HIRO T'S DIARY
● 5月の日記 ●

5月1日(月曜日)

5月になりました。今月も親ばかで恐縮なのですが、我が家の新メンバーttくんの近況報告からスタートさせてください。やって来て約3ヶ月が経ちました。700gだったパピーちゃんも先月は1.2kgsになり、そして今は堂々1.6kgsにまで成長しました。

めっちゃベビちゃんだったttはスクスクと育って彼は最早、少年の域に達しています。運動能力もけたたましくアップしてもうちょっとでソファの上に飛び乗ってきそうな勢いです。ソファの上には彼の大好きなフワフワのクッションを始め「噛み噛み」をし続けたくなるようなものがたっぷりと乗っかっているので、ソファの上はttくんの場所ではないということをソロソロ教育し始めなければと考えているところです。頭脳明晰なttくんはきっと理解してくれることでしょう。

徒に吠えることもしないttくんはとってもおりこうさんです。ウンチは完璧にトイレでするようになりました。ただ、まだ時々おしっこを漏らしてしまうのが玉に瑕ですが、お父さんは「パーフェクト過ぎる人格も息苦しいもんやから、これでええねん。」とバカなことをゆっています。

雑感雑記 #277 (5/01/06記)

「スローライフ」

ここんとこ努めて土曜日と日曜日はゆったりとした時間を持つようにしています。
月曜日から金曜日の朝を担当するようになってからじょじょに「自己管理」も兼ねて意識して「ゆったり」とした週末の時間を持つようになってきたような気がします。

特筆すべきことではないかもしれませんが、日曜日の午前から午後にかけてテレビを消してリビングで読書の時間を数時間持ちました。理屈ぬきでいいものでした。四角い箱からエンドレスで吐き出される躁状態のノイズがどれほどの圧迫感をボクたちに与えているかを再認識もしました。

ブレックファストとランチを兼ねてゆるりと食べるのがブランチ。昨日のボクはブレックファストは早めに食べたのですが、お昼のタイミングを失して夕方に遅いお昼を食べることになりました。ランチとディナーを兼ねていたので「ランナー」と名づけましたが、この呼び名は世間に定着することはないでしょう、多分。

「スローライフ」のいいところは精神的にもゆとりを感じることができてリラックスするということだと思うのですが、しかしそれは同時にうかうかしていると「気の緩み、からだの緩み」にもなってしまう危険性もはらんでいることを認識しておかねばなりません。昨日は夕方に外出しイタメシ・ランナーと洒落込んでみました。お代わり自由のホームメードブレッドをオリーブオイルにひたしてムシャムシャと食べながら「おいおい、おなかまわりとかどうすんの?え?」と自問自答しつつも小瓶ビールを追加してしまいました。

「ちょっとくらい考えたらどうなの?え?肥満にどう対処していくつもりなの?」と詰問する内奥の自分に対して「ま、今日はもうここまで来てしまったのだから今更じたばたしても仕方ないっしょ。」と応える自分がいて、そちらのいわゆるやや自分に甘い方の自分が古い諺を引っ張り出してきてややアレンジを加えてこう答えたのです。

「どうせ、五十豚、百豚やし。」
(音読みで発音してもらおうと彼は考えているようですが、これも世に定着することは決してないでしょう。)

「スローライフ」ってのも、これでどうしてなかなか大変なものです。

P.S.
先月末の雑感雑記に対するみなさんのコメント、ほんとにたくさんありがとうございました。
お返事はできないかもしれませんが、これからもコメントお待ちしております。

5月1日(月曜日)

Mamalaid Ragの田中拡邦くんと江口直樹くんが揃ってやって来てくれた。ニューブリーズにも2回出てもらっているので意識の中にはなかったんだけど、江口くんはスタジオに来るのは初めてだった。

今回は2枚目のアルバム「MAMAKAID RAG2」のプロモーションだったんだけど、ビートルズたらクリームたらボクがよだれしてしまうような話題もたっぷり登場した。ミキサー周りはだからよだれでベタベタになってしまった。

いつもそうなんだけれど、彼らの音には確実にママラグの世界が息づいている。そのあたりをあなたもぜひ味わってみてくださいね。

雑感雑記 #278 (5/02/06記)

「餅は餅屋」


蛍光灯を換えるときは心拍数が上がります。昔も今も上がります。

片側にギュッと押し込んで反対側から片側ずつ外すタイプと、蛍光管を90度回して下にずらすように外すタイプと2つあり難易度からいうと前者の方が数段難しくスムーズに外すためには全日本蛍光灯脱着協議会検定3級以上の資格が必要だという噂を聞いたこともあります。

クロゼットの天井で10年以上輝き続けてきた蛍光灯くんに寿命がやってきました。我が家でこの状況に対処できるのはボクしかいません。ttにやらせようかとも思いましたがさすがに彼にはまだちょっと無理でしょう。蛍光灯くんに心拍数の上昇を気づかれないように、薄ら笑いを浮かべながら脚立を抱えてクロゼットに入っていきました。

まず蛍光灯のカバーを外さなくては何も始まらないのですが、どうやって外せばいいのかチンプンカンプン。カバーのどこにも外す手がかりがないのです。脚立の上で焦りました。しばらくするとクロゼットの外から「だいじょうぶ〜?」と状況を気遣う声。天井に伸ばした両腕から血が下がり痺れだしていることに気づかれないように努めて明るく「ああ、快調快調。」と答えました。半泣き状態でカバーを上に押し上げるとその反動で「カチャッ」とカバーの片側が外れてくれました。奇跡が起こったのです。でもその後にもっと大きな難関が待ち構えていました。蛍光灯くんは全日本蛍光灯脱着協議会検定3級以上が必要な難易度の高い方でした。ギュッと片側に力いっぱい押し込むと反対側は外れるのですが、しかし、いわゆるソケットから完璧に出ることはなくかえって変なところに引っかかってその後は押しも引きもできない状態になってしまいます。気を静めて元に戻そうとしてももう戻ることはありません。

懐中電灯の灯りだけを頼りにガチャガチャしていると、10年かかって蛍光灯カバーにうっすらたまった埃が上を見ているボクの顔に降り注ぎます。空気の動かない狭いクロゼットの温度は上昇し、玉の汗が浮かぶボクの顔に降り注ぐ埃のせいで顔全体がイガイガチカチカしきました。1m以上ある長い蛍光灯くんをやっつけるのはもう腕力しかありません。いつ「パリ〜〜ン」と来ても構わない、それでも本望だと悲壮の覚悟も決め戦いを続けました。ガチャガチャ、ガチャガチャ、ガチャガチャ、ガチャガチャ・・・・・

クロゼットからの異常な音を聞きつけて、外から再度、「だいじょうぶ〜〜〜?」の声がかかりました。腕の痺れも限界にきていたボクはこれをきっかけにクロゼットから飛び出しました。「もう知らん、あれは不良品や!あんなのつけたやつが悪いんや!これからはクロゼットは懐中電灯で使うのや!そんでええ!」と洟を垂れながら唸りました。

