HIRO T'S DIARY
● 2月の日記 ●

2月1日(木曜日)

ワンちゃん同士にも社交術ってのがあるようで、よくワンちゃんたちがお散歩の時に近づいてお互いの鼻をスンスン、ヒクヒクとしているのは「ごあいさつ」なんですってね。

家のttくん、過保護に育ったのは甘んじて認めざるを得ないのですが加えてお散歩デビューも若干遅かったのでワンちゃんの世界の基本とも言える「ごあいさつ」系がまだ出来ません。と言うより、ほんとビックリするくらいのビビリなものでお鼻をスンスンするのが怖くってしょうがないのです。ものすごっくがんばって数秒はクンクンにトライするものの相手のワンちゃんが何もしていないのに突然「ワンワン」と大声で吠えてしまうのです。

ちょっと困ってしまっています。でもこれも習うより慣れろなので、根気よくおつき合いをしていかねばと思っている昨今でございます。

tt通信、今回は夕方のお散歩前の一瞬をパチリと押さえてみました。

雑感雑記 #475 (2/01/07記)

「肖像画」

ガサゴソ整理をしていると少年時代のボクの似顔絵が出てきました。

プックリしているという以外はあまり似ていないこの絵は幼稚園のときにおじいちゃんに連れてもらって行った天王寺動物園のあたりの路上で似顔絵描きさんに描いてもらったもの。

そんなに高くない絵なのに、額に入れて大切においてくれたおじいちゃんを懐かしく思い出すと共にあの日のことが、セピア色とはいうもののはっきりと蘇ってきました。

戻ることの出来ないあの日が突然目の前に返ってくる。いいものです。

オフィスの壁にかけることにしました。

雑感雑記 #476 (2/02/07記)

「an inconvenient truth」

行動を起こすには「きっかけ」が必要です。
今回は誰にとってもそのきっかけになるであろう有効な手段を!

ずっと以前から目の前の危機に警鐘が鳴らされ続けているにもかかわらず、今ひとつ実感を伴って伝わってこない「地球温暖化」現象。この現実を目の前に突きつけられる映画があります。

「不都合な真実」 http://www.futsugou.jp/

アメリカの元副大統領アル・ゴアさんがスライドを駆使して語る講演をほとんどそのまま映画にしたドキュメントです。大方の目的は今世界で一番環境に対する危機管理がずさんな自国アメリカに警鐘を鳴らすものなのですが、しかし、我々にも人間の姿勢ひとつでその危険が世界中どこにでも迫り来る現実をしっかりと提示してくれます。

京阪神で現在上映されていますが、2月9日に終了する予定です。
時間があまりありませんが、なんとかやりくりしてぜひあなたも見に行ってください。

必ず環境改善に対する「意識」が芽生えるはずです。

もし、時間がなくて見に行けないとしても上にアップしたホームページをぜひ見に行ってください。参考になることが溢れています。

また映画のエンドロールのところで流れるメリサ・エスリッジが歌う "I need to wake up"という曲がまたいい。どうやらこれはこの映画のためだけに作られた曲のようです。ユーチューブでそのミュージックビデオも見ることができます。こちらもぜひ!

http://www.youtube.com/watch?v=XthWJnOHpVE

もう実はギリギリいっぱいのところまで来てしまっているんだけど、でも今世界中で環境保全に対する行動をスタートしたらまだ辛うじて「破壊」は避けることが出来るそうです。

Act Now!

今朝のお月さまはほぼ満月で本当にきれいにポッカリと空に浮かんでいました。あまりにもきれいなので午前5時10分の月を写真に収めておきました。

雑感雑記 #477 (2/05/07記)

「モコモコの朝」
なまぬるい冬が続いていたのに、立春を超えて朝夕の寒さが「真冬」になりました。
晴天が続くのもいいんだけど、早朝の「放射冷却」ってのは厳しいものがあります。

だからボクはものすごく分厚いダウンジャケットをモコモコと着ています。 普通でもでかいボクが2倍くらいでかく見えるダウンです。 それでも寒いんだけど、なんとかそのおかげで早朝の厳寒をしのいでいます。

でもそんな日に限って放送を終えて午後FM802から路上に出るとポカポカととっても暖かいのです。

タンク・タンクローのようなボクに周りの人から好奇の視線が突き刺さります。

「てやんでえっ!」と洟をすすり上げて1回身もだえしてからチャリでスゴスゴと事務所に帰ります。

春はまもなくです。

(註)タンク・タンクローはロボコンの昔々バージョンと思えばよろし。気になるならググルヨロシ!

