HIRO T'S DIARY
● 3月後半の日記 ●

3月15日(水曜日)

先週10枚目のアルバム「YOU」をリリースしたウルフルズが4人揃ってやって来てくれた。朝っぱらからで眠いだろうにそれでも元気にやって来てくれた。うれしかった。だから9時台を全部使ってウルフルズのみんなとワ〜ワ〜やった。何かびしょびしに汗をかくくらいゲラゲラしゃべった。どのくらいのゲラゲラかと言うとユリゲラーもびっくりするくらいだった。いやまあ、ほんまに楽しかった。で、アッと言う間に時間がやって来て「ほな!」の一言でインタビューは終わった。またいつでも帰ってきてちょうだい。俺は待ってるぜ〜〜〜。

さてさて、上の2枚の写真、微妙に顔の表情とか体の角度とか時計の秒針とかが違う以外に大きな違いがひとつあります。それは何でしょう?当たっても何にもあげませんが、当てようとしてもええよ。ってか、前回もやったこのクイズを今朝のオンエアでトータスにおもっくそネタばらしされたので心機一転、今回のをやってみました。さてさて??

3月16日(木曜日) 「信賞必罰」

今朝はあるニュースにひっかかってしまいました。
雑記を始める前に先ず共同通信のショートニュースを全文引用しておきましょう。

『殺人事件の被告が少年だった場合、市民の4人に1人が「成人よりも刑を重くするべきだ」と考えていることが裁判員制度導入に向けて行われた最高裁の司法研修所のアンケートで分かりました。一方、裁判官のほとんどが少年は刑を軽くするべきだと考えていて裁判官と市民の間で刑罰について、意識に大きな隔たりがあることが明らかになりました。』

非常に繊細なトピックです。
でも敢えて取り上げたのは裁判官の実に9割がこのアンケートに「成人より刑を軽くする」と答えていたからです。

ニュースに触れた瞬間ボクの心の中にザワザワとさざなみのようなものを感じました。
いろいろな角度からこの問題を捉えることができるでしょうが、ボクはこの「さざなみ」を「主観と客観」のぶつかりと捉えることにしました。

法の番人である裁判官は、徹底的に法を遵守することが要求されます。これは要するに徹頭徹尾「客観の立場」を貫くことです。彼らはそこに一片の主観をも差し挟むことが許されませんし、それはまた当然のことでもあります。

一方我々一般人は事件、特に殺人のような凶悪な事件、に触れるたびに犠牲者の遺族の心情を慮り、極悪非道の犯罪許すまじの気持ちになります。そしてこの感情は法を超越した圧倒的な「主観」と言えるでしょう。

客観 vs. 主観

これからもさまざまな凶悪事件が起こるたびに主観から見るとため息の漏れるような判決が出てくるかもしれません。でもそれは一切の主観を差し挟まず現行法の中で超客観的な判断のもと出されたものであると考えることにします。つまり「ため息」が出るのは現行法の限界を見ることになるからだと捉えることにします。

ただ、裁判官諸氏には客観に走るあまり、「人間味」だけは欠落させることのないよう、その努力だけは継続して頂くように心からお願いしておきます。

今回の雑記を書きながら改めてボクは「客観と主観」の距離の大きさを思い知った次第です。

3月17日(金曜日)「ほほえみ」

先日も書いたのですが、番組終了後に選曲をしているボクにはどうやら鬼気迫るものがあるらしいのです。
それでもその選曲の隙間をぬってボクに話しかけなくてはならないレコード会社のプロモーターくんの緊張感は相当のものがあるようで。

あるプロモーターくんが突然近寄ってきて「サンキュー、サンキュー・ハンバンガイ」と繰り返してボクに感謝してくれました。別に感謝されるほどのことはしていないんだけどなあと、言ってることをよく聞いてみたら彼は所属女性アーティストのライブが今度梅田であることをボクに告げようとしたのですが、緊張のあまり、「サ」と「ハ」の位置が逆転してしまっていたのでした。

一瞬だけ空気がかたまりましたがそれでも彼は確実にボクに「ほほえみ」をプレゼントしてくれました。
サンキュー!