触らぬ神にたたり無し、ttも含めその日は家族全員、ボクをそっとしておいてくれました。

次の日帰宅して洋服を着替えようとクロゼットに入ると蛍光灯が煌々と燦然と輝いています。狐につままれた気分で家人に「どないしたん?」と問いかけました。お昼に近所の電気屋のおじいちゃんに来てもらったそうです。ちょっと手がプルプルしているおじいちゃんなんですが、「はいはい」とニコニコ作業を始めて5分もかからず新品の蛍光灯に取り替えてくれたようです。

おじいちゃんにとってはきっと赤子の手をひねるより簡単な作業だったのでしょう。ひねられた赤子の手を持つおじさんはその日は頭から布団をすっぽりかぶって寝ました。人知れず枕を濡らして寝ました。

蛍光灯を換えるときは心拍数が上がります。昔も今も上がります。これからはきっともっと上がることでしょう。

雑感雑記 #279 (5/03/06記)

「dilemma」

JRの時刻表ほど正確ではなくても、人それぞれ自分自身の「時間管理」をしているものです。
目の前数時間というミクロの単位での管理から人生最終目標に向かってという遠大なマクロの単位の管理まで人それぞれだとは思いますが、どんな人でもミクロ単位の管理は必ずしていると言っても過言ではないでしょう。

例えば昨日のボクです。

午後一番にジムに行く予定が雑事に追われているうちにそれも不可能になり、でも中途半端に余った時間を使ってずっと棚上げ状態にあった「窓拭き」作業などを完成させました。することは済ませたけれど帰宅するにはまだ若干早いぽっかり時間の空いた午後。スタッフのみんなには「お休み前やから、はよ帰り。」とやさしいボスをして、ひとり静かに後ちょっとでおしまいになる「ダ・ヴィンチ・コード」文庫本の上巻を読んでから帰ることにしました。

自分でもナイスな「時間管理」ができたものだとほくそえみながら1人っきりのオフィスで文庫本を開けた瞬間に電話が鳴りました。これは当然予定には入っていなかったことですが、お仕事の電話だったらいけないので渋々受話器を取りました。すると「ひねられた赤子の手を持つヒロさん、お久しぶりっす!」と飛び込んできた声は、よく呑みに連れてったげている若い衆でした。ボクが今朝書き上げたばかりの雑記の一節を挨拶に織り込んでくるあたりなかなか洒落たやつであると認めなければならないでしょう。畳み掛けるように彼は「いやまあ、いつも雑記を楽しく読ませてもらってます。特に蒼き若さの頃はなんかジ〜ンときましたわ。」だって。

誉められて喜ばない人間はいないわけで、読書を中断された不快感も吹っ飛んだボクは相好を崩しながら彼との久しぶりに会話に打ち興じました。利害を同じくしない人との会話というのは本当に楽しいものです。

「わはは、わはは」と笑いながらフッと気づくと最初は誉められていたはずなのですが、いつの間にか「彼のさまざまな自慢」へと話題は変わり、しかもそればっかりを相当長い時間聞かされているようです。横目で時計を眺めるともうとっくにナイターも始まっていてボクの当初の「時間管理」ではこの時間にはもうお風呂を終えてビール片手にそろそろ野球観戦を始めていたはずなのです。これはいけません、この陽気な若い衆のためにボクの「時間管理」はボロボロになってしまいました。

読み残してしまった後たった数ページの「ダ・ヴィンチ・コード」のことを悔やみながら帰路につきました。ボクはまだまだ「時間管理」を含めて「自己管理」の研鑽が必要なようです。

ん?その若い衆?もちろん、もう呑みには連れてってあげません。

雑感雑記 #280 (5/04/06記)

「望郷」

車を走らせていて追い抜いていく車のナンバーをふと見ると「習志野」ナンバーでした。

「わあ、ほんまに今はやっぱりゴールデンウイークなんや。」と感慨深く、それからは抜きつ抜かれつしながらボクのナンバー拝見ドライブが始まりました。

八王子、いわき、石川、福井、横浜、松本、福山、旭川、尾張小牧、大宮、八戸、練馬、長崎、広島、水戸・・・・・とても覚え切れません。

続々と読み上げながら、「高速道路がそのまま日本地図や〜!」と思わず彦麻呂さんになってしまいました。
ささやかなボクのゴールデンウイークでした。

5月5日(金曜日)

先週金曜日スナックで知りあったばかりのギター弾きの青年、わたなべゆうくんに来てもらいました。そしていきなり番組で3曲も弾いてもらいました。

奇をてらわない素直なフィンガーピッキングの音は休日の朝に心地よくマッチしました。もし大阪で彼のライブってか生音に触れたい方は毎週土曜日の午後2時くらいから7時くらいまで三国のカフェ「FreeWill」で弾いているそうです。

CDの音を手に入れたい方は京都でネット通販をしているプー横丁で入手できます。ヤフーなどで検索してぜひ。

いや、まあ、しかしまた「いい音」に出会いました。

雑観雑記 #281 (5/05/06記)

「ささいなこと。でも・・・」

802DJオーディションの公募も始まってきっと今年もたくさんの「DJ to be」の人たちがドキドキとエントリーされることだと思います。そこで今回はずっと以前から常々すっごく気になっていたことを、現役のDJさんも含めてアドバイスさせていただくことにします。

ラジオを聴いていると、よく「さ、リクエストの方にいきたいと思います。」とか耳にします。その度にボクの耳はイガイガします。「さ」をつける必要はまったくありませんし、「〜の方」は用法として大間違いなのですが、実は今回はここをグリグリと指摘するつもりはないのです。

大問題はこんな短い文章の中になんとまだもうひとつ隠れているのです。それは「〜したいと思います。」なのです。本人はきっと聞き手に対してややへりくだりながらの丁寧さを強調したいと思って無意識にこのような言い回しになっているのでしょうが、これは大きな間違いです。ラジオの番組で時間をコントロールしているのはDJ自身であり、聞き手ではないのです。だからDJが「〜したいと思います。」ってのはリスナーにはどうしようもないことなので勝手に思ってればいいわけで、その点でとても頓珍漢な表現と断じなければなりません。

「今日は〜の〜を聴きながらお別れしたいと思います。」と言う代わりに「今日は〜の〜を聴きながらお別れです。」もしくは「〜お別れしましょう。」と言う。 どうですか、文字で表してもイメージの違いが歴然としているでしょう?ベタベタせずに、スッキリとした歯切れ良さを感じられるはずです。とっても男前な表現だと思います。

冗長な表現を避けて不要な形容詞を使わず、ダイエットトークを心がけながら随所に「おとこまえ表現」が加わると、磐石の構えが出来上がるという寸法です。

今回だけは無料でこのヒントを差し上げておきます。DJオーディションに臨まれるみなさん、そして現役でも思わずハッとしてしまったDJさん、今までのことはなかったことにしてあげますから今この瞬間から本当の「おとこまえ」になる努力を始めてください。

DJという特殊な職業の専門分野のことを書いたように思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのあたりの「極意」は一般社会生活でも役立てていただけるはずです。日常会話ではなく、会議での発表などなどあなたが「主体」となって言葉を発する立場になったときにはこの「極意」はそれこそ「極上の武器」になるはずです。発表の中身がそれほどの内容でなくてもこの武器のおかげできっと聴衆には「白眉の論」と捉えてもらえることでしょう。

MC(Master of Ceremony)は媚を売るものではありません。なぜならあなたは、なんつっても「マスター」なのですから。ご活用を。

さ、とっても気持ちよく演説させていただいたので、今日はそろそろおしまいにしたいと思います。(ん?)

