HIRO T'S DIARY
● 10月前半の日記 ●
10月1日(水曜日)

もう10年ほど続けさせてもらっているMBS毎日放送のアメリカン・フットボール・ハイライト。今年はアメフトも入れつつ、もっとワイドに様々な熱いスポーツにも目を向けようというコンセプトの元、リニューアルがなされた。その名もHiro T's Hot Sports Dream。今日だけは特別に週の真ん中のオンエアになったが、一応予定ではこれから毎月月末の日曜日にオンエアされていく予定である。

先ずはメイク室で気合いの1ショットを決めてみた。

そしてその第一回のゲストは・・・・


セレッソ大阪の若きエース・ストライカーの大久保嘉人選手であった。勿論初対面。でもやはり今は大阪在住だけあってボクの802の番組もよく聞いてくれているらしくすぐに打ち解けた。一言で言うとやっぱり体育会系の硬派な好青年である。和気藹々と収録はスタートした。背中越しの写真は普段見ることが出来ないはずなので貴重だよ。モニターが写り込んでいるのが判ると思う。そしてモニターの絵が「右・左」反対になっているところに注目してほしい。(要は鏡ではないということ。)これって慣れていてもちょっと気色悪いよ、ホント。

真剣なインタビューの模様。
打ち合わせ中に顔を出すどこの世界にもいる暇な人

ちょっとブレークタイムが出来たので副調整室で、一緒に番組を進行してくれる八木早希アナとなごむ。んが、そのブレークは必要なかったことに気づいてすぐスタジオに戻って3人の所を収録。八木アナが告知をしている間に大久保選手の肩によっかかってみた。人は「将来の日本のエースに何をする!」と怒るかもしれぬが、はっきり言って楽ちんだった。ヘディングやパスもやってみた。人は「プロ中のプロと何をする!」と激怒するかもしれぬが、はっきり言っていい勝負だった。ハハハ。

画面には最高3人しか写らないが、スタジオには20人ぐらいがひしめく中収録はエンディングに向かって突き進んでいった。

「おつかれさま!」の声を聞いて3人で記念撮影をした。大久保くんが早希ちゃんに心なしか近い場所に立ったのでレッド・カードを突きつけてやった。「んなこと言うヒロさんも・・」と遠慮気味にイエロー・カードを出そうとする大久保くんがかわいかった。

別れ際に「今晩、メール入れときますよ。」と爽やかな笑顔で言った大久保くんから2日経ってもメールは届いていない。

Hiro T's Hot Sports Dream の次回オンエアは10月26日日曜日の午前12時半からの30分間。(だったと思う。)時間も比較的早いのでぜひ見てくださいね。

10月2日(木曜日)

A-Show ウイークリー・ライブの朝。今朝は新聞に「A-Showが出演の決まったミナミ・ホイールについての決意を語る」とすっぱ抜かれていたので語ってもらった。「ぎゃむばります。」との熱い言葉が語られた。

「ハッピー・ブルー」という彼が17才の小僧の時に初めて書いた曲をやってくれた。次回の出演は8日水曜日の午前8時台である。まだ彼を聞いたことない人、ぜひ聞いてね。

オンエア後に食事を摂った。とっても和風がお似合いのAさんと、洋風がお似合いのTさんの醸し出す絶妙の折衷画をお楽しみあれ。

10月3日(金曜日)

昨日、今日、明日とブルー・ノートでライブをしている復活なったクルセイダーズが来てくれた。一番右はもう20年近く親友をさせてもらっているピアノのジョー・サンプル、そしてその横が初めて番組には来てくれたサックスのウイルトン・フェルダー、一番左は番組には2度目の登場、今回はクルセイダーズでギターをしているレイ・パーカーJr.なのである。考えてみればすんごいメンツなのである。たのしくインタビューをさせてもらった。

ボクが一番ボスっぽくなるように写真を撮らせてくれって頼んだら、ボスっぽくなるように撮ってくれた。やはり大物たちである。そして子供のボクは大満足したのであった。めでたし、めでたし。