3月20日(月曜日)

初登場のキャプテンストライダム。最初はちょっとボクの超アバウトな進行にとまどっていたようだが、それでも途中から初対面とは思えぬほど楽しく時間が動き出した。

2枚目のポップな仕上がりのアルバム「108 Dreams」をリリースしたばかりの彼ら、4月にはニューブリーズにも登場してくれる。まだライブを聞いたことのないアーティストの登場は珍しいんだけど、彼らによると「想定外」にすっげえいいライブをかましてくれるそうな。ほんと、楽しみなり。

写真左がベース梅田くん、真後ろがヴォーカル・ギターの永友くん、そして右がドラムの菊住くん。ま、ボクが相当先輩ということで労をねぎらってもみもみしてくれた。「ちょっとプヨプヨしてますねえ。」なんていらんことを言わないあたり、さすが、後輩であった。

3月20日(月曜日) 「殿様」

学生諸君から時々講演依頼などの手紙を受け取ったりします。
そのたびごとに「ヒロ寺平殿」と書かれた宛名を見てお尻がなんとなくむずがゆくってしかたありませんでした。

なぜむずがゆいのかを知りたくて広辞苑をパラパラとめくってみました。
そうすっと「殿は様よりも敬意が低く、また現在ではより公的な用語。」とあるではありませんか。

もうちょっと調べてみると、古くはかなり身分の高い人にも用いたが、現在では、目下に対してや事務的なものに用いることが多く、少なくとも目上に対してはほとんど用いないとありました。 「うん、そうか、やっぱり学生くんはボクに対してへりくだって『殿』ってつけているつもりなんだけど、それは間違いだったのだ。」と確信を持ちました。

ちょっと面白くなってきたので昔から子引き孫引きが大好きだったボクはもっと突っ込んで調べてみることにしました。

すると・・・

「殿」というのは法名の下に添えて呼ぶ敬称ともあります。
法名が解りにくいのでさらに調べてみたら「法名=戒名」ってあるじゃないですか。
知らない間に死んでしまっていることに気づいたボクは人知れず涙しました。
自覚していない間に死んでいるのは相当悲しいものですよ、やっぱし。

だ・か・ら・・・・

このあたりの使い分けがはっきりとしていなかった人はとにかく「殿」の使用は止めましょうね。
そしてこれからは「様」一本でいくのがどうやら無難なようです。

以上今回は802のバカ殿様の学習風景を披露した次第。

3月21日(火曜日)春分の日祝日!

「あんたも好きねえ」

平日毎朝午前8時を回ったくらいにその日生まれの人のホロスコープをやっています。
ボクは自覚していなかったのですが、その日生まれのリスナーさんの大勢の人はとってもこれを楽しみにしておられるようです。 確かに朝のテレビなどでも「今日の運勢」的なオンエアがいっぱいあるところから見てどうやら人は「占い」がとっても好きなんですね。

ボクのシフトは月曜日から金曜日。例え元旦であったとしても、また今日のように祝日であったとしてもこのコーナーは必ずあります。 でも土曜日と日曜日は番組がないので当然ホロスコープはお休みになります。時々「土日にないとはどゆこっちゃねん!楽しみにしてたんやで!」とねじ込んで来られる方もいらっしゃいますが、そゆときボクは「セイセイセイ、あのね、誰だっておんなじ可能性でホロスコープが飛んじゃうことがあるのよね。だから必ずやってくる順番を待とうね。」とやさしくゆって後1年、もしくは人によっては土日の関係で2年も待ってもらったりしています。

早く知りたい自分の誕生日ホロスコープをお行儀良く1年も待つとゆうことは、例えは的確ではないかもしれませんがちょうどおなかを空かせたパピーの目の前にごはんを置いて「待て!」を強要しているようなものでお尻がプルプルと震えている状態といってもいいかもしれません。

「ほんまかいな?」と疑われるかもしれませんが、実はこんなことがあったのです、と字数を稼ぐだけ稼いだ後にやっと本論に到達です。

先日妙齢のお嬢さんとお話をしているときに彼女がいかに自分のホロスコープを待ち望んでいたのかを熱く語ってくれました。
車通勤をしている彼女、ボクがホロスコープをする時間はいつも決まって大きな交差点で右折をするタイミングなんだそうです。

待ちに待った誕生日の朝、やはり同じ場所で右折の信号待ちのときにホロスコープがやってきたようです。もう彼女の耳はラジオからのボクの声に釘付け。一言一句聞き逃すまいとジッと聞き入っていたら後ろの車から「プップ〜〜」と大きなクラクションを鳴らされました。どうやら彼女は信号もそっちのけでホロスコープを聞いている間に右折矢印が出ていたようです。しかも我に返った瞬間にはその矢印も消え去ってしまい後ろに並ぶ車から彼女の背中にブスリブスリと強烈な「怨念」が信号が変わるまで突き刺さり続けたそうです。それを聞いたボクは微笑みと共に思わず一言「あんたも好きねえ。」とカトーチャッてしまいました。