雑感雑記 #282 (5/08/06記)

「初めてのサイン」

先週802のガレージセールである「ファンキーマーケット」に行きました。今年はブースは出せなかったんだけど、エデュケーション・リーダー・キャンペーンで必要な募金活動をサポートするために行きました。午後1時過ぎから約2時間かけて会場を1人でくまなく歩き回ってたくさんのリスナーのみなさんの笑顔と募金協力をいただきました。

こういう機会には当然のことなのですが、ものすごい数の写真、写メールを撮ったり、みなさんと握手をしたりします。ほんとうに途方もない数だったと思います。そのすべてに「ニコニコ」と対応したつもりです。そのせいもあるのでしょうが、募金の後は正直ヘトヘトになって会場を後にしました。

ボクのホームページはご存じでしょうが、ボクに直接メールが送られるようになっています。ファンキーマーケット直後からリスナーのみなさんから喜びの言葉と共に一緒に撮った写メールや写真が続々と送られてきています。もちろんそのすべてをちゃんと読ませてもらっているのですが、それぞれの文章が「嬉しさに踊っている」のに気づきました。ボクにとっては「多数」の中の1枚の写真なんだけど、その人にとっては素敵な思い出となる「たった1枚」の写真になっているのだと改めて強く感じました。

あの人の「オンリーワン」に値する笑顔をボクはしていたのだろうかと添付されている自分の「笑顔」を見ながら自問自答しました。

20年以上前、まだプロのDJになる前にバルーンショーの司会を屋外ステージでしたことがあります。5歳くらいの男の子がステージ横でボクを待っていて、ショーでもらった風船にサインをせがんできたことがありました。誰もボクのことなんか知らないときなのに、ステージに立っていたボクは彼にとってはそれだけできっとキラキラとした「げいのうじん」だったのでしょう。鼻の奥がちょっとツンとなりながらも、プロとして初めてしたサインを思い出すと同時に遠い過去でセピア色になってしまっていた「あの時のあの気持ち」がまた鮮烈に蘇ってきました。

「初心」は何があっても忘れ去ってはいけないものであることを再確認させてもらったというお話しでした。

雑感雑記 #283 (5/09/06記)

「日付変更線」

社会生活では深夜午前零時が日付変更線で、ここを境に日付が新しくなります。

んが、放送業界ってのは摩訶不思議な世界でFM802では24時を回っても日付は変わりません。なんと午前5時が日付変更線なのです。不慣れなときは違和感を覚えていましたが今はなんとなく「そんなもんさ」と納得してしまっています。お日さまが昇ってくるあたりが日付変更線というのも、ま〜、その〜ひとつの定義として存在してもいいじゃあ〜りませんかという心境です。

午前5時が日付変更線というものが他にもあることを最近体験しました。

いつも午前3時5分に起床して家でゆったりと朝食、お風呂をして大体午前4時半に自宅を出発、5時少し前に事務所に到着しそれからなんやかんやして本番開始前に802に到着するというのがボクの日常のスケジュールです。ま、しかし日常があれば必ず「非日常」というのもあるわけで、この場合の「非日常」というのは早い話、時間通りに事が運んでいないことを指すわけです。番組が後1時間で始まるという午前5時くらいに自宅を出ることもたまにあったりしてそんなときに限って事務所までの道のりがとてつもなく遠いものに感じられてなりませんでした。

焦っていてしばらく気づかなかったのですが、実は「信号機」くんたちにも日付変更線があったようです。それも午前5時を境としているようで、それまでは事務所まで「15分の距離」が「25分の距離」に変わってしまうのです。信号機くんたちにも「お昼間シフト」とか「夜シフト」とかあったのです。ちょっとだけ感心しました。んが、こんな「非日常」はもう繰り返してはならないのだぞと約一月前に固く決意しました。

今朝、事務所まで25分の距離を久しぶりに走りながらその決意を思い出しました。・・・・って、あ、あかんやん、決意を忘れとったら!

5月9日(火曜日)

葉加瀬太郎さん、1年ぶり5回目の登場。今朝は7月末万博で行う情熱大陸ライブの先行予約も致しました。たくさんの枚数もアッと言う間に完売して相当ビックリこきました。やっぱし、太郎ちゃんはすごい人なのです。

ワハハワハハのインタビューもかっ飛ばしました。基本的に大阪DNAを持っているのでなんちゅうかばっちしと呼吸も合い、ただひたすらおもろい時間でありました。今回のバタバタラジオの風景もまた多分6月くらいのChannel T Jamでウエブ配信しますのでぜひご覧あれ。

和気あいあいのボクたちですが、ひとつだけ苦情を述べるとすれば「葉加瀬」という名前がパソコンで一発変換出来ないというくらいでしょうか。ま、ささいなことですが。

雑感雑記 #284 (5/10/06記)

「Hardware versus Software」

ハードウエア。
理数系の頭脳がその面積を拡げてゆく。
一段高等な数式を当てはめればその面積はらくらくの数乗倍。
勘違いの「無限」が続くとの錯覚に立つ砂上の楼閣。

ソフトウエア。
Hardwareを作動させるもの。
情緒の中に存在し即物的な需要には対応しないむしろ有機的な有限の供給。
アートでもあり、また人が生きるうえの「Key Stone」にも なりうるもの。

Hardware is civilization.
Software is culture.
They are so under my definition.

I'd rather be traditional and yet still cool software in broadcasting business.
And I'll hang in there.

