑を恐れ身の保障を乞う輩たちに一片の情状も加味されることのないことを切に願う。

8月31日(金曜日)

10月24日に「レモネード」というシングルでメジャーデビューする好青年、岡野宏典くんがFM802初登場で来てくれた。

そのメジャーデビュー曲をスタジオライブで朗々と歌い上げてくれて直後のBBSには賞賛のメッセージが山のようにはいった。いや立派なもんだ。

でも相当緊張していたことは事実のようで、オンエアではおいらが相当岡野くんを恐れさせていたように聞こえたかも。だから記念撮影では逆パターンで行こうと提案したら、そんなおばかなおじさんを温かい笑顔で見守ってくれた。いや、まあしかしほんとに好青年であった。

雑感雑記 #625 (8/31/07記)

「チャリ」

ママチャリを愛用している。
ハチキュッパのママチャリだ。

ハチキュッパだから大概のことには目をつむる心構えはできている。
ところが、こいつ、右ペダルを踏み込む時にだけ「パコン、ペコン」と奇音を発する。
右ペダルが一番上に来て下に向かって踏み込む瞬間だけ出る大きな音で、確実に人を小馬鹿にしている。

追い越すたびに歩行者から向けられる奇異の視線が辛くて右足で踏み込むのをやめた。
つまり左足だけでママチャリの推進力を稼いでいるのだがおかげで左太ももだけサッカー選手になった。

ママチャリ効果と喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか。。。。

8月31日(金曜日)その2.

夜は神戸メリケンパークオリエンタルホテルで番組プレゼンツLive Harbor Flavorをぶちかました。佐藤竹善の絶品ヴォーカルに、秋田慎治の力強くもリリカルなピアノ、もう最高のライブ・イベントになった。

おいらも飛び入りで、な、なんとThe Beatles "Nowhere man"を竹善とハモッタ。こんな厚かましいことやるやつはそういなんじゃないだろうか?おいら、やっぱりチャレンジャーなのだ。

んで、ライブ終わり先ずホテル最上階の中華料理店で打ち上げ。ビールから紹興酒へとへべれけに。倒れる前に3人で記念撮影。その後海岸通りの午前5時まで開いている古い銀行を改造したパブへと向かった。すぐに意識不明になってしまった。

でも無事ホテルにたどり着いたようで、朝の太陽がまぶしかった。海に突きだした角部屋のコーナースイートの朝は本当にごきげんだった。ベランダのこのサンデッキチェアで1日ゆっくりと過ごしてみたくなった。


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