誰にだってある誕生日。あなたはいつですか?平日毎朝午前8時2分過ぎに必ずやっていますのでぜひ聞いてくださいね。

と、まあ、要するに祝日春分の日でもボクの番組はちゃんとあったのよって叫びたかったわけです。わはは。

3月22日(水曜日)「地下探検」

昨日は祝日でお天気もまあまあだったので、スタッフと共にディアモール大阪に出かけました。
理由は国家機密にも相当する事案なのでここで詳しく述べられないのが残念でしかたありません。

おしゃれなお店がいっぱい集まって、しかもとってもきれいな街並みを見せるディアモール大阪。
この地下街はもっと古くからずっとそこにある大阪駅前ビルの地下街と通路でつながっています。

瀟洒な風情のディアモール大阪と大阪駅前ビルの地下街。
どちらかと言えばボクは駅前ビルの強烈な「アク」に惹きつけられました。

そしてヘタをすると迷子になってしまいそうな駅前ビルの地下街をスタッフと「ほぉっ、ほぉっ」といいながら散策したのです。 シャッターが閉まっている店舗もいっぱいある中にいろんなキャラクターを発散しまくっているお店が軒を連ねていました。

とにかくまずチケット屋さんの数の多さにたまげました。あれだけ同業者がひしめいているのに、競争相手がうじゃうじゃいるのに従業員さんたちはよくニコニコしていられるものですね。 ボクがもしチケットのお店をあそこに出したとしたら絶対にニコニコはできないでしょうね。隣のお店の人とお昼ご飯のときに食堂のカウンターで同席したとしたらたぶん、その人の座ってる方にわざとに肘を張り出して「こっからこっちはボクの陣地だもんね!はみ出してきたら承知しないかんね!」と心酔する東海林さだお先生の「モンネカンネの法則」を持ち出して眉間のしわも深々と、隣に来た競争相手を威嚇しようとするでしょうね。ま、要するにそれくらいの競合地帯だということなんです。

ウロウロ歩き回ると靴屋さんもありました。ビジネスシューズがなんと1足1500円でした。ルックスもウイングチップの靴なんてなのもあって仕上げもちゃんとしてっぽいんですよ。思わず買おうとお財布を鷲づかみしたのですが、今はスニーカーしか履かないことを思い出して辛うじて踏みとどまった次第です。でもそんなに安くてもそのお店には「もうあかん、やめます。」の垂れ幕すらかかっていなかったのにはたまげました。

ウロウロ歩き回ると古本屋さんのある一角に出ました。大量の本の持つ吸音効果なんでしょうか。そのあたり一帯はちょっとカビの匂いと共にひっそりとした佇まいでした。あの匂いでよく「ンコ」したくなる人がいるようですが、昨日のボクは無事でした。ほっとして神に感謝しました。本屋さんのディスプレイの一番端っこにはビニールで覆われた本も並んでいました。購入してそのビニールをバリバリと豪快に破いて「ウヒヒ」と言おうかとも思いましたが、よっく考えるともうボクはいい大人なのでかろうじて踏みとどまった次第です。賢明な判断と言わねばならないでしょう。

ウロウロ歩き回ると中古レコードCDショップもありました。長い髪の毛を普通のゴムバンドで結わえてポニーテールにしているヒゲの剃り跡青々のお兄ちゃんが店番をしていました。なぜか異様にハードロックのディスプレイが多かったのにたまげました。思わず「ポップスにもスポットライトをあてなさい!」と詰め寄ろうかと思いましたが、ボクはもうたっぷり大人なので寂しい笑顔だけを残してそのお店を立ち去ることにしました。でも懐かしいドーナッツ盤のジャケットから藤圭子さんがボクに微笑みかけてくれていたのがとっても印象的でした。

ウロウロ歩き回るとカウンターだけの食堂もありました。お昼どきも過ぎているのでパラパラと2−3人のお客さんしかいませんでしたが、その中にやってきているご飯に手もつけず寝込んでいるお父さんもいました。地下街にはほんとにいろんな人がいるもんだと最後の最後までおったまげっぱなしでした。