雑観雑記 #285 (5/11/06記)

「若者」

今日の雑記は何の「含み」もない単純明快な「日記」です。
あまりにもストレートなのですが、書かざるをえないので書きます。

甲子園球場でのナイターが中止になるくらいの雨が降る夕方、ボクは家路を急いでいました。以前にも書いたことがありますが、家に近づくにつれて生活道路を通ります。車1台が普通に行き来する程度なら不都合はないのですが、でもやはりどちらかと言えば狭い道路です。ボクの少し前を近所の公立高校のクラブ帰りと見られる若者2人が傘をさして、横に並んでペチャペチャおしゃべりをしながらフラフラと進んでいます。

車と自転車、生活道路でもやはり車のほうが若干スピードが速いものです。これは相当愚鈍な人でも体で覚えている真理です。でもおしゃべりに夢中なこの若者たちは車が背後から近づいてきているのに気づかないようです。もしくは気づかない「ふり」をしているだけなのかもしれません。

あと2−3mのところまで迫られているにもかかわらずまだフラフラペチャペチャは何の反応も示しません。誰だって「ガッチャ〜ン」はやなものです、だから軽く「プ」と警笛を鳴らしました。そこで初めて彼らはめっちゃ大儀そうに前後に並んでボクが通過できるスペースをあけました。反応までの時間が相当長かったので、「自分ら、こんなとこ横に並んで走んな!」と開けた窓から言いながら通り過ぎました。すると後ろから 「$&%#>?<!!」 とやや意味不明な怒声が聞こえてきました。

カッチ〜〜ン! ツイニキチャイマシタ。シッカリトキチャイマシタ。
だから車を止めて「説教」をすることにしました。自分がヒロ寺平だということも忘れ、1人の大人として若者に意見することにしたのです。

「今何て言うたんや?」  「・・・・」

「なんか文句言うてたやろっちゅうねん!え?」  「そんなん、こっちに優先権があるんやし!」

「何屁理屈こいとんじゃ!軽車両の並列走行は交通違反なんやど。チャリの横並びは危険っちゅこっちゃ!」  「・・・」

「わかっとんか!」  「ブツブツ」

「しかもな、傘をさしてチャリを走らせるのも危険行為やねんど、それもわかっとんか!え、どやねん!」 「・・・・・」

ボクも自転車に乗りますが、とにかく自転車に乗る人たちは「自転車の持つ危険性」をしっかりと認識するべきだと強烈に思います。決して「チャリの子、そこのけそこのけ、ブーブが通る」マインドではなく、単純に自転車が危険満載の乗り物だという事実を全ての人が熟知するべきでしょう。

仏頂面の高校生を前にして体温が3度2分上がりました。

もしかしてこんな「若者」が増殖し続けてしまい「若者」を「バカモノ」と読まなくてはならない時代などがやって来たりしたらそれはそれで本当に悲しいことです。「若者」を筆頭とした自転車族の意識改革に期待するところです。

雑感雑記 #286 (5/12/06記)

「無根拠超私的風邪撃退法」

ノーアウトで1塁に走者が出た場合手堅くバントで2塁に送る。これ野球の基本的セオリー。

ボクは恥ずかしながらプロのDJ。 ってことは、風邪をひいてはいけないのです。ズルズル鼻声なんかでDJとかしようものなら自己管理の甘さを糾弾されることになります。だからボクは風邪をひきません。絶対にひきません。学生時代、先生に「寺平、絶対ってことはないんやから、そんないっつも絶対絶対言うな!」って注意されたことがありますが、それでも大声で叫びます。ボクは絶対風邪をひかないのです。正確に言うと、風邪菌はボクをやっつけようと取り付いてくることはあるのですが、その瞬間にボクは風邪退治をしてしまうのです。

風邪をひいてしまう前にやっつけてしまう。これがボクの風邪に対する基本セオリーなのです。

ん? なんっすか? 
「そんなすごい方法があるならぜひご伝授願いたい」ってですか?ボクが苦節半世紀もの月日をかけて会得したその秘伝を教えろってですか?それも「ただ」で?本来なら絶対いやですときっぱり拒否するべきところですが、今朝湯のみに「茶柱」が立っていたので特別におせえてあげましょ。よかったじゃありませんか、お客さん。でもこの秘伝、くれぐれも口外だけはされないようにおねげえいたしやす。

風邪菌が体に潜り込もうとする瞬間、とにもかくにもここでやつらを押さえ込んでしまうことが一番大切であることを忘れてはなりません。その気持ちを常に持っていると風邪菌が鼻なりノドなりの粘膜質にへばりついた瞬間に「あ、来た!」と気づくようになります。感覚とすればちょっと「イガッ」とする感じとでも言えばいいでしょう。それに気づけるようになればもうあなたは99%風邪をやっつけていると言っても差し支えはないでしょう。

具体的にある日のボクの行動を記しておきます。風邪菌を感じたその瞬間から「うがい」を開始します。徹底的に何回もします。これ基本です。いつもより必ず早めに帰宅します。熱いお風呂に入ります。めっちゃあっつ〜〜いお湯にドップリタップリ浸かります。同時にとっても濃い目のイソジンで約5分間うがいをしたおします。これはうがいというよりも歌をうたったと言うほうが正しいかも。湯船で芯から温まった後は速攻で夕食です。おかずだけを食べながら缶ビール2本、焼酎ロック1杯(プラスこっそりもう半杯分リフィル)呑んで、酔っ払い状態で薬を飲んでいつもより2時間も早く午後7時には寝ます。ぐっすり眠るのです。

朝の目覚めときが正念場です。便意を催したら、もうこっちのものだからです。
ドキドキと目覚めたら、大体「こんちわ」って来ています、便意くんが!ボクは小さく「うひゃ」と喜び雪隠に閉じこもります。すると出るのです。たっぷしではないんですが、出ます。ちゃんと、んこが出ます。流す前に上から覗き込んでみると仲間を増やすことができずに出てきた風邪菌が息も絶え絶えに「こんなはずじゃなかったのにぃ〜!」とんこの中で苦しげにもがいています。戦いに勝利したボクは片頬を歪めてニヒルに嗤いながら彼の混在するんこを流し去るのです。風邪菌は「ア〜レ〜〜」と去り、ボクは彼を「バイバイキ〜〜ン!」と優しく見送ってあげることになります。

早く寝るという行為以外医学的に見てみると不正解ばかりを積み重ねているのでしょうが、でもこれがボクの秘伝の極意なのだからどうしようもありません。この方法のおかげでボクがここ何年もの間鼻声でDJしたことのないのはいつも聞いてくれているリスナーのみなさんがご存知の通りです。断固とした事実でこの秘伝の極意は証明されているのです。だから誰もボクの秘伝の非科学性を責めることはできないのです。

「気」の根幹、基礎がしっかりしていると「元気」、「気」が弱々しくなってくると「弱気」、「気」が病んでくると「病気」、要するに全ては「気」だとボクは思います。だってこんな破天荒な秘伝でもボクはほんまに風邪をひいたことないわけなんですから。大声で風邪に「バイバイキ〜〜ン」って叫べるのは爽快なものです。

「腕白でもいい丈夫に育ってくれたら」マインドであなたもあなたなりの「秘伝の極意」をぜひ編み出してください。応援しています。

5月14日(日曜日)

文字ばかりの日記になってしまったら見ていて楽しくないだろうと思いました。画像付きの日記です。

雨もやんだので日曜午後は西区の靱公園を散策しました。

妹のスニーカーの紐を直してあげているお姉ちゃんのリボンの結び目がゆるくなっているのが目に入ったので後ろから直してあげました。

ゆらゆらと時間が過ぎる公園では何となく優しい気持ちになります。

ちっちゃな男の子に自転車を教えているパパがいました。ニコニコ眺めていると轢かれてしまいました。

平和な公園にもさまざまな人がいることを再認識して公園を後にしました。

ちょっと痛かったけど平和な午後でした。

 

雑観雑記 #287 (5/15/06記)