2月5日(月曜日)

明後日ニューシングル「Lone Star」、3月7日ニューアルバム「Ban Ban Ban」を出して4月はライブツアーと、とっても今忙しいキャプテン・ストライダムの3人がやって来てくれました。去年3月が初登場で今回が2回目。

アルバムの音の話や、ライブの話を聞きながらも独特の間というかなんというか、テンポ感を楽しみました。おもろかったっす。

写真右からベース・コーラス梅田くん、ドラム・コーラス菊住くん、ギター・ボーカル永友くん、そして左端はバンド関係者を装う無関係なおじさんです。

雑感雑記 #478 (2/06/07記)

「初体験」

もっそい忙しい人にメールで用事を頼みました。
忙しい人なので、ちょっとは時間をあげなければなりません。

でもボクは大阪人特有の「イラチ」です。
ひょっとすると真骨頂の「イラチ」かもしれません。

10分もしないうちに辛抱できなくなって、「やっぱり少しでも早くしてくださいね。」って言葉は丁寧だけど恫喝とも取れるメールを送ろうとしたら、彼から「完了しました。」という電話がかかってきました。

思わずボクは女の子が非常に特殊な状況の時にのみ口にするであろう言い方で「ハヤッ!」と叫んでしまいました。

そんな感覚まで体験できて、彼にはおおきに感謝させてもらいました。

雑感雑記 #479 (2/07/07記)

「時間配分」

少し前は朝起きてしばらくリビングでボンヤリと約1時間「テレビショッピング」を眺めていたボク。

文明の利器「ビデオ」の効用に気づいてから前夜の番組を録画して積極的に早朝を楽しむようになりました。最初は1時間番組1本だけだったのですが、それが何本も録画できることに気づいたボクは時々2番組録画とかをするようになりました。つまり、成り上がり者になっちまったってわけです。

基本的にやりだしたことは完結しないと気がすまない性質なので、たかがビデオを見るだけなのに今までのゆったりムードは完全に消えてヒ〜ヒ〜言いながらCMを早送りしたりしています。「わ〜、はよ、見んと遅刻する〜」と本末転倒な叫び声がリビングに響いているのです。しかも録画ってのは溜まりだすと身動きできないほど溜まるんですよね。

ま、そゆこともあって、最近は家を出るのが少し前より30分遅くなっています。生活のリズムがずれてしまって「余裕」が無くなってしまったのです。これはやはりよくありません。

じゃ、録画を止めればいいじゃんってなもんですが、悪癖はそう簡単に治るもんじゃないから「悪癖」ってゆうのです。

「余裕」を取るか、「娯楽」を取るかとおじさんは揺れています。

ボクは今ハムレット。
今後どうしませう?

雑感雑記 #480 (2/08/07記)

「ON/OFF」

メディアにもさまざまな形態があります。

書籍・新聞などはソフトを楽しむためには対価を支払わなければなりません。
つまりそのソフトを楽しむための責任は対価を払う人が受け持つということになります。

対して民放テレビ・ラジオは無料です。スイッチを入れると、虚偽真実、品行方正、品行不良などなど硬軟織り交ぜての番組が洪水のようになだれ込んできます。

最近、あるドラマを見る機会を持ちその結果、テレビ・ラジオは無料だからこそ視聴者・聴取者の積極的な「選別」が必要だということを強く感じるようになりました。

「スイッチは入れるためにではなく、切るためにこそある。」という言葉。至言です。

うかうかしていられません。
ボクも聞き続けてもらえるように番組の「品格」を保つ努力を続けていかなければ!