地下街から地上に戻ってまぶしさにふと空を見上げるとボクの頭上の木にはサクラがもう満開でした。
ソメイヨシノではないんだけどあれも確実にサクラの一種だと思います。東京でも開花したということですが、大阪もそろそろでしょうか。それともボクには見えていないだけで既にあちらこちらで繚乱なんでしょうか。

3月22日(水曜日)

もう数年前に知りあっていてその後もちょこりちょこりとは会ってはいるんだけど、番組には今朝が初登場の松たか子さん。今日リリースのニューシングル”明かりの灯る方へ”のプロモーションだったけど、いつも通りあっちに行ったりこっちに来たりとゆる〜いインタビューを楽しんだ。

もちろんお芝居の話もたっぷりとしたのであります。大阪では6月末から7月初旬まで劇団☆新感線のお芝居「メタルマクベス」に出演なんだって。元々ハードロック大好きのいのうえひでのりさんが演出するお芝居。ボクはパンフレットに書かれた宣伝文句を読んだだけで面白すぎて失禁してしまいました。自然に乾くのを待つのはちょっと辛かったっす。でも、まあ、また初夏の楽しみがひとつ増えました。うひゃひゃ。

雑感雑記 #251  (3/23/06記)

「ブログ」

誰でも簡単に自分のホームページが開設できるようになりました。
公開されているわけですから、ボクもいまどきの若者心理を学習する意味でもよくいろんなブログを覗いています。
そして「バトン」なるものが爆発的に流行っていることに気づきました。ご存知でない方のために軽く説明をしておきましょう。

バトンはリレーで使用します。正にそれと一緒でいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の5人を選びその人にバトンを渡す、という簡単なルールです。

そしてこれがバカにならないほどおもしろいのです。特に設問。コンパクトにまとめられた設問には相当の文才すら感じてしまいます。

大阪ならではを感じさせる「大阪人バトン」から、ボクが設問だけで吹いてしまったいくつかを紹介してみましょう。

★新聞などで「米朝対談」という見出しを見て、桂米朝師匠の対談だと勘違いしたことがある。
★(笑いを)スベッたことによって1週間くらい、仲間はずれにされたことがある。

と、このあたりは声を張り上げて笑ってしまいます。
でまあ、せっかくなので「ほほえみ編」もいくつか・・・・

★ムービングウォークでは歩くのが常識だ。
★ボケられたら突っ込むことが礼儀だと思っている。
★鳥肌を『サブイボ』と言う。
★マクドナルドは「マクド」と呼ぶ。
★「飴」のことは「あめちゃん」とチャン付けして言う。
★1〜10まで数えるのには音程が必要だ。
★小学生の頃、土曜日に学校から帰ったらすぐにテレビで新喜劇を見た。

などなどある中にこんなのもちゃんと入っていました。

★FM802のステッカーを車に貼っている。あるいは貼っていた。

設問と同じくそれぞれの回答もコンパクトにまとめられているのが多く、素直にボクは「これはとってもいい頭のマッサージだね。」と感心しています。

でも目にした瞬間、ボクならどう回答するんだろうと絶句してしまうものもたまにあったりします。
先日大阪人バトンではないバトンで偶然こんな設問も目にしました。

☆ヒロ寺平を知っている。

ビックリこきまひた。あんまひびっくりひたのへ、心臓がぱこぱことなってしまひまひた。

ボクは驚きのあまり心臓発作を起こしてそのページを開きっぱなして机に突っ伏して息絶えているのを発見されるのだけは何とか避けたいと思っています。
みなさん、本人が見ている可能性もあるのでほんと、あんまり驚かさないようにしたげましょうね。

でもま、せっかく回ってきたバトンなので(って、回ってきたんかいっ!)一応答えておきましょう。

☆ヒロ寺平を知っている。

ア、ハイッ。

3月23日(木曜日)

月に一度やって来てくれるベベチオ。通算7回目の登場。いつも通りにゆらゆらとトークにスタジオライブにと楽しんだ。ライブは少し前の曲で「はちみつハウス」ってのをファンキーにやってくれたんだけど、早瀬くんは熱唱の余りヘッドフォンまで吹っ飛ばしていた。ちょっとファンキー過ぎたかもしれない。