「開眼」

早朝の街を眺めていると季節の推移にとても敏感になります。
ボクのように神経が研ぎ澄まされてくるとさまざまの季節の無常をも察知するようになります。

日はじょじょに長くなりそしてまたじょじょに短くなって春夏秋冬が繰り返されると習いました。
でも今朝気づきました、それが「錯覚」であることに。

先週末まではまだ薄ら明るいだけだった午前4時45分。今朝はきっぱりと明けていました。
だからボクは5月15日を「夏のスタート日」"Summer starting day"と命名しました。乱暴に聞こえるかもしれないけれど突如開眼してしまったので仕方ありません。さっそく世界気象協会(SKK)にも登録することにします。ただこういうところはお役所仕事でみなさんのもとに制定告知が届くのはかなり先のことになるかもしれませんが。

夏のスタート日が確定されたのなら当然また「冬のスタート日」(Winter starting day)も確定されてしかるべきです。もはや季節に鋭敏になってしまったボクはそれを見逃すはずもありません。またその日が来たらこの雑記で高らかに宣言することにしましょう。

先に言っておきますが、いつまでたってもその宣言文が雑記に載らない場合はボクが今日こんなことを書いたのをきれいさっぱり忘れたのではなく多忙でそれどころではないということなので、そこんとこヨロシクなのです。

雑感雑記 #288 (5/16/06記)

「金斗雲」

お出かけをしました。キタの事務所からミナミ近くまでです。
いつもならチャリチャリでひとっ走りなのですが、デスクワークもたっぷりボクを待っているので時間を節約するために原チャでかっ飛ばしました。

市内目抜き通りには熱気ムンムンの車たちが溢れかえり、寄ってたかってうんともすんとも動きません。
ボクの原チャはそんな鈍重な「象さん」たちを尻目にスイスイスルリと市内を自在に走り回りました。数年ぶりに跨った原チャくんは俊敏で忠実な下僕だったのです。

アッと言う間に用事を片付けたボクはその後オフィスでお仕事をせっせと片付けましたとさ。
めでたし、めでたし・・・

と言いたいところなのですが、寺平さんは気をつけなくはいけないのです。おなかまわりにへばりついているポヨヨンとした脂身を減らすためにもチャリを多用し、今後は原チャを自重するべきなのです。

しかし今回の大阪市内移動で一飛び10万8000里の快感を体験した彼はこれからもひょっとしたらこっそりと原チャを走らせてしまうかもしれません。近い将来、街中をフルフェイスのヘルメットをかぶって「ウッキ〜」と走り回る寺平さんを見かけたとしたら構いませんからおなかのお肉を一掴みして、「メッでしょ、メッ!!」とゆってやってください。お願いします。

雑感雑記 #289 (5/17/06記)

「大阪七不思議」

動いていると見えてくることがたくさんあります。

たとえば・・・・

大阪市内に限定した話なのですが、車の流れを見ていると「北」に向かう車の数の方が「南」に向かう車の数より圧倒的に多いのに気付きます。新御堂筋のように朝と夕方に混雑が入れ替わるのなら問題はないのですが、市内の南北、いわゆる梅田エリアとなんばエリアを結ぶ道路はそうじゃないから不思議なのです。いつもいつも北行きが南行きよりずっと多いのです。

高校時代物理で習ったエネルギー不変の法則ってのがふと頭をよぎりました。(物理だったっけ?)ま、要するに「宇宙に存在するすべてのエネルギーはかたちを変えても、その総量は不変である。」ってあれです、あれ。この法則を車にあてはめるのは乱暴かもしれませんが、でもあれだけ一定方向にだけ車が流入するとそれを分散する意味でも「南行き」の車の数が増えるべきだと思うのですが。北に流入してきた車たちはいったいどこにいってしまうのでしょうか?メビウスの輪、もしくはクラインの壺に沿って走ったあげく別次元に吸い込まれていくのでしょうか?彦麻呂さんならさしずめ「車社会のダヴィンチ・コードや〜〜」と叫んでしまうことでしょう。

今回は大阪七不思議のひとつを紹介しました。

ん?あとの六不思議はって?
あ〜たね、んなの、やすやすとわかんないから不思議は不思議のままでおれるんでしょうが!え!

それがすいすいわかった日にゃ、あたしゃこんなネット社会の場末でウロウロなんかせずに今頃は六本木ヒルズの住人になって肩で風をきって歩いていますって!

あ〜たもちったぁ、動けばどうよってもんでしょが!えっ、そうでしょうが!
(と、うまく逆切れモードに持ち込んだ状態で今回は退散するのです。)

 

雑観雑記 #290 (5/18/06記)

「いた〜いおはなし」

大リーグヤンキースの松井秀喜選手が守備のときに怪我をしたニュースに日本中がひっくり返りました。でも超一流の手当てをすぐに受けて今シーズン中にフィールドに戻ってくるのもどうやら夢ではなさそうです。

少しホッとした気持ちになりました。

さて彼の怪我ですが、「左橈骨骨折」(ひだりとうこつこっせつ)と呼ばれるものです。怪我の直後のコメントで「味わったことのない痛み」と松井くんは表現していましたが、実はボクはこの痛みを彼とともに分かち合うことができるのです。違いは彼は左手、ボクは右手ってくらいかな。ボクの以前の日記でその顛末を読んでいただくことができます。2003年8月14日と2004年8月14日に2度に分けて詳述していますので時間に余裕があればぜひ。

確かにあれは「味わったことのない痛み」でした。痛みというより「熱さ」でした、それも「劇的な熱さ」。経験したことは無いのですが濃硫酸を満たした洗面器に手を全部つけたような感じとでも表現すれば少しはイメージしていただけるかも。


彼の左手首にはもう取り外す必要のないチタンプレートが埋め込まれているはずです。だから手術は1回こっきりでおしまい。稚拙な手術のせいで2度手術を受けざるをえなかったボクとは同じ怪我でもここが圧倒的に違います。2回目の手術でボクはチタンプレートを取り出しました。ボクのからだの中に1年入っていたこのプレートはボクの「歴史」の一幕を飾るものです。捨て去るには忍びなくついこの間ガラス細工をされているアーティストに依頼して球状のペーパーウエイトに変身させました。

誰も怪我なんてしたいと思っていません。松井くんもそしてあのときもボクも。でも不運は予期しないときにやってきます。悔いるのは簡単です、んが、メソメソしていても埒が明きません。「大難を小難」と考えて最良の対処法を取るべきで、こういう怪我の時は出来るだけ早く手術をすることでしょう。もちろん松井くんのように一流の腕を持つ医者に執刀してもらうのがベストですが、不慮の事故などの場合はそれをリサーチすることは一般人にはなかなか叶わないものです。

そしてここからが今回の雑記の一番重要なポイントです。

不運にも事故などにあって怪我をしたり、もしくは病気でもいいかもしれません、治療をしていてもいつまでも症状が好転しないことがあります。そんなときには迷わずに即同じ怪我または病気に対する別の専門医の所見を聞く「セカンド・オピニオン」を受けるようにしてください。納得いかなければ「サード・オピニオン」なども視野にいれておいてもいいでしょう。とにかく医療の現場では医師が「絶対」のものであると錯覚をしてしまいがちです。医師は確かに特殊知識、特殊技術を持ったものすごいプロフェッショナルです。でも彼らはあなたの「怪我」や「病気」を治すという目的のために存在しているということを強烈に頭に叩き込んでおきましょうね。

