HIRO T'S DIARY

● 10月後半の日記 ●

10月16日(火曜日)

ウイ、サバビヤン、オレビエン、ボンゴレ・ヴィアンカっていくらでもボクのフランス語インタビューは続くのであるが、それではあなたには何のことだかさっぱりわけわかめだろうから普通の日本語の日記にしてあげる。クレモンティーヌさんが久しぶりのお客様でした。ブルー・ノート公演のプロモとベストアルバムのお話しなどなどを流暢なフランス語で交わしたわけだけど、嗚呼、やっぱり日本語にするとその微妙なニュアンスが伝わらなくて隔靴掻痒だね、まったく。んま、とにかく最近は心のイガイガが肥大化してしまっている。そんな時にはなんでもよろしい、彼女のコレクションからCDを選び出して聴いてみること。きっとやんわりとまろやかな気持ちに包まれることでありましょう。それでは、今日のところはこのへんでオールボァ〜〜。

10月18日(木曜日)

The Jerry Lee Phantomからヴォーカル、ギターのひさしくんとキーボードの鮎子ちゃんがゲストであった。いよいよ明日からのミナミホイールにも出演。ボクの「見に行く」リストにもちゃんと入っている奴らである。ニューアルバムとシングルのプロモーションであったが、彼らはシングルにライブバージョンをスコーンって入れるぐらいのライブに自信ありのバンドである。とにもかくにもライブを見てくれ!っていうのが一番の彼らからのメッセージであろう。いや、ほんまマジうまそうやで。

ちなみに鮎子はかなり天然な感じが良かった。

10月19日(金曜日)

直太朗くんが5回目の登場。11月にインディだけど2枚目のシングル「ワスレモノ」が出るので来てくれた。いつものようにギターを持って今日は「ソフィー」を歌ってくれた。変わらず魅了される声である。尚かつ以前にやってくれたときの出来が自分では満足出来ないってことでの再演。彼の真摯な姿勢がみえるお話しである。ミナミ・ホイール出演の話しなども聞いたひとときだった。

出番終了後にきっとボクにあこがれているのであろう、唐突にDJをオンエアに乗らないマイクでやり始めた。本人はご機嫌だが「まだまだ蒼いよ、何とかしなよ!」ってマネージャーさんにこっそり伝えておいた。

そして夜はミナミ・ホイール。勿論アンクルTとしては直太朗のことがとっても気がかり!彼の時間帯は3アーティストを回る予定だったのでちょっとしか見られなかったがステージの上で熱唱している直太朗を見て安心した。一生懸命だった。ミナミ・ホイール・レポートの役目もあったのでノートPCを持って全部で7アーティストのライブをカバーした。やはりこのイベントは忙しいものである。あっと言う間に時間が過ぎていく。ただ、レポートで撮った写真をアップするだけの技量がなかったのが悔やまれる。明日にでもアビバの入会申込書をもらいにいくとしよう。

10月22日(月曜日)

昨晩ミナミ・ホイール最終日、ビッグ・キャットで熱いライブを魅せてくれた熱いロッカーたち、Shameが今日のお客様であった。ニューアルバムWaveformと11月のライブの話しを聞く意図であったが、どうもこの人たちとは話しが膨らんでしまってしょうがない。人たちと言うよりは、ほんとはこの人と限定する方がいいのだが。んま、とにかくまたまた時間を大幅に延長したとは言いつつ楽しいひとときであった。

マジな話しをひとこと。ライブにすごく脂がのってきている。体脂肪率100%の世界とでも言おうか?とにかく一度ご賞味あれ!スッカ〜〜ッとさせてくれるはずだ。

上の写真はcuttくんとtakeyaくん。いわゆるリズミックなメロディ隊であるね。なかなか二人とも締まった顔つきを見せてくれている。

 

そして左はベースkoshoくんとドラムス子の「お兄ちゃん」ことkazutomoくん。いわゆるタイトなリズム隊である。インタビュー中のショットである。koshoくんは真面目にボクの言うことを聞いてくれている雰囲気であるが、お兄ちゃんはやっぱりカメラ目線なのである。(んっとに、ったく。)

そしてインタビュー終了後のなごみ写真。cuttくんは奥歯を噛みしめて何やら期するところがあるらしい。takeya,koshoの二人は普通に写真に収まって好印象なのであるが、お兄ちゃんは何だかひとりで楽しそうである。かく言うボクもとりあえずさりげに足の長さを彼らに誇示してやろうと赤いトラクターの小林旭さまを気取ってみた。みんなの尊敬の眼差しが印象的であった。

10月23日(火曜日)

ミナミ・ホイールで怒ファンクなステージをたっぷりと魅せてくれた森広隆くんがやって来てくれた。2回目である。7月の時はまだインディーズであったが今は堂々のメジャーデビューをしたばかり。でもまだどきどき、おろおろしている好青年を縦横斜めとインタビューで切り刻んであげた。どきどきしつつも彼も楽しい時間だったのではなかろうか?即興でスティービーの迷信やCharのSmokyをやってもらった。勿論持ち歌も披露してもらい、その何れもとってもうまかったので、悔しかったボクは記念写真の時に彼がカメラ目線で気づかぬのをいいことに弦をピンピンに張ってやった。きっと後でネックが順反りになって涙することであろう。しかし、これも勉強なのである。また、おいでや。

10月25日(木曜日)

昨日通算5枚目のアルバム"Just a girl"をリリースしたばかりのボニー・ピンクがやって来てくれた。ラジオゲストが相次いでいて結構アルバムまわりの事をお話ししているだろうから、どちらかと言えば彼女のキャラなどが見えやすいプライベート話を中心に話しを聞いた。今まで何度かゲストなどで話した中で今日はひときわリラックスしておしゃべりが出来た気がする。彼女が持っているミネラルは1リットルボトル。たっぷり飲んでるとみずみずしくなれるそうだよ、試してみれば?記念写真で少し彼女の後ろに立っているのは俺の顔が少しでも小さく写る手法である。そしてそれを言ったら彼女も「いつも私が使う手や。」と意外なところでマインドの一致をみた日でもあった。これからもええ曲をよろしくね。

10月29日(月曜日)
あさって「ガーネット」というシングルでメジャーデビューするギターのRyotaとヴォーカルのPyonの二人組Tripmeterが来てくれた。なかなかに激しい歌ゆえにかなり気むずかしい二人かなって思っていたら見事に初上陸の大阪にとけ込んだ若者たちであった。まだデビュー直前で全てはこれからという二人なのであるが、きっとこの厳しい業界の中に鋭くくい込んでいくであろうと予感した。我々の初対面はつつがなく終わり、また仲のよい友人を得ることが出来た。がんばってくれ!応援してるぜ!
10月31日(水曜日)

デビュー3ヶ月。2枚のシングルをリリース。そして来月アルバム"Slow Food"をリリースするBrownies=市橋秀哉くんがゲストであった。彼の書く曲には彼なりのフィロソフィーがぎっしり詰まっている。詞は感情の襞を細かく表現し、メロ・リズムは音の万華鏡である。きりっとした青年でアーティスティックな気配がひしひしと感じられたがインタビューではボクの普通のリードにごく普通に反応してくれた好青年であった。

記念撮影であるが、彼は非常にナチュラルに、そしてボクは昨日のヘア・カットが全く気に入らずに写っている。笑顔を装っている寺平は不自然である。明日もう一度アジャストをしてもらいに行くのである。プンプン。

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