HIRO T'S DIARY

● 12月前半の日記 ●

12月2日(月曜日)

今日から2週間に渡ってスペシャル・ウイークスが始まった。ボクの番組は恒例のオールタイムフェイバリッツでとにかく新旧洋邦のヒット大増量で歌ってもらうのだ。ちっちゃな幸せもあちらこちらにちりばめているのでたのしんでもらえるはず。ぜひこの2週間は友人・家族・一族郎党みんなに言って802のボクの番組を聞いてもらってくださいね。

そんな忙しい中、明日はAAAのコンサート。たくさんの人の前に出るので午後に久しぶりに髪にハイライトを入れに行った。かなり気に入ったのでちょっとヘアサロンの写真風に斜め後ろから押さえておいた。意味もない一枚であるがそんな写真もあってこその日記であろうて。

12月3日(火曜日)Part1.

少路和伸画伯が来訪。10日から心斎橋アセンスで始まるクリスマス個展を前に今年の500セット限定のクリスマス・カードを持ってきてくれたのだ。鮮やかにカードに色が出ていて心が和む。いつも多謝の気持ちでいっぱいである。今回の個展はまたいろいろたのしい趣向も凝らしているそうである。ぜひ行ってみてください。

記念撮影の真ん中に収まっているちょっと怪しい人は、今んとこ怪しい人のままでおいておこう。スペシャルウイークスが終わったらまたじっくりとみなさんに紹介したい人物なのである。しかし、今日のところはまだ怪しい人でしかないのでとりあえずギターを磨いておいてもらった。

12月3日(火曜日)Part2.

お昼間もなんやかんやと忙しく、そして夕方からは大阪城ホールで10回目を迎えるアクト・アゲインスト・エイズのコンサートである。バタバタと駆け込んだら誰もいない。長い夜になりそうだ。腹がへっては戦は出来ぬ。関係者用に用意された中華バイキングをこっそりと且つガツガツと喰う。(食券がいるとのことであったが拝み倒して1食分確保。正に職権濫用である。)食べながらも入ってくるアーティストがいないかと虎視眈々とあたりを睥睨する。

しかしながら食べ終わってもしばらく誰も入ってこなかった。


楽屋で12月20日に放送予定の「ストップ・エイズ・ビフォア・クリスマス」用のインタビューを出演順にしていった。先ずはつじあやのちゃん。去年に続いてのオープニングの大役に若干緊張気味。「あがるで、あがるで!」ってやさしく脅してあげたら顔がこわばってた。ちょっとかわいそうなことをしたかもしれない。続いてはビギン。もう彼らとは兄弟同然。和やかな中にインタビューは終始した。ちょっとだけ脅してやろうかと思ったが微動だにしてくれなかった。くやしかった。

シングライクトーキング。3人揃ってお話しするのは久しぶり。インタビューもそこそこにヒソヒソ話を始める竹善とボクを見て藤田、西村両氏はあきれ果てていた。

Sakuraと矢野真紀。出演後にインタビュー。澄み切ったふたりの歌声の絡み合いには本当にノックアウトされてしまった。ディーバふたりに囲まれて一番幸せであった。

ゆずの2人もライブ後にインタビュー。ちょっとお久のライブでかなり緊張したそうである。でもライブはやはり会場を明るくした。インタビュー姿勢のままの記念撮影になった。


そして竹仲さんと石田さんのユニット、BAHOである。この2人にだけはいつもこてんぱんにやられる。ほんまに怖い人たちなのである。緊張の上にも緊張を隠せないTさんの様子が見て取れることであろう。しかしライブはやっぱ手練れの強者だね。会場をギンギンにしてくれた。やっぱ、やりはるわ、この2人。でもここでいっぱいため込んだフラストレーションをスクープ・オン・サムバディにぶつけてやった。Kohichiroも微笑んでいるがこの後すぐにボクに後ろ回し蹴りを喰らわされたのである。楽屋ではこてんぱんにしてしまったがトリを勤めたこの3人、ステージ上では堂々としたものであった。ほんま、大きなりやったわ、この3人。だからこの写真は益々の活躍を祈念しての渇入れと言えるものでもあるのだ。

本編が終わりアンコールセッションの前にステージに立った。時間がかなり押して既に午後10時半。でもやはりセッションの前に会場のみんなに「学習」「知ること」の大切さを一生懸命訴えた。静かに聞き入ってくれていたみんなの心にボクのメッセージが届いたことを切に祈っている。届いたはずである。

そしてアーティスト全員によるセッション「翼をください」で今年のAAAは幕を閉じた。みんな何かを持って帰ってくれたことであろう。

打ち上げにも参加せず大慌てで会場を後にした。すぐに寝られず就寝は午前1時。2時間の仮眠とも言える睡眠を貪った。

いい1日だった。

12月9日(月曜日)

12月に入って街のあちらこちらに電飾を施された木々を見かけるようになった。なぜだかはわかんないんだけど、寒い夜空の下に瞬く灯りの風情はこころをほんのりとあたたかくしてくれる。

以前からの夢でもあった電飾をうちの事務所の角に立っているやまぼうしにもつけることを思い立った。こうやって写真で見るとそんな数には見えないがこれでも1000個以上の豆球がやまぼうしを包んでいるのである。やっぱめちゃめちゃきれいである。木枯らしの中に立つやまぼうしくんもとってもあたたかそうである。毎日午後4時から午前6時まで点灯することにした。ひっそりとした場所ではあるが夜に街ゆく人たちのこころもほんのちょっとでもあたたかくなればと思っている。

フラッシュをたくと全然雰囲気がこわれてしまうので下左の写真は豆球の灯りだけでボクを撮ってみた。ほんのりとしか顔が写っていないけどうれしそうなボクの表情が見えるでしょ。下右の写真は3階にあるボクのオフィスから1階のやまぼうしくんを眺めたところです。この写真を撮りながらもニヤケてしまいました。

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