松井選手のリハビリも順調に進んで早い時期に彼の豪快なプレイが再び見られることを祈っています。

雑観雑記 #291 (5/19/06記)

「関西弁講座」

ま、ボクの雑記を読んでくれている人は圧倒的に関西人だろうから「関西弁講座」なんて「わざわざ」感も否めないところですが、でもひょっとすると知らない間にブログの女王真鍋かおりちゃんを追い抜いてボクがブログの王様になっているかもしれないじゃありませんか!ま、ゆってみれば準備万端、用意周到、千客万来ってことでこれで全く問題ないのです。そう、きれいに首尾一貫しているのです。うん。

北海道から始まって南は沖縄までいつも見てくれてる皆さん!いつもありがとう!(と、もうブログ・キングのつもりです。)
関西に来たらやはり本場の「関西弁」に面食らうことでしょう。関西人に負けないためにあなたも関西弁を学習しましょう。あ、いえ、したくなくてもするのです、いいですか?袖擦りあうも他生の縁なのです。ここに来ちゃった以上は潔く観念してボクに従っておいた方が身のためってもんですよ。ええ、ええ。それでは、まずは下に並べた漢字を関西弁で発音してみてください。
歯   目   酢  蚊   血  
毛   胃   屁  日   矢  
絵   戸   湯  手   尾  木

わ、だめですねえ。まったくなってませんねえ。何なんですか、そのちょっとスカした感じのスタッカート発声は?そんなこっちゃ、真の関西人にはなれないんですよ。え、何ですか、なりたくない。いいえ、なりたくなくてもなろうとするのです。いいですか?せっかく生粋の大阪人のヒロさんが、それもブログ・キングのヒロさんがただで、ま、業界言葉で言えばダータで教授してあげようとしているのに、その三白眼はないっしょ!四の五の言わずにもっかい発音してみんさい!

・・・・・・・・・

あらら、やっぱだめだわ。今回はそんな仏頂面で言うもんだから、関西弁というよりどちらかとイルクーツク語になっちゃってんじゃん!って、ボクまで所在不明な言葉遣いになってきちゃったじゃんかよ〜。

も、いいです。も、やんなくっていいです。言語的センス?(半疑問系尻上がり発音で)そゆの皆無ね、あ〜た。もう、こうなっちゃしょうがない。ボクがちゃんと発音したげますからそれを口移しで覚えることにしてください。いいですか?いや、だから覚えたくなくても覚えるのっ!じゃ、いくよ、よっく聞いておくんよ。一回しか発音せんけんね!っとに、ったく、!

歯ぁ  目ぇ  酢ぅ  蚊ぁ  血ぃ  
毛ぇ  胃ぃ  屁ぇ  日ぃ  矢ぁ  
絵ぇ  戸ぉ  湯ぅ  手ぇ  尾ぉ  木ぃ

「さっすが先生、ブログ・キング、発音が純正ですなあ。」「パチパチパチ」と会場からは割れんばかりの拍手が鳴り止むことがありませんでした。(っていつの間にかどこかの会場に移動していたようです。)

かなりたいそうになってしまった今回の雑記なんですが、要するに関西弁はなぜか一語の単語の場合、全部が全部ではないのですがその語尾が母音で伸びるってだけのお話でした。チャンチャン!

(仕掛けは単純でも関西人でない人にはこの発音はやっぱ難しいものですのでお気をつけ召され。)

(このメモはボクの直筆ではございません。あるアーティストに依頼して書きおこしてもらったものです。)

雑感雑記 番外編 (5/20/06記)

「KENTAくんからのメール」

初めまして。KENTAといいます。

ヒロさんの雑感雑記 #291 (5/19/06記)についてなのですが、北海道から毎日チェックしてる元802リスナーがいるよーってことを アピールしたくてメールしてみました。

ほんとなら衛星放送使ってでも802でヒロさんの声を聞いていたいのですが
貧乏学生のため、ポッドキャストと802のHPとヒロさんのHPを毎日チェックしてます。
学校を卒業したら関西に戻って、また802でGood Musicの虜になりたいと思いま す〜。

訳わからんメールになりましたが・・・すいません・・・・。
お体には気をつけて、これからも頑張ってください!!!
あ、でもお酒飲んだ後に薬はやめた方が・・・いいような気がします。

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わ〜い、やったあ、お薬の飲み方を学生くんに注意されたとはいうものの、ちゃんと北海道からメッセージが届いた〜。

やっぱりボクはブログ・キングだったのだとおめでたくつぶやいた土曜日の午前中でした。

雑感雑記 #292 (5/22/06記)

「つれづれなしゅうまつ」

英気を養ったというか、疲れたというか、ちょこっとアクティブな週末でした。

日曜日今シーズン初の阪神甲子園球場へ。
毎度のことなんだけど、すっげえ人の数にはやはり感動します。
「感動に乾杯!」とビール600円を購入して一気に飲み干しました。

途中清原選手の代打コールがあったとき球場中が大歓声に包まれました。
ヒーローの存在感躍如というところです。そしてその打席で清原選手は見事に2打点をたたき出してプロ通算1500打点を達成しました。金本選手から花束が贈られ球場全体が感動の嵐に包まれました。だから「感動に乾杯!」とビール600円を購入して当然一気に飲み干しました。

代打浜中がコールされ3−2と追い上げられてきた試合をぶった斬る2ランをかましてくれました。「すっげぇ、やっりぃ!」と大はしゃぎして「浜ちゃんのつぶらな瞳に乾杯!」とビール600円と柿ピー300円を購入。さすがに一気はちょっと辛かったのでポリポリグビグビ、ポリグビポリを楽しみました。

ダビンチ・コードは昨日現在で下巻の72/264ページと映画公開までに誓った完全読破にあと文庫本1冊の2/3ほど及びませんでした。それもこれも野球観戦ごときにに打ち興じてしまったせいでしょう。 

業腹です。

んが、うれしいこともちゃんとありました。
ボクのホームページにいまだ変わらず、もっこり続々とやってくる「ワンクリック詐欺」の山のようなメールの中に北海道のKENTAくんと同じように「ヒロさんの雑感雑記読んでますよ。」とイギリス・カンタベリーやアメリカ・ニューヨークからのメールが細々と混ざっているのを発見したのです。ボクはどうやらブログ・キングどころか知らない間に相当昇格してブログ・エンペラーとなってしまったようです。感想ですか?そうっすね、「うひゃひゃ!」とでも言えばいいのでしょうか、はい。

とまあ、そゆようなことがいっぱいあった週末でした。
今週はどゆようなことがあるのかとっても楽しみです。

雑感雑記 #293 (5/23/06記)