10月6日(月曜日)

キンモクセイのヴォーカル伊藤くんとベースの白井くんがやって来てくれた。キンモクセイはいつも色とりどりペアで来るのだがこのペアは去年の7月以来2度目である。

ニューシングルと間もなく出るアルバムの話しなど、そしてライブの話しなどを、カレーの話しの合間に聞いた。ほのぼのとたのしい時間であった。

大阪でも有名なインデアン・カレーを食べた伊藤くんに感想を聞いてみると「おいしかったです。」とめちゃめちゃ直球の答えしか返って来なかったので、写真を撮りながら批判をしてみた。白井くんは怒られている伊藤くんを見て実に小気味よさそうである。白井くんはまだインデアン・カレーを食べていないので次回のレポートがとても楽しみである。

10月7日(火曜日)

先月末にニューミニアルバム「トワイライト」をリリースした浜崎貴司さんがほぼ1年ぶりに帰ってきてくれた。角が取れてマイペースを知った男の今がたっぷり入ったアルバムである。そんな話しやあんな話しなどをしつつ、時間はアッと言う間に過ぎ去った。


去年の802忘年会で彼がBingoして当てたにも関わらずほぼ1年ボクが保管していたルーマニア体操選手の貴重な写真集を一度本来の持ち主に返したのであるが、でもやっぱり惜しくなったので取り返そうとしたらケンカになってしまった。どうやらまだ大人までの道程は遠く険しそうである。

10月8日(水曜日)

A-Show 43回目のウイークリー・ライブの朝。今日は8時台のゴールドのコーナーへの出演だったのでレオン・ラッセルさんの A song for you を熱唱してくれた。いつもそれなりに構図した写真をアップしているが、今日は全く素で撮ったスタジオライブの時の写真だ。ラジオでいつも聴いて想像してくれている通り、A-Showはちゃんと絞り出して歌っている。そして自分でもびっくりしたのはボク自身もやっぱ真剣な顔をしてるんだね、これが。当たり前なんだけどちょっとした発見だった。

10月9日(木曜日)

近藤等則さんが来てくれた。彼にとってはチャレンジでもなんでもないんだろうが、ボクから見ると日本伝統芸能の端唄・小唄とジャズを融合させたアルバム「The 吉原」(今年5月リリース)はある種衝撃的な作品だったりするのである。今晩バナナホールで栄芝さんと一緒にするライブの話しやアルバムの話しから、さまざまな顔の近藤等則さんと接することが出来た気がする。10年以上ぶりにご一緒したボクの感想はあの時の「こわい人」のイメージから「時間をたのしむ人」へと変わった。ただ、写真を撮るときは「こわい人」のイメージを優先して一応かしずかせていただいた。近藤さんも「ヤダヨ〜、オレ」と言いながらこわい人のふりをしてくださった。たのしい時間をありがとうである。

帰り際彼のプライベート・レーベルからリリースするFree Electroのアルバム「Over the rainbomb」をいただいた。レインボーではなく「雨のように降る爆弾」であるところに注目。イラク戦争まっ盛りに作られた曲達には彼の「非戦争への意識」がしっかりとすり込まれている。ビクターからの流通になるそうなのでライブラリーに1枚ぜひ。

10月10日(金曜日)

キャンディ・ダルファー初登場。昨日から明日までブルーノート出演中。今までとっても会いたかったアーティストの1人だ。彼女の生い立ちやオランダのこと、そして最新アルバム「Right in my soul」の話しなどをたっぷりとたのしんだ。インタビュー前は「ツンケンしてたらどうしよう?」ってちょっと不安だったけど、ほんとに気さくな才女だった。


帰る前にボクの秘蔵のサックスで「ドとレとミとファ」の音が出ないので教えを乞う。するとあんなに気さくで美しかったキャンディ先生はメチャメチャ厳しくなった。泣きそうになったが、ボク、ぎゃむばったのだ。今は「ファ」の音だけが出ない。
10月11日(土曜日)