ゲストパートが終わってスタジオ前でボクが発案して早瀬くん、平良くんのパートをチェンジさせてみた。いつもほのぼのとさせてくれるベベチオサウンドから相当パンキッシュなサウンドに変化していきそうだったので、結局元通りのパートでいくことになった。ナイストライではあったが、結果は見事についてこなかった。わはは。

雑感雑記 #252  (3/24/06記)

「迷惑メール」

ボクのホームページには直接ボクにメールしてくることができる機能がついています。
なかなかお返事することもできませんが、やってくるメールには必ず目を通しています。

門戸を広くオープンしていると当然迷惑メールも入ってきます。
当初はあんまり目立たなかったのですが手口もどんどん巧妙になり、尚且つ入ってくる数も半端じゃなくなってきました。
数をしっかり数えたことはないのですが、夕方オフィスを出て翌朝戻ってくるまでにだいたい100通は入っているでしょうか。 削除するのも大変なので、メール受け取り機能を停止しようかとも思ったのですが何か「邪」に屈するのも癪なのでそれはしていません。

でもその「邪」がどれくらい巧妙なのか、ちょっとみなさんにも後学のために紹介しておきます。
ついでにそういうのを読んだ瞬間のボクのつぶやきもサービスで付け加えておきましょう。

まずは「柏木茜」と名乗る女性から。
「 すいません・・・アドレス帳を整理していたんですが、心当たりのないアドレスがあったんでメールしました。昔にアドレス帳の方に名前も何も残さないまま登録してしまっていたようなので…。本当に失礼だとは思うのですが、あなたのお名前とか、どちらの方だったかなど…ご迷惑にならない範囲で結構ですので教えてもらえませんか?普段は自分の名前を英字でハンドルネームにして「akane」って言っているのですが、覚えてらっしゃいますか?もしかしたらあなたのお名前だけでもわかれば思い出せるかも知れないので。多分、ずいぶん前にアドレスを交換したんだと思うんですが…。」

ボクのつぶやき:「いいえ、お言葉ですが、ずいぶん前から現在に至るまであ〜たとアドレス交換などしたこともありません。削除!」

次に「あやね」と名乗る女性で〜す。
「 メール送信先に間違いありませんか?昨日わたしのアドレス宛てにメールが届いていました。あて先がこのアドレスになっていましたが、わかりますか?私はあやねっていいます。どこで私のアドレスわかりましたか?」

ボクのつぶやき:「その質問ボクがあなたに聞きたいくらいなんですが。あなたのアドレスなんてたった今知ったばっかです。ほんの、たった今。だから削除!」

でも「あやねさん」は引き下がりません。 パート2がほどなくやってきました。
「あやねです、でも返事は欲しいな。。この前メールしたんだけど届いてなかったのかな??」

ボクのつぶやき:「ちゃんと届いてますが、ボク、あ〜たのこと知らないのね。意味不明のメールにお返事もする必要もないしね。だからやっぱり削除!」

しかし「あやねさん」はまだ食い下がります。 パート3もすぐにやってきまっした。
「 あなたからメールが来ないので、何度も確認しちゃいました。今日はダメなのかな…」

ボクのつぶやき:「ダメってか、なんてか、ずっとこれからもダメなんすけど。。。削除っ!」

「あやねさん」からの攻勢はパート4へと続いていきます。
「今日じゃなくても平気なんだよ、もしかして…ちょっと変だなって思ってたんだけど、あなたのアドレスにメール届かなくなっちゃってるのかな?このメールも見てもらえてなければ意味ないよね。」

ボクのつぶやき:「今日も明日もずっと未来も平気ではありません。メールは見てるけど見ても意味ありませんから。削除、削除、削除っ!!」
と、その後も彼女からは毎日猛烈にメールが届いています。

続いては「田中美樹さん」から。
「 実は、私、あなたのことを、拝見しておりまして、近くのコンビニや駅で何回か見かけたことがあるんです。好感の持てる方だなと思い、ぜひ、お会いしたいなと思っていました。」

ボクのつぶやき:「おいおい、見てたのかよ〜。止せよ〜、照れるじゃねえかよ〜。 ん?でも俺、何回も見かけられるほど駅なんて利用してないんだけど? はい、削除っと!」