雑感雑記 #481 (2/09/07記)

「もしかして?」

夕方約1時間外を歩いて帰宅。
ソファでぼんやりしていたら顔がなんとなく火照った気分。

「んっ?今日はまだお酒呑んでないねんけど、なんで?」
「日焼け?それにしても曇り空で、むしろ寒かったんやけどなあ。」
「いや、待てよ、春先の曇り空の紫外線って相当なものって聞いたことあるぞ!」
「やっぱ日焼けや、UV対策って大切なもんやなあ。番組でもみんなにゆったげよ。」

と、とっても納得してひざをたたいたら足が自然にポ〜ンと跳ね上がって脚気(かっけ)じゃなかったことが判明して安心しました。

2月9日(金曜日)

デビューして10周年、スガシカオくんが今朝のゲスト。デビュー直前からの知り合いなのでもう10年のおつきあい。一緒にやったストリート・ライブを始めとして、確かに彼とは様々な想い出があります。

そのあたりの匂いもたっぷりと漂わせつつ今朝もハチャハチャインタビューをかっ飛ばしました。番組登場は久しぶりなんだけどアッという間に「お久しぶり」感が消えてしまうのはやはり伊達に10年つき合ってないってことだよなと感心しました。

2月18日大阪城ホールではきっとドファンクなライブを魅せてくれることでしょう。

雑感雑記 #482 (2/12/07記)

「究極の省略」

普段行列の出来るラーメン屋なのに行列がなかった。
小腹もすいていたので一度勉強しようと中に入った。

行列がなかったとはいうものの中は満席。
ただ、客が出たのに片付けていないテーブル席はいくつかあった。

ホール係り嬢が近づいてきて彼女にとっては定番の会話がスタート。

「只今満席なのでお名前伺います。」
「あ、はい、テラダイラです。」

「それではお寒い中、外でお待ちください。」
「・・・・・・」

待ってもいいんだけど、それもなんなので帰った。

2月12日(月曜日)

去年のNew Breezeに登場してステキな歌声を聴かせてくれたPhonesのボーカル、竹本健一くんがやって来てくれた。番組登場はこれが初めて。それもあったのか竹本くんやや緊張気味。でもそれがかえって彼の真面目さを感じさせてくれて好印象でありました。

先週じっくりと聞かせるニューシングル「トキノナカデ」をリリースしたばかりのPhones。今夜はブルーノートでのライブといろんな所で活発に活動中。ぜひ応援してあげてください。

雑感雑記 #483 (2/13/07記)

「Rome was not built in a day.」

コインフィットネスを体験した。
ボクはマッチョで筋肉質で全く不要なんだけど、職業柄イヤイヤ体験したのである。
プヨプヨ気味のお腹の脂肪を取りたかったとかそゆんじゃないかんね。絶対ないかんね。
ここんとこ、とっても重要なので間違えないでいただきたい。

おばちゃんに教えられるまま100円玉5枚を投入して「体脂肪を10分で燃焼!」を体感する。

レベルは勿論マックスの「20」。
ブルブルとちょうど「プッチンプリンの超貧乏ゆすり」な感じでわき腹が揺れる。

筋肉質でマッチョなボクなのに揺れる。不思議なものだ。
しばらくすると今度はわき腹が「乾燥」しているような感じで痒くなってきた。
おばちゃんニコニコと「血行が結構良くなってきたからですよ。」とダジャレ混じりで教えてくれる。
「アハハ」と笑うのだがほっぺも揺れているので「アババ」と聞こえる。

ブルブル揺れながら、ポリポリ掻きながらのあわただしい10分間が過ぎ去って平和が戻ってきた。

どうやらこれでなんと「14、000歩分」の体脂肪を燃やしたことになるらしい。
すごいと言えばすごいが10分で14,000歩という発想に「時価総額世界一を急いだIT長者」的な香りを感じたボクはやはり今後は地道にコツコツと14,000歩を歩くことを選択して、とりあえず892歩ほど歩いてチンチン電車に乗って帰った。

雑感雑記 #484 (2/14/07記)