昨日10日に箕面にグランド・オープンした巨大モール「ヴィソラ」の中にできたHMV箕面にお出かけをした。番組って言うよりボクとボクの友人たちのピクニックって気分で。すんごい道も混んでるって聞いていたので電車で北千里にたどり着いて、そしてタクシーで渋滞の始まるところまで移動してそこから徒歩15分ぐらいで到着した。ピッカピッカのモール、そしてHMVだった。

たくさんのお客さんが待ったくれている中、午後1時にボクのMCでHiro T's Morning Jam presents "New Breeze Extra" は始まった。


トップバッターはA-Show。満員のお客さんをしっかりと乗せて熱演してくれた。最後の Happy & Blue では弦がぶちきれるくらいの演奏だった。ステージ後「後で給湯室へ。」って冗談で言ったらみんなが「こわ〜い」ってマジで反応したので、今後は給湯室という単語を使うことは止めた方がいいなって思った。せめて「すべり台」にしよう。


そして2番手は広沢タダシ。今朝まで東京でアルバムレコーディングをしていたという彼。ヘロヘロ状況でかけつけてくれた。疲れているにもかかわらず、ライブはやはりストリートで鍛えた成果、朗々と歌い上げてくれた。そして疲れているにもかかわらず、ボクとのトークではズバズバ切り込んでくるヤツなのである。


3番手は今や押しも押されもせぬギター・インストの大御所、押尾コータロー。もうホントに余裕しゃくしゃくでライブをたっぷりと魅せてくれた。今日もほんまにええ音をかましてくれた。そしてそこでお客さんへのサプライズ・プレゼントが出た。広沢くんが11月27日にリリースするアルバムで一緒にやった「悲しみのぬけがら」をデュエットでやってくれたのである。広沢の曲がまた全く違った顔つきを見せた瞬間だった。パチパチパチ。

最後は3人でもう多分ぜったい繰り返されることのないセッションが始まった。ド頭は不協和音の連続で思わず止めに入ったが、気を取り直して始まった「上を向いて歩こう」はしっとりと味がしゅんでいた。おいしかった。ステージ脇にいたボクまで一緒にハミングしてしまった。

このライブの模様の一部は14日から17日までのボクの番組で来られなかったみなさんの為にもオンエアする予定だ。

帰り際に表は混んでいるのでとりあえず柵をよじ登って帰ろうと相談して乗り越えたのだが、その向こうはコンクリートの壁であった。

10月13日(月曜日)

以前の日記でも紹介し、ここからもリンクを貼っている書家、南野晃正さんが今回版画とのコラボ・トレーナーを限定で制作したといってボクにもシリアル#3を持ってきてくれた。背中一面の版画の龍に入れられた金の筆が映えている。おもしろいトレーナーなので記念撮影がてらアップしてみた。

彼の手作りTシャツに興味のある人はぜひ彼のホームページも覗いてみてくださいね。(http://fudemoji-koho.com/

10月14日(火曜日)
A-Show45回目の登場。今日は「明るい表通りで」をやってくれた。外がうざったい天候なのでええ感じで聴かせてもらった。次回は20日月曜日の午前6時台に決定。今日の写真はいまいちよくなかったのでアップしない。俺の日記だから好きにしていいのである。ハハハ。
10月15日(水曜日)

今月のヘビー・ローテーション・アーティスト、Vo Vo Tau が来てくれた。初対面なのに、年の差も鬼ほどあるのにスタジオに入ってきた瞬間からブラザー・シスターな空気が流れた。ええ感じにゆる〜く、笑顔のインタビューが続いた。このまま変わらずにええ音楽をゆる〜くつくり続けてほしいとほんまに思った。

ライブはまだ関西では決定してないみたいやけど、来年の初夏には絶対一緒にやりたいって思った。

写真後左から高知出身ベースのPei、広島出身ドラムのSugar、そして姫路出身ギター・プログラミングのRyo-thing、ボクの横は京都出身ヴォーカル・姫のRingちゃんである。また来いよ。

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