そして「あゆみさん」は。
「先程連絡しましたあゆみです。実は仲の良い友人が今週いっぱい旅行に出かけているので時間が有り余っています。」

ボクのつぶやき:「先程連絡もらってないんっすけど。それより何よりボクには何の時間もありません。はい、削除。」

「尾崎百子さん」からは。
「START後、間もないと言うのに多数の方にご登録・ご好評いただき、ありがとうございます!」

ボクのつぶやき:「そうですか、それはよかったですね。 削除!」

「小春ちゃん」からは。
「権利獲得、おめでとうございます。担当の小春です(^^♪。」

ボクのつぶやき:「やった〜、ありがと。じゃ早速、ボクの削除権利も行使させていっただきまっす!」

「店長佐藤」を名乗る男からは。
「先日はご来店ありがとうございました。おかげさまで来月また新店舗をOPENする予定です。日にちが決まり次第ご連絡いたします。」

ボクのつぶやき:「先日行ってませんし、今後も行きませんし、たぶん。だから日にちが決ってもお願いだから連絡しないでくださいね。削除っ」

ボクはとっても国際人なのでこんなの以外にRobertくん、Henleyくん、Simonくん、JohnくんやPaulくんなどからやはり毎日いろんなお誘いのメールが届くのですが、もうめんどくさくなってきたのでここには書きません。

とまあ、これが現実の一部です。おのおののメールにはサイトアドレスが載っていてクリックしてそこに導くようになっていますが、多分この手のお誘いはそのまま例の「ワンクリック詐欺」のサイトあたりに連れて行かれることになるんでしょうね。やつらの手口はどんどん巧妙になってきています。みなさんも気をつけてくださいね。

でもさあ、こんなのがひっきりなしに入ってくるってことは、世の中こんな単純な勧誘にのっちゃう人も多いってことの証明でもあります。 お父さんたち、これぐれもご注意を。

昔も今も「邪」には用心が必要なんジャ!ってことで。

3月27日(月曜日)

ラブコールがやっと届いて今朝、冨田ラボの冨田恵一さんが初めてやって来てくれた。いや、まあ、早い話が音の魔術師なわけでボクもワクワクドキドキでインタビューをしながらたのしい時間を過ごさせてもらった。先月リリースのShiplaunchingは極上の冨田ワールドがぎっしりです。ぜひあなたのライブラリーに加えましょう。

さて、彼が帰る前にボクもProtoolsを使ってアレンジしているのでレクチャーをしてもらうことにした。ジッと眺めながら冨田氏はきっと「ほら、そこ、そうじゃなくてショートカット出来るのに。あらら。ま、そんなとこで切っちゃって、も、ほんとにセンスないのね。」なんて心の中でつぶやいていたんだろうな。でもお構いなしに作業に没頭するのもなかなか健気なものでよろしくってよ。うふ。

雑感雑記 #253  (3/27/06記)

「一念発起」

「どうやらうかうかしている場合じゃないらしい。」
「こんなぬるま湯にどっぷりつかっていていいのだろうか?」
別に何があるってわけでもないのに、人生こんなことをフッと感じたりするときってありますよねえ。

他にも例えばボクなんかがオンエアで「地球温暖化を進めないためにも少しでも二酸化炭素削減を心がけましょう。」とか言ったりするたびに「そうそう、なんとかしないと。でもどこからスタートしたらいいのかわかんないの。」なんてこともありますよねえ。

そんな人たちにお勧めの「本」と「映画」を今回は強力にご紹介しましょう。

先ず「本」は理詰めな数学者なのに情緒を説く藤原正彦先生の大ベストセラー「国家の品格」。
タイトルはとても堅苦しい本なんだけど、中身は「正にその通り!」と脱帽の真理がたっぷりと述べられていて間違いなく降参します。 ボクがこの雑感雑記で言いたいことのすべてを記述されているといっても過言ではないでしょう。

そして「映画」は西区九条のシネ・ヌーヴォで始まったばかりの「ザ・コーポレーション」です。
傲慢な人間のエゴ、またそのせいで地球がそして人間が破壊されていく現実を目の前に突きつけられます。
4月7日までは午前10時20分からのモーニングショー、それから14日までは午後6時50分からのそれぞれ1日1回上映で公開されています。

インタビュー形式の映画で目まぐるしく変わっていく画面を字幕と共に追いかけるのは最初そのスピードについていけずちょっと辛いかもしれません。 でもそれも最初の一瞬だけで、知らぬ間にあなたはこの人間ドキュメントに引きずり込まれていることでしょう。