「If I were a woman...........」

生来の妄想癖なので思考が止まることがない。

鳴り響くバレンタイン狂想曲を眺めながら「もしボクがチョコを贈る立場なら」目線で、ただ1人の本命を射落とすための「必殺バレンタイン作戦」を考えてみた。

バレンタイン当日、その彼には何の行動も取らないでおく。
チョコくらい持ってきてくれて当然と考えている彼は訝る。

しびれを切らせた彼の方から語りかけてくる。

「っと、チョコとか何とかはないの?」
「ウフッ、私をよっく見て!」

目を凝らしてあなたを見つめる彼。

そこにはアウターからインナー、そしてスカート、ブーツ、アクセサリーに至るまで全てチョコレート色にコーディネートした貴女が小刻みに震えながら立っていた。

どう?ダメ?
例え小刻みに震えられてもダメだよなあ、やっぱ、ピュ〜ッて逃げちゃうよなあ。

ま、「作戦に王道なし」ってことで各々の奮起に期待してサルは去ることにする。

2月15日(木曜日)

番組初登場のFonogenicoの高山奈帆子(Naoko)ちゃんと川口潤(Masaru)くん。初登場の挨拶代わりにスタジオライブをやってもらったらごきげんだった。去年デビューして先週1st.Mini Albumをリリースしたばかりとは思えないくらい超ゴキゲンだった。だから急遽今年のNew Breezeにも出演してもらうことに番組中に決めた。またステキな音が今年のNew Breezeに加わっておいらとっても陽気になってしまったので、スタジオでボーカルに加えてもらってジャムってみたらこれはこれで相当よかった。んが、しかし、その音をみなさんにお聴かせできないのが残念である。

とにかくがんばってるFonogenico、みなさんも応援よろしく!!

雑感雑記 #485 (2/15/07記)

「Shoehorn」

靴を履こうとしたら靴べらがポキッと折れた。

「わ、新しい靴すべり買わんとあかんなあ。」と言ったら怪訝な顔が返ってきた。
その顔を見て、事態が単純でないことを察知したボクはそれ以上事を荒立てずコソコソと家を出た。

それからしばらく人と会うたびに質問を重ねた。
「なあなあ、靴すべりって言うよな?」「ハッ?」この繰り返しが続いた。
結果、どうやら現代では「靴すべり」とは誰も言わないらしいということに気づいた。

でもおじいちゃん、おばあちゃんは言っていた。
言っていたからおいらも「靴すべり」って言うのだ。

時代は便利になったので調べてみようとググってみると関西では確かに言っていたというところまで突き止めた。

そこで考えてみた。
あの道具を使うと靴の方が人間さまのおみ足に向かって「滑りこんで」くるのだ。
おみ足は泰然自若とそこで待っていればいいのであってその角度から考えると、つまり人間さま主体で考えると靴を滑りこんでこさせる道具はやはり「靴すべり」と呼ぶ方が正当で上等であることに気づいたのである。

やはり昔の人はえらいもんだ。
人間は道具の主人であるという姿勢を命名においても示しているのだから。

「靴すべり」、これでいいのである。
大手を振って人前で靴すべりと言うことにしよう。
ついでに全国靴すべり保存連絡会も設置しようかと今考えているところである。

雑感雑記 #486 (2/16/07記)

「人の風景」

雑居ビルのエレベーター8階から1階に降りようと乗り込んだ。乗っているのはボクともう1人だけ。

6階で止まって扉が開くと同時におじさんが1人静かに乗り込んできた。
いまどき見ることのないアイロンパーマをかけている旧式なおじさんだ。
横山やっさんメガネをかけた彼が、がに股歩きで「すまんなあ、すまんなあ。」と手刀を斬りながら入ってきた。

彼的にはきっと「急いでるやろうに、ワシなんかが途中で止めてしまって悪いのう。」をジェスチャーで表現したかったのであろう。

この「すまんなあ、すまんなあ。」の手刀ジェスチャーがツボに入った。
「クックックッ」と桜田淳子さんもびっくりするくらいの笑いの衝動がこみあげてきたのだが、エレベーターには3人しかいないのでモモをつねって我慢した。

1階に着いて、やはり彼が真っ先に出て行った。
案の定「すまんのう、すまんのう。」と手刀を斬って出て行った。

ビルの外に出て太陽を見上げて「プハッ」とわらた。

2月16日(金曜日)

ちょうど1年前FM802で"Universal"がヘビーローテーションになったNate Jamesくんが3月リリースの2nd.アルバムプロモーションで初めてボクの番組に来てくれた。