「車検」

愛車が3回目の車検から戻ってきました。

これでボクはこの子と一緒に丸7年を過ごしたことになります。どんなに疲れていても運転席に座るだけでホッとした気分にさせてくれ、その上ハンドルを握りながらさまざまな考え事をするのも邪魔をせず静かににつきあってくれるいいヤツなんです。ぶっ壊れてしまって、うんともすんとも言わなくなるまでボクはこれからも彼との親密な時間を共有していくことになるでしょう。

今まで一度も指摘されなかったので放っておいたのですが、今回の入院前にふとタイヤに目をやるとこの7年間ローテーションはしたものの同じものを履き続けていたせいで相当くたびれているように見えました。どこに行くにも文句も言わずにいつもつきあってくれる彼へのご褒美も兼ねて今回の車検ではちょっと奮発してタイヤ交換を発注しました。

車検も終わり戻ってきた愛車のタイヤを見て正直おったまげました。タイヤの溝ってあんなに深いものだったんですね。まるで日本海溝を見ている気分で新品のタイヤを見つめてしまいました。静々走り出してみて「グリップってのはこれのことだったのね!」と感動しておしっこをちびりそうになりました。ま、大人なので我慢しましたが、それくらい交換前とは比較にならない走りになったということなのです。

鯛は「腐っても鯛や!」って言ってもらえますが、タイヤは「腐ってもタイヤ」とは決して言ってもらえないという事実を発見したボクは天才かもしれません。アインシュタインさんも相対性理論を発見したときはきっとこんな気持ちだったのではと思います。ま、天才は天才を知るといったところでしょうか。

間違いありません、うん。

5月23日(火曜日)

2年半ぶりのニューアルバム「869本目のアーチ」をリリースする広沢タダシくんがやって来た。14回目の登場でアルバムから2曲とスタジオライブで「4月の風」をやってくれた。

いや、まあしかし彼とは長いつきあいで本来なら話もあっちへフラフラこっちへプラプラしてもしょうがないはずだけど、今日はゲラゲラ笑いながらではあるが「音楽」にフォーカスをあてたダブル・ヒロT談義になった気がする。おもろかった。

6月2日にはBig Catでソロ・ライブ。ボクも時間が許せば久しぶりの広沢ライブに行きたいなとスケジュール帳にはマーキングを済ませた。

雑感雑記 #294 (5/24/06記)

「ケータリング」

と言っても、決して啓太くんがリングに上がってボクシングをするということではありません。

これは日本語では「賄い」と呼ばれるもので、コンサートなどでは楽屋前にちょうどバイキングのように料理を並べてアーティストや関係者が本番前に夕食などを摂ることができるようにちょっとしたコーナーが設けられています。ケータリングとはこのコーナーを指します。楽屋エリアには当然関係者しかいませんからこの食事は無料です。小市民のボクは特別に設けられたこのコーナーの前でいつも儲けた気分になります。


昨日の夜はFM802春のキャンペーン「ACCSESS」をある意味締めくくるライブ「Colors of Cherry」がなんばHATCHで開催されました。普通のコンサートなら朝の番組に差し支えてはいけないと基本的にしないのですが、このコンサートはFM802としても中核に位置するライブなので司会も喜んでさせてもらうことにして出かけました。コンサートは開場時間の相当前に入らなければならず、時間をもてあましたりします。昨日も開演前にそんな時間がちょっぴりありました。そんときです、ケータリングのコーナーからおいしい匂いが漂ってきたのは。

ふと眺めてみると (ま、実は少しまえにはもうしっかりと見てしまっているのですが)、おいしそうなハンバーグがボクに手招きしていました。吸い寄せられるように近づいてこっそり2個取りたい衝動を押さえつけて1個にし、でもたっぷりの大根おろしを乗っけてそこにポン酢をかけて追加で玉子焼き、味噌汁、ご飯、お漬物をトレーに乗っけてさっそくいただきました。美味でした。すこぶる美味でした。むしゃむしゃアッと言う間に平らげてしまいました。この平らげるスピードには、はらたいらげるさんも3000点、さらに倍とコールしてくれたそうです。でもこのせいで夜寝るまでおなかはパンパンに膨らんでいました。

Bonnie Pink となごやかに。
スキマスイッチ、シンタ&タクヤくんとニンマリ。

楽屋という無機質なものの前に突如出現するケータリングのコーナー、遊園地のようでボクは大好きです。 
と、ここまで書いてきて今回のボクはいわゆる「ツカミ」の部分「啓太くんのボクシングリング」のことをおもしろいと思い、それをいろいろ多方面におもしろおかしく展開して書きたかったのにもかかわらず見事それに失敗してしまったことにハッと気づきました。

おいおい、これをいつもこっそりもっこり見に来ているKANちゃん!今心の中で「ヒロさん、まだまだですねえ。」ってつぶやいたでしょうがっ!お互い打率10割なんて絶対無理って承知しているはずなのに。グスン。

と、ま、少なくともこっそり見に来ているつもりの宿敵KANちゃんの虚を衝くことだけにはどうやら成功したみたいなので、これにてさらばじゃ。

KANちゃんの新型マイクと共に。

雑感雑記 #295 (5/25/06記)

「Saying」

ことわざは優れものです。
端的に状況を映し出します。

端的な言葉は魅力的でパワーがあります。
冗長な表現は廃退的でだらしありません。

だからボクの雑記も端的にいきましょう、端的に。

「豚に真珠」
〔マタイ福音書七章〕価値のわからない者には、貴重なものも意味がないことのたとえ。 とありますが、価値のわからない者ばかりでなく、資格のない者というのも意味に加えて問題ないでしょう。

昨日の「Colors of Cherry」のライブにはイタリアン・サマースーツをビシッと決めこんで行きました。みなさんからも「ヒロさんの白のスーツ姿がス・テ・キ!」なんてメッセージが続々と届きました。

んが、現実のボクはそうではありませんでした。着ていたイタリアン・スーツというのは相当細身に仕立てられています。去年夏までのボクならそんな細身のスーツでもややルースに着こなせたものでした。んが、タバコを止めてから加わった約7kgsというお肉のせいでシャツもパンツもジャケットの中に隠しているとはいうものの「パッツン・パッツン」でした。その意味合いからも昨日のボクはひたすら惨めだったのです。

そこでひとつ、ことわざを作ることにしました。もしよければあなたもお使いください。
「豚にイタリアン」

5月25日(木曜日)

2月にデビューしたシンガーソングライター、松田亮治くんが来てくれました。横須賀アーバンソウルというキャッチを持つほどの高音部分がステキなヤツなんです。最近のボクは少しでも曲をオンエアするために極力朝の慌ただしい時間にはゲストを入れないようにしているのですが、そのボクがとにかく早くライブを聞いてみたいと思ってやっと実現したというわけです。

んが、残念ながら今日のRyozyはこっぴどく風邪をひいていました。責任感からそれでも歌おうとウオームアップする彼を見てボクがドクターストップをかけました。だから今朝はインタビューのみ。

でも彼は6月16日リベンジに戻ってきます。その時ぜひ彼の生歌をたのしんでやってください。

雑感雑記 #296 (5/26/06記)

「かぶれ」

昔からかぶれるのはおむつ、うるしとだいたい相場は決まっていました。
ところが世の中進むにつれかぶれるものも選択肢が増えてきちまいました。

そのひとつ、典型的なのが「英語かぶれ」。
こんな人に出会ってしまうとそばにいるこちらまで体中かゆ〜くなってきて迷惑千万です。ま、会話の発音がちょっぴり英語風になるくらいは耳を掻きながらでも聞き逃すことも可能なのですが、これが書き言葉にまで反映されてくると思わず「カンベンシテクダサイヨ〜〜」と身悶えしジンマシンも一気に吹き出てきます。

こんな文章を見たときに遂に悶絶してしまいました。
「素敵な風景だったのでキャメラに収めました。」だって!