「国家の品格」を読み終わり、「ザ・コーポレーション」を見終わった瞬間にあなたは自分のいる「ぬるま湯」からきっと立ち上がる決心をされることであろうと信じて疑いません。 強烈な太鼓判と共にお勧めします。だからどちらも体験してください。ぜひ体験してください。あなたは世を憂うことになりますが、でも同時にあなたの心は豊かになるはずだから。

と、まあ、ほんとならここで今回の雑記はおしまいなんですけど、ちょっとしたことがあったのでつけくわえておきます。
実はシネ・ヌーヴォに行くのは初めてでした。ちょっと迷っていたら上映時間が過ぎてしまいました。 静かに入場すると映画は始まったばかり、でもどうやら70数席の場内は満杯のような気配。 「あらら、2時間以上も立ちっぱなしなのね。どうしましょう。」って途方に暮れていたら映画館のお兄さんだと思うんだけどボクの肩を後ろからトントンって叩いてちっちゃい声で「パイプ椅子が後ろにありますよ。」って教えてくれました。

ちょっとしたことなんだけど、たっぷり温かい気持ちになりました。「ほんまにありがとう!」

雑感雑記 #254 (3/28/06記)

「賛否両論」

意見はガンガン交わされるほうが健康的であると信じます。
だからボクの意見を述べることにします。「反対」です。とっても「反対」です。

ニュースに小学5年生から週1時間成績をつけない英語の授業がまもなく必修化されるとありました。中央教育審議会なんて専門家がうじゃじゃいるところが決めるのですから、間違ってはいないんでしょう。でもそれは彼らの視点から見て間違っていないというだけで、ボクの視点からは「大間違い」なのです。

報告書には「国家戦略」なんて言葉も見えますが、大方は「国際人」を育てるなどの目論見があるのでしょう。しかしそれに対する答えは「否」です。

真の国際人を育てたければ何よりも「国語」を尊重するべきです。コミュニケーション能力育成のためという美辞麗句で削り取られる物理的な1時間を「成績をつける国語」の時間として使うべきでしょう。

言語は意思を伝える「手段」です。問われるのは伝えるべき意思の「中身」です。そんな子供でも判る真理を置き去りにして、また文部科学省は「ゆとり教育」で犯した失敗を繰り返そうとしてます。

このまま公立学校にまでこのような「安易」な英語教育が組み込まれるようになると早晩「ユノワッタイムセイン?」程度で喜んじゃう救いがたい英語かぶれくんたちで日本は埋め尽くされてしまうことになるでしょう。

「国語」をしっかりと学習する。日本独自の「文学」をしっかりと読む。こつこつと積み上げられる学習の中からじょじょに自分の意見を堂々と述べる基礎能力が育ってくるはずです。確立された自分の意思を伝える手段として、その後に「英語」の学習は始められるべきでしょう。幼少期に浪費すべき学習の時間は1時間たりともありません。

今回の中央教育審議会の報告書にボクは真っ向から「反対」します。

3月28日(火曜日)

地球ゴージャス、岸谷吾朗さん、寺脇康文さんがやって来てくれた。これでもう6回目の登場になる。で、今回は何と次回のお芝居で共演の蘭香レアさんもご一緒だった。インタビュー開始直後から何故かボクはターボがかかってしまって鼻をクンクンしてしまった。

さて6月下旬には大阪フェスティバルホールでそのお芝居Humanity が始まります。みなさんもぜひ地球ゴージャスのお芝居に浸ってみてくだされ。

今回は特にゴージャス史上最多47人が出演するということ。ひとりくらい増えてもいいだろうと番組の後ボクもオーディションをしてもらった。結果は書留で郵送されてくるそうだ。どうやら5月以降は大阪東京のとんぼ返りで忙しくなりそうだけど、ボクがんばります。みなさんも応援してね。

雑感雑記 #255 (3/29/06記)

「十年一昔」

辞書によると「10年たてば昔のことと言える。世の移り変わりの激しいことを、10年を一区切りとしていう語。 」とあります。

国が変わっても人は同じ感覚を持つようで英語では10年を単位とした Decade (デケイド)という言葉があります。英語圏の人でも「10ネンハ、ヤッパ デケイド!」ってとこですかね。 

わっ、失礼しました。

昨今の技術革新を眺めているとこの言葉も死語になってしまい、これからは「一年一昔」くらいでちょうどいいのではと思います。技術革新の著しいアメリカでは国防省や財務省を中心にDecade の使用を中止して Mijicade (ミジケード)に変更してしまおうという討論が連日連夜活発に行われているそうです。ま、これは当然未確認なんですが。