いやまあ、しっかし徹底的に好青年。5月18日には大阪での初ライブをするという今朝決まったばかりの話もしてくれた。その日は金曜なのでボクも行くとガッチリ約束した。でもせっかく行くからにはステージでもデュエットで共演したいと言ったら即オーディションをしてくれた。「返事はまた連絡する。」と言って帰ったのは何故かよくわからないが、でも期待して連絡を待つことにしよう。

雑感雑記 #487 (2/19/07記)

「ボキャブラリー」

テレビで解説者が語気も荒々しく「閉口一番、〜〜だ!」と言った。
「ん?」と思って考えると、前後の脈絡から彼は「開口一番」と言いたかったようだ。

どうってことない発言だったが、ごちゃごちゃ考えさせられて一番閉口したのはボクだった。

2月19日(月曜日)

3枚目のアルバム「shabon songs」をリリースしたばかりの安藤裕子ちゃんが来てくれた。去年夏ネットの動画配信番組で一緒して以来なんだけど番組には初登場になる。

彼女独特の世界感は多分インタビューを通して感じてもらえただろうと思う。ニューアルバムにはカラフルな安藤ワールドが散りばめられている。ぜひお試しを。

花粉症まっ盛りの彼女、ほんとに花粉にやられて可哀想だった。でも記念撮影では彼女の横で鼻をつまんで鼻声の真似っこをしてしまった。意味不明な行動と言わねばなるまい。

雑感雑記 #488 (2/20/07記)

「bitter sweet memory」

まるっきりアメリカ資本の超巨大スーパーは、さすがアメリカ基準でとても安いんだけど数量をまとめ買いするシステムになっているらしい。

知り合いが買い物に行って缶入りスープを購入。
食べきれないという理由で4缶ほどおすそ分けしてもらいキッチンに並んでいた。

それは75年からの2年間カナダ一人暮らしでものすごくお世話になった大好物のクリームマッシュルームスープだった。

パンに開けミルクを加えて温め、貪り喰った。

少し濃い目の塩味の中に20台半ばのボクが蘇ってきた。

雑感雑記 #489 (2/21/07記)

「老舗」

大阪の人なら多分ほとんどの人が知っている靴屋がある。
「もうあかん、やめます。」の垂れ幕を掲げて店じまいセールを長年続けている名店である。

「もうあかん、やめます。」なのにこれだけ営業を続けられるのはひとえに涙ぐましい経営努力によるものであろうと頭の下がる思いで毎日そのお店の前をチャリで通り過ぎている。

最近そこに新しい垂れ幕が加わった。
他の垂れ幕が排気ガスと日焼けでねずみ色なのに対して目にも眩い新庄くんの歯のように真っ白な垂れ幕だ。

「飲酒運転やめましょう。靴はいて歩きましょう。」

文法的には何の問題もなさそうだが、文章表現はいかがなものか?

道路交通法改正に伴い以前にもまして指摘されるようになった飲酒運転の危険性に言及した標語のようで前半は何の問題もないのだが、後半は「車をやめて歩きましょう。」の方が文章として成立すると考えるのだが。

加えて歩くために靴を履くのは、板前さんや犬猫という例外はあるというものの当然過ぎるほど当然である。

そのあたりを訝しく考えていたら気がついた、この垂れ幕が「靴屋さん」のものであることに。
店主は店じまいセールを敢行しながらも飲酒運転の横行を憂えて莫大な経費をかけて真っ白い垂れ幕を新調したのである。

我田引水、許されるべきである。
靴はいて歩いていない人などほとんどいないけど、それでも「靴はいて」歩いてもらわないと困るのである。だって垂れ幕を作ったのは靴屋さんなんだから。

これからも毎日この真っ白な垂れ幕が時間と共にくすんできて、他の垂れ幕に溶け込んでいく様を営業を続けるお店の前を通り過ぎながらしっかり観察し続けていくことにしよう。

雑感雑記 #490 (2/22/07記)