ウゲェ〜〜〜〜〜ッ!!

あ、あとそれとビデオって言う時に下唇を噛む人もやっぱり、ちっちゃなウゲッだったりします。

真正の英語かぶれさんに出会うとこちらもやぶれかぶれになります。
と、まあ、言いたいこと言って、のども渇いたのでワラでも飲んできます。

5月26日(金曜日)

もうデビューしたばっか!もう元気いっぱいで笑顔がバリさわやかなAYUSE KOZUEちゃんがゲストに来てくれた。この年頃ならば笑顔だけでも相当な武器なんだけどそこに持ってきて彼女しっかりとたたき上げてきたシンガーソングライター。あ、でもこの言葉ってアコギでポロリポロリのイメージだけど彼女はDTM(デスク・トップ・ミュージック)、ま、コンピュータ系のソングライターと言う方が正解でしょ。音楽界にも新人類の登場ってとこをひしひしと感じました。だから卓をいじくってしゃべるボクをめっけた時の目の輝きは、尋常ではなかったっす。機械に強い女の子ってのも新鮮でありますな。

バンバン応援していくことにしました。がんばってください。

雑感雑記 #297 (5/29/06記)

「読了」

映画公開日までには!と声高に宣言していた予定から1週間も遅れてしまいましたが、それでも遂に大作「ダ・ヴィンチ・コード」を読み終えました。

判じ物ストーリーの場合、読者は明かされる前に謎を解きたくなります。ボクも例外ではなく、既にストーリーを知っている知人に「な〜な〜、黒幕はホニャララやろ?」って聞きました。「フッ、はずれよ、はずれ。浅いわね、あ〜たも!」ってゆわれて悔しかったのを昨日のように覚えています。そのボクが快挙を成し遂げました。ストーリー終盤に出てくる5文字のキーワードというのがあるのですが、これをですね、見事にですね、事前に察知したのです。うれしくて仕方ありませんでした。

週末は東京に行ったので読み終えたのは帰りの新幹線の中、具体的に言うと京都駅に着いたときでした。誰でもそうだと思いますが、謎が解けたときって「ねえねえ、聞いて聞いて!」って誰かに自慢したくなるものです。とっても立派な社会人のボクも例外ではありません。一応念のために閑散とした車内をぐるりと見渡してみましたがそこにはボクの自慢話をニコニコと聞いてくれそうな人はいませんでした。残念でした。とっても残念でした。

雑感雑記 #298 (5/30/06記)

「満を持して」

例えばお鮨の場合、通になってくると注文の順番から食べ方まで儀式にも似た段取りってのがあるようでその域に達するには相当お金のかかる修行も必要なようです。またお蕎麦なんてものでも、そばつゆにどっぷりとお蕎麦を浸しちまうのは邪道もいいとこで蕎麦通からは白い目で見られてしまいます。「ボク、このヒタヒタ感が好きなんです。」と主張しても通るものではありません。通の人はのれんをひょいとかき分けて気軽にお店に入ってるように見えますが、それでもそれぞれそれなりに満を持してお店に向かわれているようです。

ご存知ないでしょうが、DJもボクくらいのベテランになってくると最高の放送をするために毎日の儀式として斎戒沐浴をのあと満を持してオンエア時間を迎えています。(ウソです。)

ま、とにかくそれぞれの分野に「儀式」にも似たさまざまの手順、段取りがあり、部外者がそれを見たり経験した場合奇異に感じることも多々あるということをちょっと書いてみたくなりました。

よくお芝居を見に行くようになったとは思うのですが、それでもまだまだ門外漢でちょこちょこと面食らう場面に出くわします。その中で一番困るのは観客の笑うタイミングと笑い声です。最近は技術も進んで役者さんがマイクをつけているお芝居も増えてきましたが、それでもせりふが聞き取りにくいこともあります。ボクにはさっぱりチンプンカンプン。それでも笑います。芝居通の方々は強引に笑います。間髪いれずに笑います。たくさん笑います。ストーリーを熟知しておられるのもそのひとつでしょうが、芝居通はこの「笑い声」を舞台の演者さんに届けることできっとエールを送っておられるのであろうとぼんやり考えます。ただ、ボクの耳にはその乾いた笑い声がこびりついてしまい、「お芝居の世界」から「現実の世界」に引きずり戻されてしまいます。

時々面食らうのはお芝居の終わった後のカーテンコール。鳴り止まぬ拍手の中感極まった芝居通さんたちがひとり、またひとりと立ち上がり始め遂に劇場全体がスタンディング・オベーションに包まれる時です。ボクもお芝居を楽しまなかったわけではなく、「うん、なかなかおもしろかったんじゃない?」なんて心の中ではつぶやいているのですよ。ボクなりの方法で拍手をしながら十分にお芝居を評価しているのですが、このスタンディング・オベーションはそういう不真面目な輩を許してくれません。一緒に立ち上がって拍手を送るまで許してくれないのです。もじもじと拍手を送りながら頬を伝う涙を感じることもあります。

どうやら「満を持して」幕が上がるのを待つようになれて初めてお芝居事情通になれるようです。

 

* 斎戒沐浴(さいかいもくよく) 神仏に祈ったり神聖な仕事に従事するのに先立ち、飲食や行動を慎み、
                水を浴びて心身を清めること。

**満を持して待つ         弓をいっぱいにひきしぼる。十分に用意して機会を待つ。

5月31日(水曜日)

ちょうど1週間前にデビューアルバム「心の世界」をリリースしたばかりのBahashishiからヴォーカルのゆらりとギターの浩一が来てくれた。

ニューブリーズ以来の対面だったけど、やっとCDもリリース出来たという喜びを素直に感じた。

今年は夏フェスなどにもバンバン登場するようで今からもっともっと忙しくなるんだろうけど、へばらないようにとエールを送りました。

雑感雑記 #299 (5/31/06記)

「ダンマリン・オレンジ」

常緑低木で白い花をつけ、秋から冬に食用となる果実をつける。
果皮が剥きやすく酸味が弱く糖度が高いため、生食用に多く消費されている。

ぜんぜんしゃべらないオレンジのことを指す。

[全地球柑橘類総合鑑定協会(ZCKSKK)調べ]

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