さてさて、Decadeの上の単位、英語ではGenerationという言葉になります。日本語では「世代」です。辞書によると「子供が大人になり,その子が生まれるまでの約 30 年間」とあります。「なるほどね、だからジェネレーションギャップね。」と感心しながら「世代」の意味を再学習しました。

過日のニュースに「日本、中国そして韓国は2010年の実用化を目指す第4世代携帯電話の規格の標準化に向けた共同研究などを今年中に具体化することで合意しました。」とありました。「世代」の意味を学習したばかりのボクは「ふむふむ、第4世代ということは、30X4で120年。そうか、携帯も1890年に世に出てボチボチ120年。」と思った瞬間「ん?」っとなりました。

検算をしてみましたが、やっぱりボクの計算は間違っていません。どこかで誰かがこんな簡単な計算を間違ってしまったようです。きっとそうに違いありません。

雑感雑記 #256 (3/30/06記)

「それなりに・・・」

朝802に行こうとしたら、毎日お世話になっている自転車がパンクしていました。
早朝なので自転車屋さんも当然閉まっています。が、しかし、こんなときのためにわが社にはもう1台スペアの自転車があります。この話を聞いて人は「スペアの自転車を持っているって、なんてリッチな会社なんだ!」と羨望の眼差しを送ってくることでしょう。恐縮です。

閑話休題。

久しぶりにスペアの自転車に乗ったら、違うんです。何もかも違うんです。走り出しが軽いのです。ハンドルも相当軽くて、スピードもぐんぐん上がり乗っているのが楽しい感じ。そ、要するにすべてが「軽い」のです。ま、相当前にスタッフ用に買った自転車なので、いまどき見かけなくなったカマキリハンドルのママチャリなのですが、本当にご機嫌でした。ボクが「うんせうんせ」とカマキリママチャリをこいでいる姿は滑稽かもしれないけれど、乗り心地はホントにゴキゲンだったのです。

どうしてこうも違うのかを考えました。どう考えても購入価格以外に相違は見出せません。
カマキリママチャリは確か2万5千円くらい払いました。対して今朝パンクした愛用のチャリは新品で購入したにもかかわらず7,980円だったのを昨日のように覚えています。

やっぱ値段が3倍も違うということは、あっちゃこっちゃの部品に「それなり」のものが使われて、そんな「それなり」の積み重ねがこんな大きな違いを生み出すってことを改めて実感しました。

「それなりに・・・」効果はやはり歴然とあるものなんですね。
たいしたことじゃないけれど、ボクにはとっても新鮮な驚きでした。

「あんなアホなことばっかゆったはるけど、ヒロさんも『それなりに』がんばってはんねやね。」と言ってもらえるように、早いこと大人になろって思いました。(って、まだなってないんかいっ!)

3月30日(木曜日)

先月2nd.アルバム「響木」をリリースしたばかりのKengoくんがやって来てくれた。1年ぶり2度目の登場だけど、久しぶり感もなく楽しく会話が弾んだ。

ギターも持ってきてくれたのでアルバムから「木漏れ日の午後」と「嘘つき」の2曲もスタジオライブをしてもらった。ステキな歌声にBBSの反応もすごかった。アルバムに興味のある人はネットからも買えるとのことです。ぜひ1枚。

http://www.organic-human-design.com/kengo/

 


彼のギターは特別に作られた世界に1本しかない Kengo モデルなんだって。ギター好きのボクはめちゃくちゃいい音のする彼のギターがとっても羨ましかったので彼の気づかないうちに、こっそりとボクの名前を表板に書き込んでおいてやった。気づいたらビックリするだろうが、今のところまだクレームが来ていないのでどうやら気づいてはいないらしい。うひゃひゃ。

雑感雑記 #257 (3/31/06記)

「ふっと・・・・」

足の爪を切っている格好って滑稽だと思いませんか。
からだを目いっぱい折り曲げて、あるのかないのかわかんない小指の爪をお肉まで切ってしまわないように切ろうとしている姿って哀しくもおかしいものがあります。

どこかの広場に、ちょうど足の爪を切りたかった人たちを1000人くらい集めて地べたに腰をおろしてせ〜ので爪を切ってもらったらお互いにその姿を見ながらきっと涙を流しながら笑い転げてしまうだろうなと思いました。

foot思いました。

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