「悪の枢軸」

以前一度書いたことがあるが、ノーベル級の「発見」をしたので再度。

ボクのホームページは直接ボクに届くメールを送ることができるようになっている。
そこにやってくる迷惑メールは1日約100通というところまでは前回書いた。

その後、この数は一層増え続け、且つ巧妙を装うことにますます長けてきている。
削除するのも一苦労。勢いあまって滅多にやってこないリスナーさんからの本物メールまで削除してしまわないかと毎日ヒヤヒヤものだ。

さて本題。
メールには受信日時がついてくる。

ボクが受信ボタンを押した瞬間にドッとなだれ込んで来る大量の迷惑メールの最新数十通の受信時間が正に受信ボタンを押した瞬間と同じであることを最近発見したのだ。

電脳の人にとってはどうってことない現象なんだろうけど同じ時間、それもこちらがアクションを起こした瞬間に大量に入ってくる「魔法」を、ボクは暗闇に潜む多数のハブが指を動かした瞬間一斉に大きな口を開けてののど仏に向かって飛んでくる絵を見るような気分で眺めている。

仕掛けはどうであれ、怖ろしいものだ。

2月22日(木曜日)

明るいギターデュオ、DEPAPEPEの三浦くん(左)と徳岡くん(右)が昨日リリースのシングル「桜風」のプロモーションを兼ねて初めて番組に来てくれた。

ライブはお手のものの2人なので3曲もやってもらった。いやまあ、ごきげんに楽しくナイスなライブであった。

2人のギターテクはてくてくとすごいものなのは周知だが、これからはギタリストとは言え歌えた方がより良い。だから、ボクが鬼の特訓で「長崎は今日も雨だっただろうか?」を叩き込んであげた。しっかりと教えを吸収するあたり立派だった。ただ、今後これが彼らのライブに活かされるかどうかはボクには不明である。

雑感雑記 #491 (2/23/07記)

「エリア」

ラジオ電波には飛ぶ限界がありエリア内とエリア外が出来るのは避けられない。
インターネットはwww.(world wide web)「世界中のくもの巣」というだけあって基本的に地球全体がエリアになる。

FM802も当然積極的にホームページ展開をしている。
そのせいでエリア外に住んでいてもホームページを通じてFM802の香りを楽しんでくれている人も結構な数いらっしゃるようだ。

先日「悪の枢軸」の迷惑メールをポイポイ削除していたらその中に大阪出身で現在ロスアンジェルス在住の主婦の方からのメールが紛れ込んでいた。

差出人が迷惑メールの大多数を占める英語名だったので危うく削除するところだったそのメールには数日前にボクが書いたクリーム・マッシュルームスープに触れ、確かに典型的にアメリカンなものですよね云々とあった。

ニコニコと読み進むと16年もアメリカにいると時々「大阪渇望症」になりFM802ホームページからボクのホームページにたどり着いたとのこと。そして今ではこの雑感雑記を「ふんふん」と言いながら、「んなアホな」と言いながら、また時には「ブハハ」と破顔一笑しながら愛読してくださってるとのこと。

うれしかったねえ、やっぱし。
だからこいからもがんばるもんね、おいら。

ま、つまり「目の前に人参をぶら下げられた馬はよく走る」というお話しでした。

雑感雑記 #492 (2/26/07記)

「確率」

高速道路を気持ちよく走っていた。
ピュンピュン車を追い抜いていて、ふと横を見たら知り合いの車だった。

ボクも友人も目ん玉ひん剥いて、びっくらこいた。
窓を開けた友人が「ヒロさ〜ん、またメールしますよ。」と叫んだ。
ボクはニコニコと走り去った。

全くの偶然がこういう具合に起きる確率はどれくらいなんだろう?
こんな偶然を呼び込んだ寺平さんには、今きっと運気が満ち溢れているはずだ。

だからグリーンジャンボとサマージャンボとドリームジャンボを買うことにする。
きっと大当たりが続くであろうが、突然親戚が増えるのも困るので結果は伏せておくことにする。
わはははは。

2月27日(火曜日)

FM802今月の邦楽ヘビーローテーション「霙〜mizore〜」を歌うサガ・ユウキくんがゲストに来てくれた。紆余曲折の末、今自分の歌を聴いてくれる人がいてくれる嬉しさを噛みしめている青森出身の好青年。ボクもインタビューをしながら彼に対する好感度は益々アップした。4月のニューブリーズにも登場してくれるのが今からとっても楽しみだ。

スタジオライブもごきげんに聞かせてくれた。S.Yairiのギターで聞かせてくれた。しかも貝のインレイ付きのS.Yairiでだ。昔から欲しかったギターなので「もらったげる。」と言ったら「オヨヨ〜」と目頭を押さえながらこの世界の厳しさも噛みしめたようだ。

雑感雑記 #493 (2/27/07記)

「職環境」

日常的に音の洪水の中で生活しているからだろうか、プライベートの時間に積極的に音楽を聴くことはない。

理由は簡単。音楽に向き合わなくてもいい時間でも、音楽が流れるとパブロフの犬状態で必ず音楽とがっちり向き合ってしまうことになるからだ。

日常ではあまり音楽に触れないというのは、寿司職人が人からどんなに羨ましがられても毎日お寿司を頬張る気分にならないのときっと同じであろう。

ところがボクには月に1度例外の時期がやってくる。男の子なのに月に1度の例外って何とも妙な気分だが、確実に月に1度やってくるのだからしょうがない。ちょっと遅れたり、またやってこなくて「どうしよう・・」とオロオロしたことすらない。さてその例外の時期なんだがボクの場合はいつも決まって「月末」である。

事務所では総務的な仕事もやっている。そしてこれが一番大変なのは月末。
大変だけど単純作業でこういうときだけ「音を楽しむ」気分になれる。ただ歌詞付きの曲の場合やっぱり気がとられるのでボクの月末はインストルメンタルな時間なのである。

ここんとこボクのコンポから流れているのはフュージョン、ジャズ系な音である。仕事の邪魔をしない良質なインストルメンタル、参考までに紹介しておこう。

"2X2" Indigo Jam unit (日本のジャムジャズバンド)
"First Protocol" Incognite Guitars (インコグニート、ブルーイとトニー2人のギターアルバム)
"Tropea 10" John Tropea (ニューヨーク有数のセッションギタリストの10枚目のソロアルバム)

気持ちよく仕事はかどらせたいなら、ぜひ。

雑感雑記 #494 (2/28/07記)

スティービーワンダーはビートルズと並んでヒロさんのヒーローだ。
今大阪にいる彼が超独占インタビューに応じてくれた。


昨日の大阪初日の開演前のひとときをFM802のために割いてくれたのだ。 話し始めると一気に打ち解けてしまって、10分の予定がインタビューだけで25分してしまった。 その模様は今日午前9時台にまとめてオンエア。たくさんの人に楽しんでもらうことが出来た。

彼も実はラジオ大好き人間で彼がやっているラジオDJの話しなども出て、ボクが逆にインタビューされたりもした。

因みにボクの声はロスアンジェルス時間の3月1日木曜日午前6時から4時間に渡ってオンエアされる Stevie Wonder's Morning Thunder Thousand dollar Thursdays で流されるそうなのでぜひ聞いてくだされ。

あ、そうそう、インターネットでもちゃんと聞けるのだそうな。
アドレスは http://www.kjlhradio.com  ぜひ一度お試しを。

残念ながら写真は取れなかったけどまたステキな想い出がボクの心の中で生き続けることになるだろう。
2月28日(水曜日)

マブダチ、Fried PrideのSHIHOと横田アキオが番組に来てくれた。3月リリースのライブDVDのキャンペーンではあるが、実はStevie Wonder大阪公演を楽しむという裏技も合わせ持っての来阪だったのだ。

SHIHOが昨日のライブの後Stevieに会ったと自慢したのでおいらは単独インタビューをしたことを告げビックリこかせてやった。わはは。だからそのままゲストパートでStevieインタビューをリスナーさんと一緒に聞かせてあげた。

途中当然スタジオライブも有り。曲はStevieのRibbon in the sky だった。アレンジも最高でほんとにフラプラはすごいユニットなのであります。4月には神戸と大阪でライブもあるのでまだ未体験のあなたはぜひ。

今回は北海道から関西乗り込みだったのでおみやげに、おいら未体験の北海道名物スープカレーを頂いた。そのせいかどうか、今朝のボクのフラプラに対する言葉遣いはやや丁寧だったような気がしないでもない。

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